アスペルガーの館の掲示板(旧)
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新しいアスペルガーの館の掲示板
Mariaさん wrote:
> 研究というのは、生き物です。「いま、ここで、この人」でなければできない研究というのがあります。ですから、「旬な研究者」にじゃぶじゃぶ研究費を注ぎ込んで、いちばん「おいしいところ」を形にする。客観的にいって、ほとんど価値のなさそうな研究だってあるわけです(それが非効率や基礎研究部門と応用部門の軋轢にもつながりました)。ですが、役に立たないと思った成果が大化けして応用につながることは、ままあります。
> だけど、大河内男爵には博才があり、理研の研究者には実力がありました。九十九の負けを一つの勝ちで取りかえすことができれば、それはビジネスとして成立します。おそらく理研にも馬鹿げた失敗研究は山ほどあったでしょう。だけど、その失敗を無駄にせず、成功例を育てあげることで、ビジネスとして成功したわけです。
>
> ところが、現在多くの研究機関は、「失敗しないこと」「それなりの恰好をつけること」をモットーに研究をし、結果的に補助金をただ食いつぶすだけになっています。で、お座なりな論文が提出されるだけで、その成果についてフォローをし、応用につなげてゆく体制はできあがっていません。研究者が「燃えて」いないんです。研究に対する貪欲さというものが、欠けている。
>
> 日本の産業の空洞化が起きるのは、当たり前のような気がします。
ただいま帰りましたー。お返事ありがとうございました!私も、Mariaさんに同感。それにしても、このまま空洞化、海外頭脳流出...等々続いたら(って、治まりそーにもないけれど。)この国はどうなるのやら?(そう言えば、日本のノーベル賞受賞者って、海外から評価されたり、日本を出て活躍した人の方が、多かったような気が...。純粋に、日本国内だけで研究続けてて、国内から先に評価されたなんて例はあったのかしら?)でも、ノーベル賞を特別視しすぎてもいけないかも。(もともと、ノーベル賞だって人間が創ったんだ!しかし、あんまり突っ込むと、これも西洋史絡みの話になるかな?でも、それもおもしろそう。しかし、すっかり話がずれましたね。毎回のことではありますが...。)
それにしても、Mariaさんの博識ぶりには毎回驚かされますが、どうしてそんなにたくさんのことを知ってるの?とても足元に及ばない!とカキコ読むたびに思います。(ホントに...。) ここから、昼間の続きです。(職場で、共用のパソコンを使っているため、あまり多くは書けなかったのだ。)また私信になりますが。(笑) リゲルさん、その後どうしていますか?私は、今日経理絡みの説明をまるっきり理解できず(メモも途中までだけど、とってたんだけどなあ...。どーして?聞いて、書いているうちにワケがわからなくなってしまったのが原因か。)、結局、「(実際に)やる前にもう1回ね。」という有様でした。とほほ。 るうさん、はじめまして。自閉症スペクトラムの脳の機能解析、おもしろいと思いますよ。(実は、私もそういった人たちや、サヴァン症候群といった人たちの脳機能に興味が出て来ているんです。願わくば、自分の脳も見てみたいんですけどね。) 最近のあさかぜさんとタレイヌさんのやりとりを見て。失礼ですが、あさかぜさんって、新米ママさんなのでしょうか? (と、こんなことを書いてるワタシはひとりモンですが。)NO.8787を読んで、なんとなくそう思ってしまったのですが、もし間違いでしたら、ごめんなさい。子育てって、外から見てる以上に相当ハードさを伴うところもあると思いますが、上手に息を抜きながら、またご自分のことも大切にして、やっていってくださいね。また、タレイヌさんの「確かに、子は3個産めたけどね。(NO.8792)」の一言には、思わず笑ってしまいました。あまりに、おもしろすぎる〜!と思ったので。お気を悪くなさらないでくださいませ。 それでは、また。
Mariaさんへ
お返事ありがとうございました。理研ってなんなんだ?ってずっと思ってたんです。わかめちゃんのリケンも元はおんなじだったなんて、びっくりしてしまいました。
(余談ですが、あれってほんとによく増えますね、味噌汁につい入れすぎてしまう。)
今の理研は、確かに研究費が出そうなことしかやってないけど、でも、理研がなければ、日本の科学者の未来はかなりさみしいものになっていたのでは、と思います。徹底的にお金をつぎ込めるからこそ、やれることもあるので…。
あ、でも「くだらない」基礎研究も大事だと思います。理系にしろ文系にしろ。無駄なこと(一見、無駄に見えること)やって、あれこれ考えてないとスゴイ発明とか発見ってできないような気がするので。
私のやってみたいことは、自閉スペクトラムのヒトの脳の機能解析!…無理か(汗汗
武田好史さん wrote:
>中には流星の通った痕が赤と青緑に分かれる変りだねの流れ星もありました。
えー、その赤と青緑というのは、たぶん大気中の水素と酸素(だと思った)が出す光だと思います。オーロラもそうなんですが、流星痕は高高度では赤、低高度では緑色になるんですよ。
そんなわけで、痕が赤から緑に色が変化した流星というのは、輻射点に近い、速度(正確には角速度)の遅い、観測者のほうに真直ぐ向かってきた、高度変化の大きな流星だったのだと思います。
ご参考までに。
(Maria)
アッシャー博士へ
あなたの正確な予測のおかげで、日本国中の多く人々が、しし座流星群大出現という貴重な天体ショーを堪能することができました!
本当にありがとうございました!
一天文ファンより
お話中おじゃまします。
自閉症と通常人の中間あたりに位置しているりーちゃんという者です。
アスペルガーの館のページをリンク張らせていただきましたのであいさつに
うかがいました。本名は吹田和一と言います。ちなみに僕の本拠地はこちらになります。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/2457/richan.html
『りーちゃんの部屋』です。りーちゃんのへやはまだ入場者数が少ないので、
そちらでもリンクをはってもらえると光栄と思います。
グルンサさん wrote:
> 確かにそうですね。私は、「栄光なき天才たち」で理化学研究所を知り
>ましたが、科学者にとっては楽園だったろうな…と思います。(まあ、実
>際は表に出てこないこともいろいろあったとは思いますが。)
乱脈経営、非効率、実質的な政府との癒着による不当競争、軍部への協力、基礎研究部門と応用部門との軋轢……とまあ、確かに問題点は山ほどありました。ですが、あたしは所長の大河内男爵が考えていたことというのが、なんとなくわかる気がするんです。
理研と研究者たちの関係は、メディチ家とレオナルド・ダ・ヴィンチの関係なんじゃないだろうか。
研究というのは、生き物です。「いま、ここで、この人」でなければできない研究というのがあります。ですから、「旬な研究者」にじゃぶじゃぶ研究費を注ぎ込んで、いちばん「おいしいところ」を形にする。客観的にいって、ほとんど価値のなさそうな研究だってあるわけです(それが非効率や基礎研究部門と応用部門の軋轢にもつながりました)。ですが、役に立たないと思った成果が大化けして応用につながることは、ままあります。
補助金というのは、「失敗しても言い訳ができるところ」というのに出されることが多いんですね。で、「わかりやすい成果」を求められます。そんなわけで、すでにある程度評価が固まったところに対して出され、「それらしい結果」が出てくるだけになっています。こういうところにわざわざ補助金を出す必要ってあるのか?みたいな気がするんですね。
理研の運営方針は、言ってみれば「旦那の道楽」なんです。海のものとも山のものともつかない研究に、ぽーんと札束放りこんで、好きなように研究させて、何が出るかお楽しみ、というスタイルです。大河内男爵の金銭感覚と、自身も研究者であったが故の眼力だけが頼り、という、博打にも等しい運営方針です。
だけど、大河内男爵には博才があり、理研の研究者には実力がありました。九十九の負けを一つの勝ちで取りかえすことができれば、それはビジネスとして成立します。おそらく理研にも馬鹿げた失敗研究は山ほどあったでしょう。だけど、その失敗を無駄にせず、成功例を育てあげることで、ビジネスとして成功したわけです。
ところが、現在多くの研究機関は、「失敗しないこと」「それなりの恰好をつけること」をモットーに研究をし、結果的に補助金をただ食いつぶすだけになっています。で、お座なりな論文が提出されるだけで、その成果についてフォローをし、応用につなげてゆく体制はできあがっていません。研究者が「燃えて」いないんです。研究に対する貪欲さというものが、欠けている。
日本の産業の空洞化が起きるのは、当たり前のような気がします。
(Maria)
武田好史 wrote:
> SSRIを服用するといらいらして困るという人は、朝ご飯を済ませた後にウォーキングをすると良いかもしれません。
> エイメン博士の「わかっているのにできない脳」の中に、「薬+定期的に運動を」という文言があったので、もしかしたら運動不足ということもあるのかもと思い、ここ2,3日朝食後、1時間くらいウォーキングをするようにしたところ、格段にいらつきがおさまりました。
> 特に引きこもり中・専業主婦という人は、この点を意識したほうが良いと思います。
あ、そうなんですか?ちょっとこの投稿を見るのが遅れて今頃レスしています。私もなにかこのごろいらいらして過食症になりだいぶ太ってしまいました。・・・・
といってもSSRIはもう3年ぐらい服用を続けているのですが・・・・・
今ダイエットにウオーキングをしています。いつも同じコースをとってしまうので努力してちがう道を歩くようにしています。別な道を歩こうとするときいつも少し抵抗感が生じるので・・・・・
Maria さんwrote:
> 理化学研究所は戦後の財閥解体で細分化されてしまったので、かつての理研とは一応別物といっていいでしょう。
> だけど、「産学共同体」としてのイメージは、だいぶ薄まっちゃったように思います。
確かにそうですね。私は、「栄光なき天才たち」で理化学研究所を知りましたが、科学者にとっては楽園だったろうな...と思います。(まあ、実際は表に出てこないこともいろいろあったとは思いますが。)
科学だけでなく、もっと他のジャンルでも産学共同体といったところがふえてほしいな、と思います。
Mariaさんのカキコはいろいろ勉強になるもの、考えさせられるものが多く、楽しみです。
私信になりますが、武田さんへ。いろいろ情報をありがとうございます。ご自分もいろいろ悩みを抱えて大変だと思うのに、皆さんを助けたり、励ましたり、問題提起したり、と私にはすごい人だ、と思います。(いつも励まされてます!私はときどき悲鳴を上げてしまいますが...。)
pennpenn58さんへ。最近、放送大学テキスト「脳と生体統御」で、聴覚認知についての記述を目にしましたが、この感覚認知もなかなか複雑なようです。(同テキストでは、簡単にしかふれていませんでしたが。)早く、脳のメカニズムを解明してほしいもの。(そうすれば、何とかなるかな?なんて、淡い望みも少し...。)
今は、ここまで。(続きは後で。)
せっかち母さん wrote:
>先日からSSRIと運動の事や障害者手帳の情報、たいへん参考になりました。
>いつも有り難うございます。
「全てのアスペルガー症候群児・者に幸多かれ」と念じました。
もっともLD族もADHD族もも幸せであって欲しいです。
あと乱れ飛ぶ流れ星を見ながら、ドラマ「君が教えてくれたこと」の挿入歌「サモア島の歌」*エンディング・ソングの「LOVE AGAIN 永遠の世界に」を口ずさみました。
先日からSSRIと運動の事や障害者手帳の情報、たいへん参考になりました。
いつも有り難うございます。
満天の星と、しんしんと冷えてゆく空気のなかを、流星が飛ぶ。
刻々とかたちを変える流星痕に見とれているあいだにも、飛ぶ。
横たわったまま、空から目がはなせない。
わたしはひとり。生まれたときもひとり。死にゆくときもひとり。
いつの日か、あの星ぼしのなかへ還る。
まーっ、身体から荷物から霜だらけっ!!
まだ生きてる(笑)
レオニズ(しし座流星群)を見てきました!
今年も普通の一等星ぐらいのものから金星ぐらいの明るさの、おびただしい数の流れ星が飛びました。中には流星の通った痕が赤と青緑に分かれる変りだねの流れ星もありました。
北斗七星やオリオン座の中を猛スピードで走り抜けていくものもありました。
3:30ごろが流れ星のピークで次々に明るい流れ星が見えました。
最近、光害ですっかり星が見づらくなった入間ですら、こんなにすごかったんですから、星がきれいなところ(たとえば八ヶ岳の清里・滋賀県の多賀町・高知県の芸西村)だったら、もっと壮観なスペクタクルだったことでしょう。
武田好史さん wrote:
>やった晴れてる!星が出てる。うれしい!
>関東は北ほど条件が良いみたい。
東京都大田区は02:00の時点で雲量6、02:30以降は8から9。
マイナス1等から2等くらいの速いもの(一部痕あり)が毎分1〜2個程度出現しました。
3:40分観測終了。
おやすみなさい。
(Maria)
るうさん wrote:
>理研て、今あるのとは違うんですか?
理化学研究所は戦後の財閥解体で細分化されてしまったので、かつての理研とは一応別物といっていいでしょう。
とはいえ「理研」という名前は今でも健在。理研の麻婆茄子、理研ビタミン、岡本理研ゴムのコンドーム、理研の合成酒、理研のふえるわかめ……と「理研ブランド」はいっぱいあります。このあいだ近所のスーパーに行ったら理研の圧力鍋を売っていて、「六百万台の実績」と箱に書いてありました。
その意味では、ちゃんと生き残っていると言えるとは思います。
だけど、「産学共同体」としてのイメージは、だいぶ薄まっちゃったように思います。
(Maria)
すみません、横レスさせて下さい。
Maria さんwrote:
> 非営利の研究機関に所属し、研究成果を無償で公開するのは自由だけれど、研究そのものはビジネスにはなりえず、製品化まで一貫して行ない、それを研究者に還元する企業(そんなものがあればですが)の保護の下でしか、研究者は「研究すること」で日々の糧を得ることができない、というのが現在の日本です。戦前には「理研(理化学研究所)」という組織があったんですがね。
理研て、今あるのとは違うんですか?
僕も直接この件に直接コメントしておく必要がありそうだな。
蝙蝠(内省型くん ) wrote:
> こうもりおにいちゃんのお母さんもそんな葛藤を抱えていたと思う…。そ
>れなりのおにいちゃんのことを愛してくれたけど、無条件に祝福されていた
>訳ではないことはおにいちゃんも気がついていた。だからこそ、おにいちゃ
>んは「自分の生死を決定するのに、他人の意志を尊重しなければならない理
>由はない」と考えるしか生きていく方法はなかったんだ。それをこうもりお
>にいちゃんに教え込んだのは悪魔型のおにいちゃんだったけど。
もし、こうもりくんがそのような動機で子殺しや堕胎の問題を考え始めた
としたら議論の方向性を誤まっている。問題をより直視するなら
「親しい他人から生を無条件に肯定されなくても、自己の生を肯定する道があ
るのか?」
という方向で問題を設定していく方が、より問題の核心に達することができ
るはずだ。こうもりくんがどんな結論に達するのかは分からないけど。
こうもりくんが個人的に子殺しや堕胎の問題を検討していくのは構わない
と思う。自分自身の悩みと切り離した形であれば。
やった晴れてる!星が出てる。うれしい!
関東は北ほど条件が良いみたい。
しし座流星群を見たい人はそろそろスタンバイを!
Maria wrote:
> MS-DOSというマイクロソフト社が開発したと云われる(本当はQDOSといって、他社から買い取ったものを改造してものだったんですが)OSが、「不具合が発見された」というので回収されたことがあります。そのときマイクロソフトが発表した不具合は、“edlin”というエディタで漢字を使うと表示が化ける、というものでした。edlinなんていう、ほとんどプログラマーしか使わないようなツールの、こんな些細な不具合がなんで「回収」に至るほどの問題になるのか?
>
> じつは、MS-DOSのそのバージョンには、「ハードディスクを接続すると、フロッピーディスクまで『交換不能のメディア』とみなされてしまい、フロッピーディスクの情報をぶっ壊してしまう」という致命的なバグがありました。ところがこの話は、一部のプログラマー向けコンピュータ雑誌で発表されただけで、一般ユーザには知らされませんでした。
> で、回収後、新しく送られてきたOSでは、このバグはちゃんと修正されていたのですね。当時、一般ユーザでハードディスクを使っている人はごく一部で、しかもコンピュータの知識を持ち合わせていたユーザもほとんどおらず、フロッピーディスクが壊れてもその原因がわからなかった、という事情もあります。
>
> そういえば、IBMがパーソナル・コンピュータのOS開発に乗出し、OS/2を開発していたときも、共同開発を途中で解消し、技術者を大量に引き抜いて、Windowsを開発してOS/2を駆逐した、ということもありました。
>
こういうことは、ソフト業界にいるとよくあることですね。
Microsoftが元JAVAの開発者を使ってJAVAそっくりのC#を開発しちゃうとか。
平成年号対応版を無料で配って他のバグフィックスを入れたりとか。
> ユーザーをごまかしたり、他社の足を引っ張るのは、ビジネスの手段としては邪道です。少なくとも、日本の商道徳においては。
>
> (Maria)
たしかに邪道ですね。しかし生き残りがかかっている昨今では、なんでもありになってきてます。生きるか死ぬか、弱肉強食が主流、悪徳商法も法律すれすれのものがかなりある。
商道徳を信じられる時代は終わったと思います。ハイエナやハゲタカがうようよいると思って生きたほうが安全ですよ。ここにいる人達は人がいいのが多いと思いますが、気をつけてくださーい。
武田好史 wrote:
>現在しし座流星群の極大まであと2時間30分ほど!
>わが入間市は雲がちょっと多い・・・
>頼む晴れてくれ!
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