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アスペルガーとウェゲナー
No.8812  Sat, 17 Nov 2001 22:02:47 +0900  鷲羽丸 [この発言にコメントする]

 アスペルガー症候群の発見者(と言っていいのか?)、ハンス・アスペルガー。
 彼が「知能・言語が標準的だが、自閉症の特徴を持つ子供」について論文を発表したのは1944年。ところがこのアスペルガーの考えは、他の自閉症の専門家からはほとんど受け入れられることはありませんでした。
 1980年代にローナ・ウィングが「アスペルガー症候群」の名を世に出してからも、認知されるまでは至りませんでした。その頃、アスペルガーはすでに天に召されていました。

 そのアスペルガーの研究は、近年になってようやく受け入れられ、「アスペルガー症候群」は発達障害の一種との位置付けが、50年以上の時を経てなされました。

 ここでわしは、アスペルガーと似たような境遇の、ひとりの人物を思い出しました。
 ドイツの気象学者、アルフレッド・ウェゲナーです。
 「大陸移動説」を最初に唱えた人です。

 彼はある日、地図を眺めていて、アフリカ大陸と南アメリカ大陸の形が、ちょうどひとつのものをふたつに引き離したように見えることに気づきました。
 そして、氷河分布や動植物の化石の分布などから、
「大昔、大陸はひとつだったが、時を重ねるにつれ、それらが動いて現在の形になった」
との「大陸移動説」を唱えました。
 しかし、大陸を動かす力が何なのかの説明がなかったため、ウェゲナーの説は軽視され、やがて語られなくなりました。
 その後ウェゲナーはグリーンランドへ探検に行きましたが、そこで帰らぬ人となってしまいました。

 それから20年ほど経ってから、手のひらを返したようにウェゲナーの説は見直され、大陸移動は肯定されることとなりました。

 この両者、「生きている間には認めてもらえず、死んでから認められた」という共通点があります。
 ふたりとも、業績を認められないまま死んだことで、どう感じたのでしょうか。
「私の研究が世に受け入れられなかったのは、無念だった」という「後悔の死」だったか、それとも
「いつか私の考えは間違いではなかったと、証明されるときが来るだろう」という「わずかな希望をいだいての死」だったでしょうか……
 あ、大きなお世話ですかね、おふたりにとっては。

 「大陸移動説」の言葉を小学校5年のとき知った   鷲羽丸


軽度発達障害者に手帳は必要か??
No.8811  Sat, 17 Nov 2001 21:58:02 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

みなさんこんばんは。
 私は今日よこはま発達クリニックへ行ってきました。
カウンセリングの日でした。
 カウンセラーの方の話によると、私の場合、もしものときのために手帳を取得しておき、障害者年金がもらえるようにしておいたほうがよかろうということでした。
 
 しかし私は以前、地元の役所に手帳が取れるかどうか尋ねたところ、「検討はしてみますが、おそらくは取得できないでしょう。」という話でした。
 また精神保健センターでも相談にのってもらいましたが、そこのソーシャルワーカーの人の話では、「アスペルガー症候群は精神保健手帳の対象になるが、知的障害者の療育手帳の対象となると難しいでしょう。」ということでした。
 もっともこれらの手帳の取得条件は、都道府県によって考え方がばらばらで、関東では東京都や神奈川県では、ASは療育手帳の取得条件に含まれているようです。 また大阪府では、地元のLD児・者親の会が、福祉当局に「手帳の取得に対して、求める人には、弾力的に対応してください!」という意見書を提出したようです。

ここまで踏まえて頂いたところで、みなさんに質問です。

軽度発達障害者に手帳は必要でしょうか?
また必要とすれば、既存の手帳で良いのでしょうか?


Re: 子殺しと堕胎への好奇心 8798へのコメント
No.8810  Sat, 17 Nov 2001 21:46:48 +0900  マザー [この発言にコメントする]

蝙蝠(混乱型 )さん wrote:

 それに、こうもりおにいちゃんには年の離れた弟が1人いるんだ。で、その
>子が胎児であった時、こうもりおにいちゃんのお母さんは産婦人科で出産前診
>断を受けている。次男も障害児になるんじゃないのか心配だったんだ。大学の
>時にそのことを聞いたこうもりおにいちゃんはそのことに苦しんでいた。「自
>分が胎児の時に出産前診断を受けていたら、中絶されていたのかもしれない。
>自分が生まれこなければ、弟がこんな不安にさらされることはなかった」って
>ね。なんか言っていることが混乱しているみたいけど。
>

私は23歳で長男を妊娠し、24歳で出産しました。
医師に妊娠を告げられた時、喜びよりも戸惑いのほうが大きくて
子供が子供を産んでいいのだろうか? なんて思ったりもして……。
ドラマでよく奥さんがご主人に妊娠を告げて、ご主人が大喜びをするシーン
を見たりすると、白けてしまうんです。なぜ、そんなに喜びを表現できるのか?
私の主人も喜びよりも、戸惑い気味の表情だったから。

私は妊娠自体を喜べなかったのに、はじめて心音を聞いたとき涙がでたんです。
生命の鼓動が自分の中で息づいていることを実感したから。
そのとき決心したと思います。この子を産もう、と。

二人目を妊娠した時、長男がまだ、1歳半で障害のことは分からなかった。
もし、その時点で分かっていたらどうしていただろう。

あの頃の私は二人目を産む勇気があっただろうか……。

> 不快な経験が好奇心に変わって、その問題に没頭しつづけるというのはボク
>には分からない…。みんなはどう思う?

こうもりさんは、人間の本質を暴きたくなるタイプ?


Re: 子殺しと堕胎への好奇心 8798へのコメント
No.8809  Sat, 17 Nov 2001 21:28:51 +0900  蝙蝠(悪魔型 ) [この発言にコメントする]

 蝙蝠(悪魔型)である。混乱型の小僧がわたしの考えに従わず、余計なこと
をコメントしたようだな。ここではこの件に関するわたしの考えだけを述べて
おこう。

蝙蝠(混乱型 ) wrote:

> この話は本当にあったことだったんだって。こうもりおにいちゃんのお母さ
>んは「子供がどんなに障害を抱えていても、わたしは立派に育ててきている」
>ということを言いたかったみたい。でも、中学の時のこうもりおにいちゃんは
>この話を「僕は殺されても仕方のない子だったんだ」と理解しちゃったんだ。
>障害のことに気がついたこうもりおにいちゃんはだんだん子殺しの問題にのめ
>りこんでいった。

 こうもりの奴が勝手に誤解していただけの話である。混乱型の小僧がなぜそ
のことを心配しているのか理解できない。また、仮に親から生きることを望ま
れていなかったとして、それがなぜ悩む理由になるのか?多くの親は自分の子
供がよりよい状態で生まれることを期待して子供を産み落とす。赤子であった
こうもりは単に親の期待するような形で生まれてこなかっただけの話。悩まな
ければならない理由はどこにもない。

 また、本人がその経験に基づいて子殺しや堕胎の問題に没頭しているのなら
ば、わたしにそれを止める理由もない。どんな目に遭おうが好きなだけ考えて
いればよい。生命と精神を削って格闘しながら身につけたものでなければ、そ
の知識は虚無である。そのために破綻することがあってもやむを得ないであろ
う。

 究極的な真理は本人を幸福にはしない。どんどん泥沼に引きずり込んでいく
だけである。


Re: 子殺しと堕胎への好奇心 8804へのコメント
No.8808  Sat, 17 Nov 2001 20:54:19 +0900  蝙蝠(混乱型 ) [この発言にコメントする]

あさかぜさん wrote:

> 没頭するのはわるくないなと思うけど、破綻するまえに働くストッパーが内
>在していることを祈るな〜。

悪魔型と内省型のおにいちゃんにはストッパーがないんだよね〜。狂人型の
おにいちゃんがいくら止めても止まらないんだ。なんでだろう…??

 悪魔型のおにいちゃんがコメントを引き受けてくれたので、ちょっとだけ言
い分を聞いてあげてね。

> 自分の経験からしか今は語れないけど(それが一番わかりやすいから)、わ
>たしはマル高出産ということで、医師に羊水検査をすすめられたが断った。
> 事前に障害があるとわかったからって、それがどうしたというのだ?って感
>じでかなり頭にきたことは確かだ。障害があろうとなかろうとわたしは産むに
>きまっていたからだ。胎内に芽生えた命を自分の都合で抹殺することなど、わ
>たしにはできはしないと、当時は確信していたからだ。

こうもりおにいちゃんの家庭ではおにいちゃんを含めて2人の障害児を育て
るのは無理だという判断だったんだ。他にも未診断だったけど自閉人の兆候が
おにいちゃんより濃い大人の家族がいたし…。シクシク。

 どうもお話してくれてありがとう。じゃ。


無題
No.8807  Sat, 17 Nov 2001 20:53:35 +0900  Tox [この発言にコメントする]

 今日もスーパーへ行って、他の店で買うもののことを考えていたら、店内用のカゴを持って、店の外へ出てしまって、慌てて戻ってきました。
 これは単に性格がぼーっとしているせいなのか、注意力欠損なのか、それとも単なる不注意なのか…


Re: 子殺しと堕胎への好奇心 8800へのコメント
No.8806  Sat, 17 Nov 2001 20:38:12 +0900  蝙蝠(混乱型 ) [この発言にコメントする]

タレイヌさん wrote:

>蝙蝠にいちゃんは中絶されなかったはずです。なぜなら、ASは、診断できませ
>ん。DNAチェックが可能になってきている現在でさえ、無理とおもうよ。
>ダウンちゃんとかは、分かるけどさ。(詳しくは知らないけれど、少なくとも、
>弟君の時代に、やれたことは、羊水チェックだったと思うよ。今ほど、分析技
>術も進んでなかったはず)

うん、技術的にはね。大学時代のこうもりにいちゃんはとにかく生まれる前
の弟がチェックされていまったことがショックだったみたい。

>ここからは、タレイヌの主観のみ。
>不快な経験に対して、わりとあっさり避ける方法論をとるタイプと、どっぷり
>浸かって『整理に整理を重ねた』上、有機的な問題だったものを、無機的なと
>ころまで、ばらばらに消化(昇華?)してしまうタイプが、いるように思う。

 ん〜と、悪魔型と内省型とおにいちゃんは誰が何と言おうとどっぷり浸って
考えるタイプだと思う。激怒型のおにいちゃんはそもそも考えている姿なんて
想像もできない。こうもりおにいちゃんと狂人型のおにいちゃんはどっぷり考
える方だけど、周りの人が心配しているのを見たら、考えるのをやめちゃうタ
イプかな。

 大人って難しいよね。

>蝙蝠(混乱ちゃん)と、蝙蝠(内省くん)が一緒に、こうもりさんの中に、住ん
>でるんだからさぁ・・・・たいへんだね???

この件については悪魔型のおにいちゃんにもコメントしてくれるように頼ん
でいるよ。でも、でてきてくれるかな〜???


Re: 大道芸人ここにあり 8792へのコメント
No.8805  Sat, 17 Nov 2001 19:28:30 +0900  あさかぜ [この発言にコメントする]

タレイヌさん wrote:
>がむばつて(頑張って)くださいませませ。

 ありがとうござりますです。今はまだ借り物の寄せ集めばかりではござるが、いつの日か自分の芸ができるよう努力を重ねる所存にござります。

>にんげん、もって生まれた「才能」があります。タレイヌ匂いは、だめみたい。

 赤ちゃんていい匂いがするんだよ〜。うふふ。子供の匂いも好きだな〜。幼児くらいまでだけど……。頭のてっぺんから嗅ぐ。娘から「かぐなー!!」って、しょっちゅうおこられているのよ、わたし。つい嗅いでしまうもので。
 小学校の低学年くらいになると匂いが変わってくる子がいる。男の子に多い感じがするね。あさかぜは、化粧の濃いのと香水のキツイの以外は基本的に女の人の匂いは好きです。男の人は匂いが変わるときがあるから、苦手ね。←危険度感知能力のひとつ。匂いが変わったら、そそくさと逃げる。二度と近づかないように心がける。これで若い頃、「ふった」ことがあるらしい。(人から言われたのだけど、わたしはそんなふうに思わなかった)

>時々、山に行ってるのが、「タレイヌ自身」かもなあ・・・・。

 うむうむ。自身というやつは、隠れ蓑かぶって寝てたりするから、なかなか会えないこともあるかもなぁ。いつか確実につかまえてみたいものじゃよ。
 「女性である」ということは自身にあまり強い影響を与えてはいないかも?と、あさかぜは思う。まったくないわけではないが、生物学的性別のほうだけだろうな。社会的なほうは後から学習するだけに、抜け落ちるのも早いかもしれないという感じがする。

 きょうは不調でした。


Re: 子殺しと堕胎への好奇心 8798へのコメント
No.8804  Sat, 17 Nov 2001 17:17:54 +0900  あさかぜ [この発言にコメントする]

蝙蝠(混乱型 )さん wrote:
> 今のこうもりおにいちゃんは昔ほど、この問題には苦しんでいないと思う。
>でも、子殺しと堕胎の問題にのめりこんでいることが多い。蝙蝠(悪魔型)の
>おにいちゃんに言わせれば「どんどん泥沼に入っていけばいい。本人自信が破
>綻するまで没頭しつづければいい」ということなんだけど、ボクはちょっと心
>配なんだ。

 没頭するのはわるくないなと思うけど、破綻するまえに働くストッパーが内在していることを祈るな〜。

> 不快な経験が好奇心に変わって、その問題に没頭しつづけるというのはボク
>には分からない…。みんなはどう思う?

 好奇心は何に対して持ってもいいと思うよ。不健全かどうかなんて、他人の評価かもしれないし、わたしだったら気にはならない。没頭するのだって、できる環境があるのなら喜ばしいことだと思う。

 子殺しと堕胎については、興味はある。優先順位が低いので、好奇心というところまでいかないかもしれないけど。考えるためのアプローチが多方面にわたるので、それを統合してまで考えられないせいかもしれない。

 自分の経験からしか今は語れないけど(それが一番わかりやすいから)、わたしはマル高出産ということで、医師に羊水検査をすすめられたが断った。
 事前に障害があるとわかったからって、それがどうしたというのだ?って感じでかなり頭にきたことは確かだ。障害があろうとなかろうとわたしは産むにきまっていたからだ。胎内に芽生えた命を自分の都合で抹殺することなど、わたしにはできはしないと、当時は確信していたからだ。

 しかし、今はすこしだけ考えかたがぐらついている。パートナーとの関係性やその他の数多くの要素を抜きにしては、答えが出せない場合もあると学んだから。

 それにしても蝙蝠くん、カワイイね。おばさんと一緒に釣り行かない?(←こらこらこら! こういうのを「あぶないおばさん」という)


イギリスのいい子 日本のいい子 8790へのコメント
No.8803  Sat, 17 Nov 2001 14:47:50 +0900  Tox [この発言にコメントする]

 佐藤淑子(さとう・よしこ)、『イギリスのいい子 日本のいい子 自己主張とがまんの教育学』(中央公論新社 中公新書1578)が面白かったです。

 『目の前のブルーの小さな瞳が険しくなった。イギリスの幼児学校の一室でイギリス人の男児に心理テストを行っているときのことである。幼児にいくつかのトラブル場面を描いた図版を提示しながら状況を説明し、「こんなとき君だったらどうするかな」とたずね、幼児の対人行動における自己主張と自己抑制の発達を見るテストを実施中であった。課題は「花瓶」と題されるトラブル場面で、自分が工作で作った粘土の花瓶を友達が誤って壊してしまった状況である。これは花瓶を壊されてしまった子どもが、壊してしまった子どもの立場になって、思いやりを発揮し、泣いたり怒ったりして感情を爆発させずに相手を許せるかどうかを見る自己抑制の課題である。
 Why do you ask me about this? I dit't do anything. He is to be blamed.
「なぜこのことについて“ぼく”にたずねるの?」と毅然とした表情で男の子は言った。そしてテスターである私の目をしっかり見据え、「しつもんなら、こっちのこわしたほうの子どもにたずねればいいじゃないか。ぼくはなんにもしていないよ。せめられるのはこっちの子のほうだよ」と続けた。
 また別の子どもであるが、
 Well, he himself would be upset.
 即座に「さあね、かびんをこわした子はじぶんであせってるんじゃないの」とさらりと答え、見事にきっぱりと自分と他者の間に線を引いてみせるイギリス人の男の子もいた。
 また、あるイギリス人の女の子は
 I'll tell all my friends.
「わたし、おともだちみーんなにいいつけちゃう」とあっけらかんと答える。
 対照的に、日本人幼児の解答に多かったのは次のようなプロトコール(発話のありのままのことば)である。
「おこったらこの子めそめそなくから」
「ちいさい子ならなくよ」
「おこるとおかあさんにしかられる」
「あんまりなかすとおこられる」
 このように答える日本人の子どもたちの複雑な表情からは、相手の気持ちになる、あるいはトラブルが大きくなったときのことを考慮し、くやしい悲しいという自分の率直な感情を人間関係の調和のために抑制するプロセスが見て取れる。日本人が子どものときから感情移入能力を発達させてきていることは、恒吉の研究でも明らかにされている。対照的に、イギリス人の子供は相手に即座に感情移入するよりも、まずはトラブル発生時に自己が原因となることと他者が原因になることの事実関係を客観的にはっきりさせようとしているのである。感情より理性が先に立つイギリス人幼児の特性を表わしているといえるだろう。
 上記の日本人幼児とイギリス人幼児の課題に対するプロトコールの違いから、日本人とイギリス人のどちらが「いい子」かと問うことはできない。なぜなら、これこそが、第二章で述べた自己と他者の心理的距離が異なる日本人とイギリス人の基本的人間関係を構築する土台の差なのだから。もし私たち日本人が、日本人幼児はいい子でイギリス人幼児はとんでもない子供だと感じるならば、それは私たちが、自分の国の対人関係の文化規範に基づいて主観的に判断を下しているからなのである。』(p.78-80)

 自閉症者が健常者に「溶けこむ」ということは、自閉症者の対人関係の規範を捨てて健常者の対人関係の規範を受け入れるということだと思います。

 「自閉症者の文化」というものは、日本という国では認められるのでしょうか。

Mariaさん wrote:
> ちょっとToxさんの真似をしてみたMariaでございました。

 Mariaさんに真似されてしまったToxでした(^_^)。

 (Tox)


SSRIを服用している方へ
No.8801  Sat, 17 Nov 2001 09:49:21 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

 SSRIを服用するといらいらして困るという人は、朝ご飯を済ませた後にウォーキングをすると良いかもしれません。
 エイメン博士の「わかっているのにできない脳」の中に、「薬+定期的に運動を」という文言があったので、もしかしたら運動不足ということもあるのかもと思い、ここ2,3日朝食後、1時間くらいウォーキングをするようにしたところ、格段にいらつきがおさまりました。
 特に引きこもり中・専業主婦という人は、この点を意識したほうが良いと思います。


Re: 子殺しと堕胎への好奇心 8798へのコメント
No.8800  Sat, 17 Nov 2001 09:34:39 +0900  タレイヌ [この発言にコメントする]

蝙蝠(混乱型 )さん wrote:
> それに、こうもりおにいちゃんには年の離れた弟が1人いるんだ。で、その
>子が胎児であった時、こうもりおにいちゃんのお母さんは産婦人科で出産前診
>断を受けている。次男も障害児になるんじゃないのか心配だったんだ。大学の
>時にそのことを聞いたこうもりおにいちゃんはそのことに苦しんでいた。「自
>分が胎児の時に出産前診断を受けていたら、中絶されていたのかもしれない。
>自分が生まれこなければ、弟がこんな不安にさらされることはなかった」って
>ね。なんか言っていることが混乱しているみたいけど。

蝙蝠にいちゃんは中絶されなかったはずです。なぜなら、ASは、診断できません。DNAチェックが可能になってきている現在でさえ、無理とおもうよ。
ダウンちゃんとかは、分かるけどさ。(詳しくは知らないけれど、少なくとも、弟君の時代に、やれたことは、羊水チェックだったと思うよ。今ほど、分析技術も進んでなかったはず)


> 不快な経験が好奇心に変わって、その問題に没頭しつづけるというのはボク
>には分からない…。みんなはどう思う?

そう言う事って、無いとはいえない。不快な経験というのは、何かを考えるきっかけには、充分なる。あまりに重すぎる不快(?)は、拒否が起きるし、不適応状態になったり、乖離したり・・ってなる。あとは、時間があくと、小さい頃には受け入れられない話が、年齢が上がって、客観的にとらえなおせるように成るとか。

ここからは、タレイヌの主観のみ。
不快な経験に対して、わりとあっさり避ける方法論をとるタイプと、どっぷり浸かって『整理に整理を重ねた』上、有機的な問題だったものを、無機的なところまで、ばらばらに消化(昇華?)してしまうタイプが、いるように思う。(どっちつかずも、いっぱいいますけどね・・)

蝙蝠(混乱ちゃん)と、蝙蝠(内省くん)が一緒に、こうもりさんの中に、住んでるんだからさぁ・・・・たいへんだね???

  (タレイヌ)  


Re: <子>のつく名前の女の子は頭がいい 8771へのコメント
No.8799  Sat, 17 Nov 2001 08:41:45 +0900  あさかぜ [この発言にコメントする]

Toxさん wrote:
> 金原克憲(かねはら かつのり)著『<子>のつく名前の女の子は頭がいい 情報社会の家族』(洋泉社 新書Y)が面白かったです。

 今読んでいます。なかなか考えさせられます。
 「メディアミックス」にも興味はあったし……自分が漠然と感じていた違和感みたいなものが、はっきりとした形になって説明されるのが何よりうれしいです。

 Toxさん、おもしろい本を教えてくださってありがとうございました。
 お礼に一曲……(というのは冗談です)←SSRIの効き過ぎでハイになっているかもしれないと自分を疑っていました。


子殺しと堕胎への好奇心
No.8798  Sat, 17 Nov 2001 08:36:19 +0900  蝙蝠(混乱型 ) [この発言にコメントする]

 ボクは蝙蝠(内省型)。こうもりおにいちゃんの中にいる子供。でも、それ
以外には自分がだれなのかよく分からない…。

 こうもりおにいちゃんは12才のころから奇妙な好奇心を持つようになって
いるんだ。ボクから見るとちょっと不健全な好奇心なんだけど…。おにいちゃ
んにかわってボクがコメントするね。

 こうもりおにいちゃんの奇妙な好奇心というのは、子殺しと堕胎(中絶)の
ことなんだ。医療倫理学を勉強している時、おにいちゃんはいつも選択的中絶
のことばかり調べている。あ、選択的中絶っていうのは、女性が妊娠したけど
出産を望まず、中絶することだからね。大学院で不適応の起こしながら歴史を
勉強していた時も修士論文そっちのけで堕胎(中絶)の歴史ばかりを調べてい
ていたんだ。

 おにいちゃんが子殺しと堕胎に好奇心を持つようになったのは小学校6年生
ぐらいの時。ちなみにボクがこうもりおにいちゃんから分離したのもこの時な
んだ。こうもりおにいちゃんのお母さんは障害児の親としてはとてもすぐれた
人だって専門家の人が言っていた。でも、こうもりおにいちゃんが小学校高学
年の時はひどく不安定だった。発達障害の相談機関に行っても「親のしつけが
悪い」と非難されて建設的なアドバイスは何も聞けなかったし、PTAでは「
子育てに問題がある」と片づけられてしまっていたんだ。

 だから、子供であるこうもりおにいちゃんにグチの1つも語ってみたくなっ
たんだと思う。こうもりおにいちゃんによくこんなお話を聞かせていたんだっ
て。

「むか〜し,むか〜しあるところに軽度の肢体不自由児のお母さんがひとりい
ました。夫は仕事で忙しく、障害児であるわが子をほとんど1人で育てていま
した。そのお母さんには誰も助けてくれる人はいなかったので、すごく疲れて
いました。ある時、お母さんは決心しました。『この子を殺して、あたしも一
緒に死のう』と。お母さんは青酸カリを買ってきて、いつも子供に作ってあげ
る料理のなかにその薬を混ぜました。子供をなだめすかしてやっと毒入りの食
べ物を食べさせることには成功しました。しかし、子供は死にませんでした。
パトカーと救急車がやって来て、パトカーがお母さんを、救急車が子供を連れ
ていきました。そして、お母さんは精神病院に、子供は施設に連れていかれま
したとさ。おしまい」

 この話は本当にあったことだったんだって。こうもりおにいちゃんのお母さ
んは「子供がどんなに障害を抱えていても、わたしは立派に育ててきている」
ということを言いたかったみたい。でも、中学の時のこうもりおにいちゃんは
この話を「僕は殺されても仕方のない子だったんだ」と理解しちゃったんだ。
障害のことに気がついたこうもりおにいちゃんはだんだん子殺しの問題にのめ
りこんでいった。

 それに、こうもりおにいちゃんには年の離れた弟が1人いるんだ。で、その
子が胎児であった時、こうもりおにいちゃんのお母さんは産婦人科で出産前診
断を受けている。次男も障害児になるんじゃないのか心配だったんだ。大学の
時にそのことを聞いたこうもりおにいちゃんはそのことに苦しんでいた。「自
分が胎児の時に出産前診断を受けていたら、中絶されていたのかもしれない。
自分が生まれこなければ、弟がこんな不安にさらされることはなかった」って
ね。なんか言っていることが混乱しているみたいけど。

 今のこうもりおにいちゃんは昔ほど、この問題には苦しんでいないと思う。
でも、子殺しと堕胎の問題にのめりこんでいることが多い。蝙蝠(悪魔型)の
おにいちゃんに言わせれば「どんどん泥沼に入っていけばいい。本人自信が破
綻するまで没頭しつづければいい」ということなんだけど、ボクはちょっと心
配なんだ。

 不快な経験が好奇心に変わって、その問題に没頭しつづけるというのはボク
には分からない…。みんなはどう思う?


Re: ちょっとした不安…… 8795へのコメント
No.8797  Fri, 16 Nov 2001 22:50:33 +0900  aya [この発言にコメントする]

自己レスです。

aya wrote:
> 最近うまくいっているのは、「予定外のことが起こってこういう状態になったらこうせよ」というようなマニュアルを日々つくっておくことです。
> 判断力が低下していて、なかなか行動に移せないときに役に立ってくれます。

 これの最終目標は、「予定外のことも予定範囲に収める」ことにあります。
 難しいですけど。

 ちょうど今日こんなサイトを見つけました。
http://business.nifty.com/column/hint/back/001047.html

#シンクロニシティ? ちょっとうれしい。


1998年のレオニズ
No.8796  Fri, 16 Nov 2001 20:40:28 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

 今年もレオニズ(しし座流星群)が大出現しそうだと話題になっています。
私は前回の1998年のレオニズを見ています。
 そのときは私は大学院生で、静岡県の清水に下宿していました。
11月18日の午前1時、防寒服を着込み、双眼鏡ををもって東の空が良く見える大学の建物の屋上に向かいました。前日の夕方は雲が多かったので、どうかと思いましたが、夜空には快晴とは行きませんでしたが、運良く大きな雲の切れ間ができていました。
 屋上の上は、多くの学生でごった返していました。流星が飛び始めるとみんな口々に「すごい!」「きれい!」を連発していました。
 流星はとても明るくあとが残るものが多かったです。「?」を裏返した形の「ししの大がま」という星の並びから、ぽこっと飛び出してくる可愛らしいのもありました。「火球」という特に明るいタイプの流星もいくつも飛びました。4時ごろまで観測し、その日は特別授業がなかったので、お昼まで眠りこけてしまいました。

 流星は彗星が撒き散らしていった塵が、地球の大気に落ちていくときに光るものです。地上で見ている人には本当に楽しいイベントですが、人工衛星の管理をする人にとってはすごく厄介なしろものです。塵が人工衛星にダメージを与えるからです。
 特にただでさえ年老いてしまっている、気象衛星「ひまわり」はぶつからないで欲しいと、私自身願わずにいられません。
 


Re: ちょっとした不安…… 8784へのコメント
No.8795  Fri, 16 Nov 2001 19:52:49 +0900  aya [この発言にコメントする]

鷲羽丸さん wrote:
> 「複数の仕事を要領よくこなす」わしはこれが大の苦手です。
> ひとつのことに集中してしまいがちなので、複数の仕事を一度に出されると、そこで混乱が生じて、判断が鈍ってきます。

 複数の、もですが「予定外」というのも重要ですよね。
 私もよくへろへろになっています。

 最近うまくいっているのは、「予定外のことが起こってこういう状態になったらこうせよ」というようなマニュアルを日々つくっておくことです。
 判断力が低下していて、なかなか行動に移せないときに役に立ってくれます。
 私は、精神状態が悪くなった場合を重点的に用意しています。「寝る」とか「他人にメールを書かない」といった程度ですが。

 そううまくいくわけではないですが、何も指針がないよりは状態が改善されているような気がします。
 


Re: ちょっとした不安…… 8793へのコメント
No.8794  Fri, 16 Nov 2001 13:48:41 +0900  Maria [この発言にコメントする]

鷲羽丸さん wrote:
> 「複数の仕事を要領よくこなす」わしはこれが大の苦手です。
> ひとつのことに集中してしまいがちなので、複数の仕事を一度に出されると、
>そこで混乱が生じて、判断が鈍ってきます。

 (言語化できる性質の、論理的な)思考における「集中力」の正体は、じつは「排除力」です。人間は、二つの問題を同時に考えることはできません。これはどちらかというと、「左脳」の機能だとされます。あたし個人としては俗説だと思いますが。
 ただし、「動作集中力」とも言うべきものがあり、「均等に漂う集中力」とも言うべきものが発揮される場合があります。絵を書くときなど、全体とのバランスを取りながら部分的な作業をする場合に、こうした集中力が発揮されます。こちらは右脳の働きとされます。
 「動作集中力」は、『思考における「集中力」』に阻害されます。だから、動作に入る前に、考えなければならなことを意識から排除しておくことが必要です。つまり、これから行なうべき作業に関する具体的な計画なりなんなりを、分りやすい形で、紙に書くなりなんなりして記録しておきなさい、ということ。業界では、「段取七分に腕三分」といいます。

 To do listも効果的ですが、「PERT/CPM」という技法があります。事情が許せば、職場の壁にホワイトボードを置かせてもらって、作業予定等々をいつでもそこに書いておく、ということをすると便利です。作業記録をつける、というのも効果的です。

 なお、「味噌汁を作りながら魚を焼く」みたいなリアルタイムの作業の場合、化学実験でいう「メニュー・カード」(フローチャートの一種)というPERT図みたいなものを作っておいて、それをチェックしながら作業するという方法もあります。

武田好史さん wrote:
>そろそろ心強い・頼りになる後進を探してみてはどうでしょうか?

 後輩は使い物になってきたと思うと他の部署に引き抜かれてしまいます。育てるなら二人一緒に育てて(一人も二人も育てる手間は似たようなものです)、会社と交渉して一人は残す、といった手段をとるのが有効かもしれません。もっとも二人とも引き抜かれたら同じことなのですが。

みどりさん wrote:
>切り替えの速い人がうらやましい。

 プログラムを組むにしろ文章を書くにしろ、「その作業中には記憶しておかないといけないこと」というのがあります。料理でいえば、「どの鍋にいま何が入っていて、何分煮た状態にあるのか」みたいなことです。そこにいきなり割込みが入ってくれば、どうしたってとんでもないことになります。在宅でプログラムを書いているときに、いきなり宗教の押売りがやってきて「あなたは神を信じますか?」とかやられると、変数名の二つや三つはすぐ飛んでしまいますし、構造体の要素はどれがどれやらぐちゃぐちゃになってしまいます。「退けサタン!」くらいのことは言いたくなります。

 そんなわけで、不用意かつ緊急な割込みは断じて排除する、というのがまず一つ。

 一つの作業を断続的に期間を置いて行なうことも、どうしてもあります。そういう場合は、「移行期間」を設けること。作業全体のコンセプトや計画を文書(ドキュメントと呼びます)にまとめておくことはもちろんですが、「今なにをやっているか」みたいな細かいメモも残しておくこと(業界では、「一時変数をスタック(棚上げ)しておく」といいます)。

 さて、そこで新しい作業に入るわけですが、どうしたって古い作業が頭の中に残っています。それを一旦リセットして、新しい作業に入るにはどうしたらいいか。このときに「動作集中力」を要求される運動をするのが効果的だと言われています。ゴルフの打ちっ放し、バッティングセンター、テニスの壁打ちあたりがお手軽ですが、水泳も効果的です。バブルの頃はスクワッシュなんかがお約束のようにドラマに出てきました。

 ただ、そういう明るい風情が嫌いなひとが身近には多かったりします。そんなわけで、料理と刃物研ぎが人気。けん玉も悪くないし、ジャグリングもいいかもしれません。クロスカントリー用自転車も悪くなかったりします。なお、個人的にはフライングディスクが好きなのですが、相手が見つからないのが残念です。

 (Maria)

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