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Re: とり 8946へのコメント
No.8948  Sun, 25 Nov 2001 23:34:07 +0900  るおう [この発言にコメントする]

みどり wrote:
>>あれは本当におかしな話でしたねー。
>鶏を殺すのが残酷だっていうなら、給食は菜食にするんかいっ。

脆弱な教育委員会の論理を誰か論破してくれないのかな?と新聞を読んで思いました。


Re: カクテルパーティ効果 8939へのコメント
No.8947  Sun, 25 Nov 2001 23:23:30 +0900  百日紅(さるすべり) [この発言にコメントする]

おひさしぶりです。
私は聴覚過敏、カクテルパーティー効果をもっています。
例えば学校の試験の時、他の学生の鉛筆を走らせているほうに気が行って、そっちの方に集中してしまったりします。こういう症状のない人は回りの音をシャットダウンして自分の集中していることに集中してこういうことは気にならないようです。
それから電話をしている時に相手の家のファンヒーターのガーっていう風の音が聞こえたこともありました。
とにかく、異様に聞こえすぎるらしく、それが一気に情報として入力されるので疲れます。


とり 8944へのコメント
No.8946  Sun, 25 Nov 2001 23:14:34 +0900  みどり [この発言にコメントする]

私は実は「ビルばかり」は、景色的には好きだったりしますけど (食糧自給率が低いのは困るけど)
…てなのはどうでもいい話。

るおう wrote:
>鶏をつぶすことを秋田だかどこかの教育委員会が中止させたというのも、おかしい話しだし。誰かがやるんだったら、、良いのかということまで踏み込んで考えてほしかったし。。

あれは本当におかしな話でしたねー。
鶏を殺すのが残酷だっていうなら、給食は菜食にするんかいっ。

# 菜食主義は菜食主義で疑問があるんだけどね。なんで動物殺すのはだめで植物はいいんだろう??


Re: 社会とは何か 8940へのコメント
No.8945  Sun, 25 Nov 2001 23:03:40 +0900  タレイヌ [この発言にコメントする]

慎言居士 さんwrote:

横から、ごめんなさい。タレイヌです。
>
> またちょっとずれたレスになるかもしれませんが、「生産者群」とか「非生
>産者群」というような分類の仕方は私にはイマイチピンと来ませんが

言葉どおりの意味にはなっておりませんので、申し訳ありませんが、タレイヌのカキコ見てください。(NO.8883だったと思います)

   (タレイヌ)


Re: 社会とは何か 8941へのコメント
No.8944  Sun, 25 Nov 2001 21:43:34 +0900  るおう [この発言にコメントする]

武田好史 wrote:
> 畑が全く無くってビルばかりで、食料自給率パーセンテージ一ケタ台の国だったら、みなさんは暮らしやすいと思いますか?


思うわけがないです。
食料自給率パーセンテージ一ケタ台というのも、心の深いところで
日本人の不安感と関連していると思いますし。

土を触れない子供がいると、新聞で読みましたが、本当に、、
生物だと自分で自覚しないような感じになるんでしょうね。

鶏をつぶすことを秋田だかどこかの教育委員会が中止させたというのも、おかしい話しだし。誰かがやるんだったら、、良いのかということまで踏み込んで考えてほしかったし。。


Re: きょうはもうみれないだろうか 8861へのコメント
No.8943  Sun, 25 Nov 2001 21:40:11 +0900  るおう [この発言にコメントする]

shaku さんwrote:
>るおう さんwrote:
>>>しし座流星群もう。今日。今はみれないのでしょうか?
>>みれなかった。
>
> すごいな,るおうさん.負けた。
いえいえ。見れた釈さんの方がすごいです。
良かったですね。見れて。
私は一瞬光ったようなのは見たのですが、自然の神秘をみると自分も改まる様で
本当は沢山見たかったです。

>>ホームが出来たら、入所したいし。

自己レスですが、年をかなりとってからかなと思っています。人に気を使ってしまって、自分の時間を持てなくなると、色々なことができなくなります。
今はまだ、、頑張らないといけないですね。

と言いつつ、今日も切れてしまいましたが、、
不条理なことがあって。。

>お寺っての、どうでしょうか?
悪くはないですね。
出来れば、お墓が無い方があり難いですが。
年をとったらそれも気にならないかもしれませんね。

>近くのご住職の話では、年に何件かつぶれたお寺を整理してるそうな。合理化に負
大切な話しを教えてくださって有難うございました。

> だいたい、真宗の信仰が頑なに形骸化してしまったのは、教団成長期(江戸時代)の封建制の悪影響と住職世襲制の固執によるのであって、本来の同朋思想を取り戻すためにも非血縁による寺族の形成には重要な意味があるのだわい。

それについてはそう思いますね。

返答が遅くなってスミマセンでした。
なかなか書けないことが多い私です。


「Dr.スランプ」の疑問点
No.8942  Sun, 25 Nov 2001 21:36:49 +0900  鷲羽丸 [この発言にコメントする]

 わしが小学生のころ、すごく人気のあるマンガがありました。
 鳥山明の原作の「Dr.スランプ」です。
 むちゃくちゃ力持ちのロボット少女、アラレが登場するマンガです。
 「んちゃ」「ほよよ」「うほほーい」「キーン」「おはこんばんちわ」などの言葉を目にして、「なつかしー!」と思う人もいることでしょう。(え?つい最近リメークでアニメ放送してた?あー、そうでしたね……)

 それはさておき、わしはこのマンガで強く疑問に思う点がありました。それは、

「千兵衛(アラレを作った人)が、アラレはロボットであることをしきりに隠す」

ことです。たとえば、こんな話がありました。
 アラレが通う学校で身体検査がある、と聞いた千兵衛。アラレがロボットであることがばれないようにと、わざわざ「心臓の音のテープ」を作って、アラレの体に入れました。「ロボットじゃいけない理由」がわしにはわかりませんでした。
 千兵衛はみどり先生と結婚したあとも、アラレがロボットであることを隠し続けました。アラレの体がバラバラになってしまったときも、千兵衛はみどり先生にばれないようにこっそりと家に入って、見つからないうちに修理にあたりました。

 当時わしは、「千兵衛は結婚したら、アラレがロボットだと告白するんじゃないかな?」と淡い期待を抱いていました。しかし、それはなりませんでした。

 次のようなストーリー展開だったなら、よりいい内容になっていたのではと思うのです。

 千兵衛は、結婚を機にみどり先生にアラレの秘密を告白する。
 実は、アラレは自分が作ったロボットで、人間ではない。本当は隠すつもりではなかったが、ロボットに周囲がどのような反応を示すかが不安だった。
 それを聞いたみどり先生。こう答える。
 「ロボットだろうが人間だろうが関係ないわ。だってアラレちゃんはアラレちゃんなんですもの。」
 そしてアラレがロボットだとペンギン村中に次第に知れ渡る。
 しかし、今までのアラレの破天荒、奇想天外な行動を見てきた村の人々は、何の疑いも持たず納得する。
 それを受けて、千兵衛は安心する。
 そうして今日もペンギン村は一日が過ぎてゆく……

 多少クサイ部分もありましたが……、このような展開を期待していました。
 しかし、実際は連載終了まで隠し通しでした。ロボットであることがそんなに「知られたくないこと」だったのでしょうか?

 これ、「見た目にわからない障害を抱える子供を、普通であるように見せる」親の考えとダブって感じてしまうんですよねえ……。

 鳥山氏の考えはどうだったか   鷲羽丸


Re: 社会とは何か 8940へのコメント
No.8941  Sun, 25 Nov 2001 13:51:38 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

慎言居士 wrote:
>> あの頃(つまり明治大正)の日本人にはまだ理想がありそれを求める人たちが
>多くいたんですね。他の白樺派のひとや宮沢賢治みたいな人が。裕福であったか
>ら理想持てたんだろうし、理想だからこそ現実に挫折したのかもしれませんが。
> なにをも夢みること許されない、しらじらとした現実の中で生きていくしかな
>い今の自分には、あの時代の人のほうが現代日本人より身近に親しみ感じるんで
>すね。

 本当です。IT・グローバル化・効率化・合理化・・・・世の中は確かに豊かになったけど、同時に失っていくことも多い。それに今私たちが気づかないと、どんどんこの国は文明砂漠化してしまうでしょう。
 
 今朝私は散歩に出たのですが、これまで一度も通ったことのない道を通ったら、
がけの下に農家があって、その前の畑でおじいさんとおばさんがなにやら掘り出している姿に、何かすごい安らぎを感じました。畑の傍らの赤紫の小菊の花も見事でした。

 畑が全く無くってビルばかりで、食料自給率パーセンテージ一ケタ台の国だったら、みなさんは暮らしやすいと思いますか?


Re: 社会とは何か 8921へのコメント
No.8940  Sun, 25 Nov 2001 03:19:37 +0900  慎言居士 [この発言にコメントする]


 またちょっとずれたレスになるかもしれませんが、「生産者群」とか「非生
産者群」というような分類の仕方は私にはイマイチピンと来ませんが、「富裕
者群」とか「貧民者群」とかいうつまり社会階級みたいなものは今の日本に生
まれつつあるかなという気はしますね。富める者やその仲間入りしようとする
者にとっては、後者の存在は眼に入らないし、貧者は自分のささやかな幸せを
守って社会から引き篭もろうとするしで、その両者におおきな溝が出来つつあ
るのかもしれません。今の日本人には共通の「目標」とか「理想」無くしてし
まってるんでしょうね。無くしたというか持てなくなったというか。理想の名
のもとにスターリンやポルポトは大量殺人しでかすし、インテリたちの理想で
あった社会主義はソ連崩壊とともに潰えてしまって、あとにのこるのは剥き出
しの欲望だけで、競争至上主義の資本の論理だけになってるのが現代社会なん
じゃないかしらん。いや資本の論理なんてのも大半の日本人は信じちゃいない
かもしれんですね。アメリカに従うしかないからそうしてるだけで・・・。
 私は明治後期から大正時代のころの小説好きでした。小説が好きとういうよ
りは小説家自身に興味があって自叙伝やら評論やエッセイのほうが好きだった
というべきかな。尊敬するのはなんといっても森鴎外です。もうただただ格好
がいい。Atype人なのに凛とした姿勢を死ぬまで貫きとおした人で、最後まで
崩れることなかったのは、明治政府建国という大義しょっていたからじゃない
かなと思うんですね。あの崩れに崩れた太宰治とそれとまたちょっと対照的な
三島由紀夫が共に鴎外を尊敬していたというのは面白いことのように思えます。
彼らに明治と昭和の時代差を感じるんですね。三島なんかは幕末か維新の頃に
活躍していたらもう少し「幸せな死に方?」できたんじゃないかなと思ったり
しますね(笑)。
 もう一人心惹かれるのは有島武郎です。彼の小説自体は少しもつまらない(笑
い)が彼の真摯な生き様には心打たれます。有産階級の出身でありながら基督教
との出会いから有産階級であることに疑問を抱き、小説を書くことで思い描く理
想を追い求めるのですが、所詮無力な知識人でしかない自分に絶望し、財産を小
作農に譲り渡し、女と情死してしまいます。自殺は社会的に認められることでは
ないですが、哀しいまでに社会正義に誠実な人で、死ぬことでしかそれを自分に
認めさせることできなかったという意味では悲劇の人だったと思います。
 あの頃(つまり明治大正)の日本人にはまだ理想がありそれを求める人たちが
多くいたんですね。他の白樺派のひとや宮沢賢治みたいな人が。裕福であったか
ら理想持てたんだろうし、理想だからこそ現実に挫折したのかもしれませんが。
 なにをも夢みること許されない、しらじらとした現実の中で生きていくしかな
い今の自分には、あの時代の人のほうが現代日本人より身近に親しみ感じるんで
すね。
 お話が大きくずれてしまってご免なさい。


Re: カクテルパーティ効果 8931へのコメント
No.8939  Sun, 25 Nov 2001 00:15:27 +0900  やんちゃん [この発言にコメントする]

みどりさん、こんにちは。
>
>耳に入ってくるいろいろな音のなかで、一部の音だけに注目し、それ以外の音を抑制する能力のことを指すようです。

↑要するにこのことなのですね。結果として悪口ばかり聞こえてしまったりすることもある、と。

ザワザワしたところについては、やっぱり聞き取れないことの方が多いです、私は。まあ周りがうるさければ当たり前なのかな。
私語の多い教室では隣の人と、そのまた隣の人が話している声が聞き取れない。
なんか私も含めて話しているような感じなので、よくわからないけど、とりあえず笑っていたりする。
カクテルパーティ効果とは別の問題かもしれないですね。


Re: 社会とは何か 8893へのコメント
No.8938  Sat, 24 Nov 2001 11:50:22 +0900  蝙蝠(悪魔型) [この発言にコメントする]

 クククク…。蝙蝠(悪魔型)デアル。ワタシノ言語ハコレマデ標準語デ書カ
レテイタガ、ワタシノ真ノ言語ハこうもりニシカ理解スル事ガ出来ナイ。ソノ
事を表現スルタメ、ワタシノコメントハ、少シ読ミニクイ言語ニ変換サレルコ
トニナッタノデアル。

 ソレハサテオキ、こうもりノコメントヲ少シ補足シテオコウ。

こうもり wrote:

> よくありがちな社会人と非生産群のトラブルとしては、社会人の側が「社会
>のルールや常識」を説くことに対して、非生産群の側の人々が反発する場合で
>す。社会人の側が非生産群の人々を含めた社会(対人交流の全て)を前提に発
>言をしても、非生産群の人が「自分は社会(小社会)には所属できていない」
>という意識を持っているため、何か社会(小社会)の側から権力的に圧迫を受
>けているかのような誤解をしてしまうのです。結果的に非生産群の人はますま
>す小社会の住人たちに反発を強めていくことになる訳です。

 小社会ノ住人ガ小社会ノ権力ヲ後盾ニシテ、非生産群ノ人々ニ対シテ、自己
ノ価値観ヲ押シツケテクル場合モアリウル。ソノ場合、彼ラガ使用シテイル「
社会」トイウ語ハ小社会ヲ意味シテイル。

 シカシ、非生産群ノ住人タチガガソノヨウナ小社会ノ威ヲ借リタ小社会人ノ
言葉ニ従ワナケレバナラナイ根拠ハナイ。ナゼナラ、非生産群ノ住人ハ社会(
存在スル対人交流ノ全テ)ノ一員デハアッテモ、小社会ノ一員デハナイカラデ
アル。自分ガ所属モシテイナイ小社会ノルールナドニ従ワナケレバナラナイ理
由ガドコニアルダロウカ?否!!

 こうもりハ

(1)自分自身ノ内的規範
(2)肩書キニ関係ナク誰モガ守ルベキ規範
(3)他者ガアラユル権力に依拠セズニ個人トシテ発言シタ忠告

 ニツイテハ、ヨク検討シテ考慮ニ入レル可能性ガ高イ。完全ニ従ウ訳デハナ
イヨウダガ…。シカシ、小社会ニ依存して、自分ノ発言ニ責任ヲ持タナイヨウ
ナ小社会人(ソウデハナイ小社会人モタクサンイル)ノ言葉ニハ全ク耳ヲ傾ケ
ナイデアロウ。ソモソモ全テノルールヲ守ル必要性自体ヲ全ク感ジナイ悪魔型
ノワタシカラ見レバ律儀ナコトデアル。


Re: 社会とは何か 8923へのコメント
No.8937  Sat, 24 Nov 2001 11:06:39 +0900  こうもり [この発言にコメントする]

マザーさん wrote:
>あっ! こうもりさんだ!

 おはようございますです。マザーさん。

>上記の記述を読んでみると、社会復帰と社会参加の言葉の切り替えが分かる
>ような気がしました。

やっぱり、問題にされていた事があるんですね~。

>あと、11月20日付の読売新聞の朝刊で“シリーズ精神医療③”の「社会的入
>院」についての記事が気になりました。
>家庭の事情や受け入れ先がないなどの理由で退院できない入院患者のことを
>いうようですが、何故、社会的なんだろう?

 これは本当に不思議です。あえて言えば、医学的な理由ではなく、その障
害者をとりまく周囲の人々の事情によって入院させるということになるでし
ょうが。

>こうもりさんは、“社会性”の社会につまづいておられるんですよね?
>私は、“社会的”の社会はなんなのか、もよく分からない。

 「社会」「社会性」「社会的」・・・。これらの言葉はちょっと理解しに
くいです。ちょっと前のわたしなら、これらの言葉は「人々をある特定の
ルールに従わせるためにねつ造した架空の権力」と解釈していたことでし
ょう。しかし、「社会的」の場合はそれ意外の意味も含まれているような
気がします。

 発達障害の世界で社会性という場合はもっと分かりにくいです。これま
でわたしが扱ってきた「共感性」についてはウタ・フリス氏が不完全なが
ら定義してくれていたので、それを出発点にして理解していくことができ
ました。しかし、「社会性」になると、そもそも定義がなされていないた
め、出発点さえ定まらない状態になってしまいます。


Re: ASに適している職業 8925へのコメント
No.8936  Sat, 24 Nov 2001 10:49:02 +0900  こうもり [この発言にコメントする]

tuduさん wrote:

>ASに適していると思われる職業について何かあれば教えてもらえませんか

 医学的に健常者と呼ばれている人に共通の適職がないように、AS人にも
共通の適職はないような気がします。例えば、AS人のなかにはデザイナー
や美術の世界で成功を収めている人がいるそうですが、微細運動が苦手なわ
たしには不向きな職業です。しかも、ASだから接客業は向いていないだろ
うと思うと、意外に営業職やサービス業で成功してしまう人もいるというの
だから不思議です。

 そんな訳で、わたしは自分の得手不得手と好き嫌いをうまく把握しながら
職業を選んでいく方がよいと考えています。


Re: お宮入り 8922へのコメント
No.8935  Sat, 24 Nov 2001 10:19:51 +0900  Tox [この発言にコメントする]

 『キリスト教は古来「らい病」患者の処遇に深くかかわってきた。その根源は聖書にある。しかし、今日ハンセン病と聖書について言及する場合、あらかじめ確認しておかなければならない事柄がある。現在、日本のカトリック・プロテスタント両教会で広く用いられている『聖書新共同訳』(両教会の共同翻訳事業により一九八七完訳)では、かつて口語訳・文語訳でともに「らい病」と訳されていた言葉(旧約聖書の原語ヘブライ語では「ツァーアラト」、新約聖書の原語ギリシア語では「レプラ」)が、旧約では「重い皮膚病」、新約では「らい病」と訳し分けられている。新共同訳以前の邦語聖書では、教派訳・個人訳を問わず、一様に「らい病」と訳されていた。
 この変更の背後には、不快語・差別語の読み替えという事情のみならず、今世紀後半に入ってからの画期的な考古学的・疫病学的研究成果が反映されている。ことにメラ=クリステンセンによる古人骨調査・研究によって、例えば「ツァーアラト」という言葉が頻出する旧約のレビ記が編集された時代(紀元前六世紀から五世紀)、パレスチナ地域には今日の医学でいうハンセン病(レプラ桿菌を病原体とする感染症)はまだ存在していなかたことが明らかになった。しかも、「ツァーアラト」とハンセン病の主症状も必ずしも一致しない。従って「ツァーアラト」はハンセン病と同定されず、またそれを含まないことは、今日ではほぼ定説となっている。
 新約についてはいささか複雑な説明を要する。パレスチナにハンセン病が入ってきたのはいつかという問題とともに、聖書翻訳の問題が介在し、この点については犀川一夫著『聖書のらい-その考古学・医学・神学的解明』に詳しく述べられている。パレスチナにハンセン病が入ってきたのは、一般にアレキサンダー大王の東方遠征の頃(紀元前四世紀前半)とする説が有力視されており、東西文化の交流・公益によって次第に地中海沿岸各地、パレスチナ、小アジア地域へと広がっていったと考えられている。従って新約時代(新約諸文書が記された紀元後一世紀後半から二世紀前半)には、すでにハンセン病は聖書の世界に進出しており、それだけでいえば、新約の「レプラ」は今日のハンセン病も含まれる可能性を否定しきれない。
 ただし、新約の「レプラ」には「ツァーアラト」の場合と異なって、症状(状態)・診断・治癒判定の詳しい記述は一切なく、ハンセン病と同定されるかどうかの判断材料は極めて乏しい。
 (中略)たとえ聖書の「らい病」が、今日のハンセン病でないとせん下ンしても、それで二千年以上にも及ぶ差別と抑圧の歴史が消えるわけではない。キリスト教には、長年「らい病」を罪のメタファーとして福音宣教してきた歴史があり、古代から現代に至まで、修道院や「ラザレット」や各種の療養施設で、良きにつけ悪しきにつけ行なってきた医療・慈善事業等の歴史あある。病名は如何にあれ、数千ねンに渡って重い皮膚病を患った一群の人々が、祭儀的に汚れた存在として隔離され、やがて倫理的に汚れた存在として「社会科されていった事実を忘れ去るわけにはいかない。さらに、旧約の清浄規定に当てはめれば、今日でも穢れの対象となる人々は少なくない。ならばいっそのこと、そのような箇所は聖書から削除すべきだろうか。
 (後略)』
 荒井英子『ハンセン病とキリスト教』岩波書店


Re: ベタニアのMariaさんへ 8928へのコメント
No.8934  Sat, 24 Nov 2001 09:38:27 +0900  pennpenn58 [この発言にコメントする]

里辺華 wrote:
>                                      名前のこと、誉めてくださったのにご返事できなくてごめんなさい。いまごろ、ここでレスさせてもらいます。本名ではなく、イサクの妻リベカから取りました。わたしが所属している宗教団体では、リベカは、良い妻のお手本ということになっているので、なんとなくマネしてみたのです。   

 里辺華さんは宗教団体に所属しているのですね。聖書のエピソードもその団体によって様々ですね。私もかつて宗教団体に入っていたことがあるのですがどうもそこでも人に合わせられないと言うかASの特徴のこだわりで長続きしなかったのです。悪魔扱いなんかされたりしちゃったこともあってうーん、宗教団体でも人間関係は難しいなあなんて自信喪失してしまいました。


Re: カクテルパーティ効果 8931へのコメント
No.8933  Sat, 24 Nov 2001 09:27:35 +0900  pennpenn58 [この発言にコメントする]

みどり wrote:
>やんちゃん wrote:
>>どうも「カクテルパーティ」なんて言うから、カラオケボックスみたいな騒がしい場所を想像して、そんなところで会話が聴きとれること?と思ってしまったのでした。
>
>たぶん一般にはこっちだと思います。(結果として悪口も聞こえたりするかもしれないけど)
>
>オーケストラの中で特定の楽器の音に集中して聞いたりすることができるのも「カクテルパーティ効果」ですね。
>
>耳に入ってくるいろいろな音のなかで、一部の音だけに注目し、それ以外の音を抑制する能力のことを指すようです。
>場合によっては困った方にも働きます。(嫌いな音がやたらに聞こえてしまうとか)

 あ、違ってましたか?ごめんなさい。なにしろまんがで知った知識なので・・・・。すみません。


Re: 心細い話し 8924へのコメント
No.8932  Sat, 24 Nov 2001 09:24:15 +0900  pennpenn58 [この発言にコメントする]

あさかぜ wrote:
>Iwrote:
>> 気楽になれるまで時間がかかるかもしれませんが、うつ病は治りますよ。わたしは一年半ほどかかっていますが、信じられないほど元気になりました。病んだことで見えてくる新しい発見もあります。
>>
>> 子育てと病気療養は気長にやるのが一番でしょう。
>
> なんか……ものすごくエラそうに、冷たい言い方をしてしまったような気がして、自己嫌悪しています。
> pennpenn58さん、ごめんなさい。
>
> (揺れ戻ることも多いし、まだまだSSRIが手放せない、うつけ者のあさかぜ)

 ごめんなさいだなんてそんなこと全然ないです。レスいただいたと言うだけで感謝。アドバイスすごく参考になりました。私はなんか頼りない母親で時々落ち込んで気弱になってつい言われるまま中3の娘に携帯電話を買ってやってあとでいくら何でも与えるには早すぎたなんて落ち込んでめそめそ泣いたりなんて・・・・・。
元気なときには何とかやっているのですが。

 母親って元気でないとつとまらないですよね。私は母親失格かも。娘も反抗期で反抗しようにも反抗のしようのない母親では人格形成になにか影響があるかもしれない。また自信のない私にアドバイスをお願いします。


Re: カクテルパーティ効果 8929へのコメント
No.8931  Sat, 24 Nov 2001 08:38:02 +0900  みどり [この発言にコメントする]

やんちゃん wrote:
>どうも「カクテルパーティ」なんて言うから、カラオケボックスみたいな騒がしい場所を想像して、そんなところで会話が聴きとれること?と思ってしまったのでした。

たぶん一般にはこっちだと思います。(結果として悪口も聞こえたりするかもしれないけど)

オーケストラの中で特定の楽器の音に集中して聞いたりすることができるのも「カクテルパーティ効果」ですね。

耳に入ってくるいろいろな音のなかで、一部の音だけに注目し、それ以外の音を抑制する能力のことを指すようです。
場合によっては困った方にも働きます。(嫌いな音がやたらに聞こえてしまうとか)


アスペというもの
No.8930  Sat, 24 Nov 2001 07:23:41 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

ああ、この忌まわしき相棒よ。

滑ったり転んだり、泣いたりわめいたりということに吾を落とす恐ろしき悪魔よ。

ペンを握る手も揺らがせ、電話からの音も聞き漏らさせ、セーターの裏返しにも気づかなくさせ、目にはモザイクの幻覚を送り込むあまのじゃくよ。

ルールとは・愛とは・大人とは・仕事とは・社会性とは・・・と悩みまくりながら過ぎ去っていく日々!もう、10年以上だ。

がんばって生きよう!それでも!こんな僕でも、いつかどこかで幸せにめぐり合えると信じて。 


Re: カクテルパーティ効果 8915へのコメント
No.8929  Sat, 24 Nov 2001 01:10:33 +0900  やんちゃん [この発言にコメントする]

pennpenn58さん wrote:
>
> えーと、まんがで知ったのですがざわざわしているとことでも不思議に自分の悪口を言われたりしているとすぐに気がつくしはっきり聞こえると言うことのようです。
>
> たしかにそういうことってあると思います。左耳失聴の他にも聞き取り能力に難のある私でもそういう体験をします。(もしかしていつも悪口ばかり言われているのだろうか・・・・)体中にアンテナが張ってあって耳ではなく体全体で自分に関することの話題を聞き取っている感じです。

ああ、なるほど。「悪口」かどうかはともかく、確かに、自分の姓が呼ばれると敏感に反応してしまうところはありますね。そういうことですか?(私は名のほうはあまりにもありきたりなので、反応しないみたい)

どうも「カクテルパーティ」なんて言うから、カラオケボックスみたいな騒がしい場所を想像して、そんなところで会話が聴きとれること?と思ってしまったのでした。

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