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Re: 社会不適応と犯罪 10191へのコメント
No.10368  Sun, 13 Jan 2002 21:08:34 +0900  truth [この発言にコメントする]

ANKH(あんく) wrote:

はじめまして♪アンクさん・・・。

> 私が(立ち読みで)大ウケした記述では、中島氏が、世の中には「一人で生きて>いるんじゃないんだからな!」という、超ムカツク(←私情入っています)言説が>存在するとし、それに対して「“一人で生きているわけではない”という、まさに>その事実のせいで、どれ位イヤな思いをさせられなくちゃならないと思っとるんじ>ゃい!」と、歯ぎしりバリバリで反撃していたのには、いたく共感したもんですけ>ど(^o^)。“戦う哲学”もよいけれど、ときには森鴎外『あきらめの哲学』でも読>んで、バランスをおとりになった方が......。

私も昔・・・一度だけ・・・「一人で生きてると思うな」と言われました・・・が、意味がわからず、理解不能で・・・そーいう態度を私がとっていたのかもしれないのですが・・・分かりませんでした・・・。今考えると、少しそう言われたことを引きずっているかもしれません。色々な人に助けられているのも、人の中にいる事も分かっているのだけどなぁ・・・。「あきらめの哲学」・・・諦観でしょうか。戦うと、戦闘態勢で、色々なことに立ち向かっていると、疲れますよね。「明日のジョー」じゃないけど、「白い灰になる」というか、燃え尽きます。諦めばかりでも、何だかスライム状態に精神的にも肉体的にもなりそうですが・・・。
 
> 世の中一般を支配するメンタリティというものは、しばしば「目くらまし」とい>う性質を持っていて、それらを喝破するということは、「ないものを発見する」と>いうのと同じ、困難な作業だ。けれど、『〜10の言葉』はじめ<他者の痛みを理解
>しているわけでもない者が、あまり考えもせずに出してくる/人間だれもが持って>いる(とおぼしき)、“悪い虫”が動き出すのを防止・あるいは無害化しようとす>るという主旨と性質を持って生まれた/一見もっともらしい言葉>(/は、英語で
>言うところの関係副詞的thatの記号的代用である...って、却ってワケわかん
>なくなっちゃったか〜)って奴は、けっこう身近にころがっているものだし、それ>らにあえて疑問を感じ、「てめぇらホントにそんなこと思ってんのかよ!」と反撃>をこころみるっていう行為は、別にあたまのいい哲学者のひとでなくても、実践可>能だと思う。

世間の常識が分からないと、自分とのギャップに振り回されて、訳が分からなくなりそうですが、体系というか、構図というか、うまく言えないのですが、「なるほど、こーなっているのか」という事が分かってくると、自分のスタンスがとりやすい気がします。結構冷静に、「そうですか・・・でも、そうだとは思わないですが。」みたいな感じで静かな反発みたいなのが出来るかもしれません。そーいう訳で、中島さんの本は、とってもためになりました。「あ、そう思わなくてもいいんだ。」とか「色々言われて、そのたびにそれが絶対的に正しくて、自分が悪いような気がしていたけど、そうではないかも・・・」という感じがしてきました。

> 私個人としては、自分の人格形成を大幅に歪めてくれた、「ボゲェェーーッとし>てちゃあ、ダメなんだからねェ?!」 「そぉんな、丁寧に丁寧にやってないで、チ>ャッチャッチャッチャッとやりゃあイイんだよォォォォォっっ!!......もういい
>よォ、貸せよォォォォォォオっっ!!」といった、「何かをやる速度が低い」こと
>で、私の全能力を推し量ろうとする言葉達を、告発したいね。うー思い出しただけ>で殺意が芽生えてしまう(^_^)

> そうか、殺したいほど憎いやつがいるのに、殺さないでいるってことは、私はた>またま“人を殺さないという趣味”(これに対立する“趣味”とはもちろん、「人>を殺す趣味」になるんだろうけど、それだと「人を殺したい」ではなく「人を殺し>てみたい」という表現の方が、適切になってくるのかも)の持ち主なのかも知れな>かったのか!ってね。いま、その対談本、手元にないけど、“犯罪者予備軍”とい>うレッテルを憂慮している人々のためにも、いつか紹介してみようかと思う。それ>にしても「人には善をなしなさい」というルールを完全無視したままの、一連の文>章かもなーこの段落は。

私は、結構人間は・・・理性とか、頭で考えるものを取ってしまえば、「自分のためなら、平気で人を殺すこともある」というような存在かもしれないな・・・と思います。暴力的だったり、とんでもなく、恐ろしい事も考える存在であるとも思います。でも。私は多分・・・人も殺さないだろうし、だからといって、「非常識な犯罪」はしないだろう・・・と思いますが、色々な事件が世の中で起こるたび、「まーこわい・・・人間じゃないわ・・・人間のクズね。」という風には犯人の人を思わないのでした。何となく理解出来るような・・・というとおこがましいかもしれないですが、気がするのでした。

反対に「絶対自分は正しくて、非人間的と言われている事はしない」と確信している幸せな人達の方が不思議です。状況によっては、自分の身を守るためとかで、どんな事でも自分はしてしまうだろう・・・って気がするから。曾野綾子さんという人が大好きで読んでいるのですが、彼女も物事の真理を鋭く突く・・・小気味よい批評をしますね。

> 他人に分からない痛み(たとえば障害への無知や無理解の犠牲となってしまうこ>と)の経験というのは、しばしば人を「偏屈」にするし、「あの人何か怖い、いつ>か犯罪やらかすんじゃないの」といった認識を、周囲の心に芽生えさせてしまう。>それらから開放してあげるにははたとえば、「べつに遅くったっていいんだよ」
>「できるようになるまで付き合ってあげるから」「いいじゃない、障害があったっ>てなんだって。そこまで自分を責める理由を探す必要、ないんじゃないの」「君は>本当はいい人なんだから。私には分かるの。他人の言ってることなんて真に受ける>必要ない。世の中、耳を貸していい言葉と、聞かないほうがいい言葉ってあるの
>よ」といった、さいごまで“責任”ある言葉をかけ続けてあげることのできる、勇>気ある理解者が、“犯罪者予備軍”呼ばわりされている、当の人間の周囲に、一人>でもいるかどうかだと思うけどな。mさんもさっそくチェックしてみよう。

本当はそんなに心が荒んでいて、犯罪とかを起こしたい訳でもないのに、精神的にアンバランスだから・・・とか・・・行動が変だから(行動は変でも、内面は温かい人だっていると思います。)とか・・・そーいう理由で怖がられる人はいると思います。人間は理解できないものが怖いから。私も落ち込んで悲惨だった時期、電車の中で言われたりした事があります。「犯罪とか起こすんじゃないの?ははは・・・失礼だよ〜〜」とか・・・。

暖かい対応とか・・・受け入れられている感じがあれば・・・いーんですよね。そーいう経験が私もあります。結構・・・辛い経験から、心を閉ざしていて、「私は異端だ・・・」なんて思っちゃって、自分から自分を孤立させてしまっても、周りの人達が暖かく見つめて受け入れてくれれば・・・他人に対する思いやりもうまれるだろうし、自分が社会の中でちゃんと存在しているっていう意識ももてるし。

そーいう愛して?くれる人がいなくて、極限状態になっちゃった人が最終的に犯罪に走るという事もあると思います。だから、私は他人事だと思えないのかな。色々な事件が起こると。本当に「根っからの犯罪者」「犯罪が好き〜」という人もいるかもしれないですが・・・。
 
> 他の国じゃ分からないけどさ、日本人には「こんな出来損ない、将来ロクなもん>になりゃしねえ」「まっ、蛇の道は蛇ってことよ」「いちど骨の髄まで汚れちまっ>たもんは、何したって浮かばれゃしねえのさ」といったメンタリティに、支配され>てるフシがあるって気がするのよね。それも大して古いものじゃなくて、さしずめ>仁侠映画あたりから持ってきたんじゃないのかな。「社会不適応」者という目で見>られている人たちっていうのは、そういう意味合いの言葉をかけられることが、
>「健常」者に比べて、めっぽう多い。「ロクでなしの子」だとか、まるで先祖の血>というものが、何か本人に対して、オカルト的に働きかけているかのように言う、>無知なイナカ者達からは、いっそ隔離しちゃったほうがいいの。隔離ができない状>況にあるようなら、最低限、耳を貸さなきゃいいんだよねってことを、周囲は本人>に、はっきり教えておく必要がある。
> いままでに自分が何を経験し、何を言われてきて、それについて何を感じたか。>それを言葉にして人に伝えようとすることは、本人の努力も必要だけれど、そうい>った言葉を受け止め、受け容れる態勢づくりをするのは、周囲の人々の義務なんだ>と思う。

日本は本当にそういう意識つよいですね。皆はずれないように精一杯で。変な物を排斥する所があるし。時々外国に行きたくなります・・・。(外国語が出来ない・・・という問題はありますが・・・)

「ばちがあたったんだよ。」と言われたときは、何のことだかさっぱりわかりませんでした・・・。恵まれた人にはかならずばちがあたるという考え方があるのだろうか・・・。

何でもいいから、個人の存在をそのまま認めるような風にしないと、だめだって思います。いろいろな人がいて、基本的にちゃんとしていれば、いいさ・・・みたいな。

社会不適応な人達の大半・・・か、半分くらいの人達は、そーいう酷い仕打ち(言葉で・・・態度で・・・)を世間から受けて、頑張ろうとしたのに、一所懸命だったのに、追いやられた人だろうな・・・。

個人的な事ですが・・・ちゃんと?働いていても、「働いているの?」と言われる事が私には苦痛でした。あまりにも個性的な態度をとりすぎたのか・・・。人一倍(というか、要領が悪いので、人並みの事でも死にものぐるいでやっていたという意味で・・・)頑張っていても、何だか多分「社会不適応」という風に見えるのでしょう・・・。言われるたびに傷ついて、最近は「働いているオーラ」を意識的に出そうと努力したりしています・・・。

働いていないとダメ・・・みたいなのも、少し問題ある考え方だと思うのですが。働くのは大切だけど、それぞれ理由とか・・・訳があるわけですしね。

とあげていくと・・・本当にいろいろあるなぁ・・・。「結婚すれば?」っていう言葉とかも・・・誰でもいいから結婚すればいいっていう常識なのかなぁ。う〜ん。

色々変なこと書いてすみません。


Re: 再び考えてみました。 10364へのコメント
No.10367  Sun, 13 Jan 2002 21:07:26 +0900  truth [この発言にコメントする]

こんばんわ。KILROYさんに質問です・・・。よこレスですみませんが・・・。

KILROY wrote:

> 「男と女は別の生き物だ」というのはよく言われることだが、「男」と「女」と>「男と女」というのはまた別の生き物で、「男と女」に関していえば「男(と
>女)」と「女(と男)」がすでにして別の生き物であり、その「男(と女)」と
>「女(と男)」のことを「男」「女」と呼ぶのであって、人間は「子供」→「男の>子」→「男」とか「子供」→「女の子」→「女」というふうに「変態(昆虫にみら>れるような、生物学的なイメージとしての「変態」)」するのだと解釈するのがた>ぶん(民俗学的・文化人類学的・心理学的には)正しい。


> 琵琶湖のギンブナだとか北米のムチオトカゲだとか、雌だけで繁殖する生物は珍>しくはない。その意味で女性はアイデンティティとして完結しておるわけで、男な>んつーものは女のおまけでしかない。つまりは「女に認められること」にしか男に>存在価値はないのである。男は進化の過程で女に「発明」された中途半端な生命体>であり、女に回帰することでしか真のアイデンティティを獲得することができない>のである。

> とはいえ女性も処女生殖はせんわけで(聖母マリアじゃないんだから。ちなみに>うちのMariaはベタニアのマリアだから関係ない)、その意味では、女性もまた進>化の過程でアイデンティティの一部を放棄したと考えることができる。古代ギリシ>ャでは、人間は「アンドロギュノス」という両性具有の完全生物であったのだが、>神が人間を恐れて男と女に分けたのだ、という説明がなされていた。で、配偶者の>ことをベターハーフというのだ、みたいな話は聞いたことがあるはずである。(←>自分で書いてて思うんだが、いろいろ勉強になるなぁ)

> そんなわけで、配偶者としてのパートナーを見つけていない男女はアイデンティ>ティが完結しとらんのだ。つまりは生物として半人前ということである。これは馬>鹿にして言っているのではない。自己完結しとらんからこそ片割れを捜す楽しみと>いうものが手に入ったのである。ゾウリムシみたいに誰彼なしにくっついて遺伝情>報の交換をしちゃあ分裂する、みたいな人生が楽しいかどうか考えてみるといい。

> そんなわけで、男というのは女という「(種としての)根幹」からふらふら離れ>ては戻ってゆく不安定な存在なのである。女という根幹から離れたミトコンドリア>は二度とその根幹に戻ることはない。男は女の掌の上で踊っているのである。男尊>女卑思想なんていうのは生物学的な事実に対するアンチテーゼでしかないのであ
>る。

> 女にとって男というのはたぶん「異物」(あるいは異生物)なのであろう。で、>生物としての基本は女の側にある。男は女について学ぶと人間が見えてくる、よう>な気がする。男は、自分を知るためにも女というものを理解しようと努めたほうが>いい、と思う。

私の友達には、インターセクシャルという人がいます。又、性同一性障害の友達もいるのですが・・・その場合はどういう事になるのでしょうか?上の文章の事ですが・・・。

私には、「男性・女性」という概念も、「世の中の男と女」という2分法というか、「男はこう、女はこう」という考え方が・・・「世間の常識」というか、「決めつけ」に思われる事があります。

男女の区別って分からないです。大抵の人は、「女性はそういうものだ」「男性はそういうものだ」という範疇に入るのでしょうか?世の中には、「そーではなくて、何だか分からないけれども、普通?の「男女」の範疇にどうしても入らない、という人もいると思うのでした。

友達のインターセクシャルの人は、「性同一性障害」とはまた違い、性別の曖昧さというのに悩んでいたりします。体も心もどっちつかずというか・・・戸籍上の性と少しずれている・・・(感覚的に・・・)という事で・・・。又、性転換系の人とか、中性的なあり方と言うか・・・感覚を持っている人もいると思うのですよね。

心理学や、医学、何でもですが・・・「男女」というか、「男の場合、女の場合」という理解の仕方・・・対応の仕方をすると思います。でも、そうではない人達の場合はどうなのかなぁ・・・。

それは、性的異常で、異端の存在で・・・論じる必要もないような・・・存在なのかなぁ・・・。片割れを絶対に見つける事が出来ない存在というか・・・。

私自身も、又、「何だかしらないけど、私は、変わっている・・・感覚的に・・・女性だけど・・・」って感覚を感じる時があります。性的意識が弱いのか・・・。どちらの感覚も持っているような・・・男性的側面と女性的側面があるというか。

KILROYさんが何でも知っているという訳ではないと思うのですが、世間一般の意見というより、KILROYさんは、この問題についてどう思うか・・・という事を聞きたいと思って書き込みします。


Re: 仕事が採用に・・・・・・ 10307へのコメント
No.10366  Sun, 13 Jan 2002 20:58:11 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

pennpenn58 wrote:
>多重人格で被害妄想と自意識過剰があり、鬱病でナルコレプシーで引きこもりのpennpennです。現在失業保険をもらいはじめたばかりというところです。前の会社は居眠りをしたり、眠気を押さえるためにコーヒーばかり飲んだりしていた勤務態度を徹底的に所長さんに嫌われていじめられて精神科受診しているのもばれて首になってしまったのです。去年の10月の話です。
>
>で、しばらくは失業保険で暮らそうと思っていたのですがそう覚悟を決めたところで職安の紹介で行った会社に採用になってしまいました。ウーン、その会社も行くつもりはなかったのですがなにしろ職安のすぐとなりの会社だったのでつい興味を引かれて覗いてみたら留守番の人と目があって面接の運びになってしまいました。
>2月から開設する会社で普通の民家の一室を改造しただけの事務所で社員の数も5,6人程度。
>
>自信ないです。ナルコレプシーで所長さんにいじめられて前の会社はたった半年で首になったことも言ったのですが・・・・・・でもうそもつきました。ナルコレプシーは治りましたなんて・・・・・・ああ、だめだ。自信がない。娘に言ったらお母さん、今度は嫌われないようにねと言われました。嫌いな人でもしゃべってみるとそんなでもないもんだよとのこと。お母さんは一人っ子だから人間関係を作るのが下手だよねと。トホホ。娘に説教される親。返す言葉がありません。
>
>ドキドキドキドキドキしてます。はあ、なんか運命って皮肉。ああ、迷う。ああ、どうしよう。ドキドキドキドキドキ。生き方をかえようかな。図々しく会社なんていくら首になったっていいんだと。そういう覚悟でないととても勤められない。ああ、どうしよう。ひきこもりで自分の部屋から出るのもトイレの時だけという状態なのに。

 運が良かったですね。無理しないでマイペースでがんばってください。
私も先週流通センターのようなところで、13:00から18:00までの仕事があったので面接を受けに行きましたが、採用責任者の「うちは誰かが20%しか仕事ができないと、みんながとばっちりを食らうんだよね・・・」の一言で、あきらめざろうえませんでした。
 ああ・・なんでノーマリゼーションなんていって、障害者に「働け!働け。働くやつが立派なんだよ!」って、この国はろくな支援もせずに俺たちの尻ばかりたたくんだろう・・俺たちは奴隷か??このままじゃ本当にお先真っ暗だ!
 ノルウェーのヴィダー・オースンみたいな、「障害者村」でも作ってくれたほうがまだましだ。


Re: 今さらですが…。(補足) 10358へのコメント
No.10365  Sun, 13 Jan 2002 20:33:13 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

Mr.Moto wrote:
> 本来「ノット」は赤道上の一分(これが1ノーティカル・マイルなのだ)を一時間で移動する速度なので(四万kmを三百六十で割ってから六十で割ってみてくれ)、言ってみれば天測航法の時代の遺物(遺産というべきか)なのである。まあ、郷愁(ノスタルジー)の中にある単位だと思ってくれい。
>
> (Mr.Moto)

ノットの語源は英語の「KNOT(結び目)」です。
 大航海時代の船では、停船投錨のうえ、47フィート3インチという一定の間隔で結び目をつけたロープを海に流していくという方法で、海流の速さを測っていました。つまり一分間に3個ずつ結び目が海に消えれば、「ここの潮の流れは、毎分3ノットじゃ!」ということになっていました。
 現在の船では、走ったままで海流の流速の測定ができるように、「磁場の中で導体が動くと、その導体の両端に誘起起電力が発生する。」という、「ファラデーの電磁誘導の法則」を応用した「G.E.K」という測定システムが用いられています。もちろん単位は、相変わらず「ノット」です。
 なお、「1ノット=1852m/h」です。 


Re: 再び考えてみました。 10354へのコメント
No.10364  Sun, 13 Jan 2002 12:04:12 +0900  KILROY [この発言にコメントする]

白くん wrote:
> すごくくだらないけど、この件に関しても、どなたかレスしてもらえますか……。(かなり力弱くなってます)

 わはははははははは。当人にとっては笑い事ではないのだろうが、私にとっても笑いごとではない(何を言っておるのかなおれは)。(←おれが混じっているのであろう by Mr.Moto)

 「男と女は別の生き物だ」というのはよく言われることだが、「男」と「女」と「男と女」というのはまた別の生き物で、「男と女」に関していえば「男(と女)」と「女(と男)」がすでにして別の生き物であり、その「男(と女)」と「女(と男)」のことを「男」「女」と呼ぶのであって、人間は「子供」→「男の子」→「男」とか「子供」→「女の子」→「女」というふうに「変態(昆虫にみられるような、生物学的なイメージとしての「変態」)」するのだと解釈するのがたぶん(民俗学的・文化人類学的・心理学的には)正しい。

 「結婚は人生の墓場である」という言葉があるが、これもまた「酢酸は(有機)化学反応の墓場である」とか「鉄は核反応の墓場である」とかいった話と同じように、「エネルギーレベルが低いので安定」と解釈するのが正しい。

 白くんは高校生だからウィルスについて学んだことがあるだろう。タバコモザイクウィルスの結晶の電子顕微鏡写真もおそらく見たことがあるだろうし、ウィルスというのが核酸と蛋白質だけでできているという話も聞いたことがあるはずである。
 ところが、ここでいう「ウィルス」というものは、正式には「ウィルス核」といって単なる配偶子(生殖細胞みたいなもの)である。ウィルス核単独ではなんら生物学的な活動はできない。細胞に感染して、はじめて「生物」になるのである。

 「ウィルスというのは生物なのか物質なのか」みたいな議論がかつて科学史上にあった。で、結論としては、「ウィルスが感染した細胞」が生物なのである、ということになっている。すなわち「ウィルス核」そのものに種としてのアイデンティティは存在せず、ウィルスと感染細胞が一緒になって、はじめて種としてのアイデンティティを認められるということになるのである。
 で、インフルエンザ・ウィルスが人類に対して猛威をふるうのは、インフルエンザ・ウィルスがブタやら水鳥やらといった異なった種にまたがって感染してしまうために、アイデンティティが混乱するからなのだ。

 琵琶湖のギンブナだとか北米のムチオトカゲだとか、雌だけで繁殖する生物は珍しくはない。その意味で女性はアイデンティティとして完結しておるわけで、男なんつーものは女のおまけでしかない。つまりは「女に認められること」にしか男に存在価値はないのである。男は進化の過程で女に「発明」された中途半端な生命体であり、女に回帰することでしか真のアイデンティティを獲得することができないのである。

 とはいえ女性も処女生殖はせんわけで(聖母マリアじゃないんだから。ちなみにうちのMariaはベタニアのマリアだから関係ない)、その意味では、女性もまた進化の過程でアイデンティティの一部を放棄したと考えることができる。古代ギリシャでは、人間は「アンドロギュノス」という両性具有の完全生物であったのだが、神が人間を恐れて男と女に分けたのだ、という説明がなされていた。で、配偶者のことをベターハーフというのだ、みたいな話は聞いたことがあるはずである。(←自分で書いてて思うんだが、いろいろ勉強になるなぁ)

 そんなわけで、配偶者としてのパートナーを見つけていない男女はアイデンティティが完結しとらんのだ。つまりは生物として半人前ということである。これは馬鹿にして言っているのではない。自己完結しとらんからこそ片割れを捜す楽しみというものが手に入ったのである。ゾウリムシみたいに誰彼なしにくっついて遺伝情報の交換をしちゃあ分裂する、みたいな人生が楽しいかどうか考えてみるといい。

 そんなわけで、男というのは女という「(種としての)根幹」からふらふら離れては戻ってゆく不安定な存在なのである。女という根幹から離れたミトコンドリアは二度とその根幹に戻ることはない。男は女の掌の上で踊っているのである。男尊女卑思想なんていうのは生物学的な事実に対するアンチテーゼでしかないのである。

 女にとって男というのはたぶん「異物」(あるいは異生物)なのであろう。で、生物としての基本は女の側にある。男は女について学ぶと人間が見えてくる、ような気がする。男は、自分を知るためにも女というものを理解しようと努めたほうがいい、と思う。

 (KILROY)


Re: 「どっちでもいいこと」が決められない。(プロローグ) 10362へのコメント
No.10363  Sun, 13 Jan 2002 11:21:25 +0900  グルンサ [この発言にコメントする]

Mariaさん wrote:
> 発達と社会適応に関していうと、やっぱり各人各様なんですよね。「こうだ!」と結論めいた発言をしちゃうと、自閉症方面の子供の子育てに腐心しているお母さまがたに対する影響が強すぎるような気がする。それより、あたしら(および、お母さまがた)で「体験談文集」でも出したほうがいいかも、と思うんだけど、どうかな?
↑「体験談文集」賛成!もう1つ言わせていただきますと、この『「どっちでもいいこと」が決められない。』も、全部まとまったら一般向けにリライトして出版、というのはいかがでしょうか?(間違いでなければ、おそらくその考えがあるのではないだろうか?と思ったもので。)こういった(体験談文集もですが)本は、一般向けの自閉症方面の理解のために良いと思います。(実際、マンガですが『光とともに…』も、自閉症についての誤解を解きたい、ということから生まれた作品ですので…。)
『光とともに…』第2巻が早く出てほしいな。 (グルンサ)

P.S.今度こそ、また後ほど。


Re: 今さらですが…。(補足) 10358へのコメント
No.10361  Sun, 13 Jan 2002 10:34:07 +0900  グルンサ [この発言にコメントする]

Mr.Motoさん wrote:
>シュッツさん wrote:
>> 飛行機の速度にもノットが使われるんでしたっけ?

> 本来「ノット」は(中略)、言ってみれば天測航法の時代の遺物(遺産というべきか)なのである。まあ、郷愁(ノスタルジー)の中にある単位だと思ってくれい。

 おはようございます。
私は、「ログ」がもともと航海記録から、ということをこれで初めて知りました。
また、シュッツさんとは逆に、ノットが飛行機の速度ということは知っていましたが、船の速度にも(もともとどちらが先に使い始めたかは、まるっきり知らないのですが…。)使われる、ということを初めて知りました。(ホントに皆さん、いろいろなことをご存知ですごい!)
 お二方とも、レスありがとうございました。

P.S.他の方にもレスしたいことはあるのですが、これは後ほど。


Re: 仕事が採用に・・・・・・ 10340へのコメント
No.10360  Sun, 13 Jan 2002 07:25:52 +0900  pennpenn58 [この発言にコメントする]

あんく wrote:
 へえ、こんにちは。他人のレッテルを、そこまでていねいに貼り付けなおす必要というのは、どこにもないんですって。
>
はあ、ありがとうございます。ただひたすら居直りを生きる武器にしてきたもんですからそんなことをいわれるとうれしいです。「あなたって八方美人よね」といわれれば「そうなのよねえ、気が弱いもんだからそうなってしまって・・・」と応じ、「口がうまいわよね」といわれれば「親がまちがって舌を2枚つけて生んだのよねえ」と答えております。ASとADHDのくせにどうも世の中の人には一見要領よく世の中を渡っているように見えるらしい私。ひとりそのギャップに泣いております。

ところであんくさん、私はあんくさんの性別を勘違いしていましたがついでに年齢も勘違いしていたようです。お若い方かと思っていましたが親の年齢がにているようなのでもしかしたらあんくさんも私とそう変わらない年齢なのでしょうか?私の父も徴集されて南方に行っておりました。私の父はただの百姓ですが、自己肯定が強烈で私はただ呆然とするのみ。戦争も父の思い出話を聞けば「おれが花を手帳にはさんでいたら花が好きな奴に悪い奴はいないと上官にかわいがられた」「ひまなときは将棋をしておれが一番強かったのよ」「原住民を呼びつけて畑を作らせていろいろ教えたから原住民はおれらに感謝している」父よ。あなたは戦争で人を殺してはこなかったのですか?日本軍の残玉行為を目にしたことはなかったのですか?

私の鬱病の直りがあまりに悪いので主治医に両親が呼ばれたことがある。父は主治医に徹底的に娘自慢をしてきたらしい。小さいときから本が好きなおとなしい子供だった。頭がおかしいなんて刃物を振り回したりするわけでもないし、頭がいいから大学まで出した。おかしいわけがない。父よ、あなたの娘は男性恐怖症だったので怖くて大学の教室にはいることができませんでした。大学は補欠で入学し授業にはほとんど出席せずお情けで卒業しただけなのです。父よ、あなたの娘はほんとうに頭がおかしいのです。こういう都合の悪い現実を認めない親の子供というのは分裂症を発症しやすいらしい。

仕事の方はやはりやめることにしました。私は今回はケアマネジャーという資格で採用されたのですが車に乗ることの多い仕事なのでナルコレプシーで居眠りの多い私には危険だと夫の反対にあって断ることにしました。文月さんにもお祝いの言葉をかけていただいたのですが。

>> 別にいいじゃないですか、多重人格だろうが淫乱だってなんだってさ。中略 仕事も決まった、子供に励ましてもらえた、幸せすぎて怖いってやつですかね(笑)?

はあ、淫乱なので子供は3人もいるし経済的には限りなく不安で果たして次の仕事が見つかるのかどうかもわからないのですがとりあえず失業保険をもらっている間は家でおとなしくしていることに決めました。それがやはり社会のため。子供のためになるかもしれないし。あんくさん、レス感謝です。


Re: 再び考えてみました。 10357へのコメント
No.10359  Sun, 13 Jan 2002 02:12:29 +0900  Maria [この発言にコメントする]

yamoriさん wrote:
> 「アスペルガーの人の心理」とひとくくりにするのが乱暴なように、
> 「女性心理」とひとくくりにするのも乱暴かつ危険なことです。

 うふふふふふふふふ。Mariaだぞ。

 とはいえ女性と男性が歴然として違う、ということはおそらく事実なのね。で、白くんは相手の女性を生涯のパートナーとして考えていると思われるので、どうしたって「結婚」「性交」「妊娠」「出産」といったことを考えざるを得ないのだな。それを考えると、「女性心理」として考慮(あるいは配慮)すべきことというのはある意味限定されていて、「個別の要素」というのはyamoriさんが『恋愛は「個別の事例」あるのみです。』とおっしゃっておられるように、「恋愛」のレベルの話でしかないわけです。

 これはわかんない人にはわかんない話なんだけど、「ヤッちゃった」「ヤられちゃった」という関係は、すごく重いのね。「援助交際」とかいったものを認めるべきでないのは、この「重さ」がわかってない人間が、セックスという関係を結んじゃいけない、ということだったりします。

 とはいえ、これは単にセックスという行為のことを言っているより、たとえば登山においてザイルで結ばれた関係に近いものがあります。「バディ」とでも言いましょうか。

 言っとくけど、セックスって怖いぞぉ? 「気持が身体に持ってかれる」っていうのがあるからな。

 「人間は、進化したけだものである」ということは、忘れてはいけません。

 (Maria)


Re: 今さらですが…。(補足) 10355へのコメント
No.10358  Sun, 13 Jan 2002 01:43:24 +0900  Mr.Moto [この発言にコメントする]

シュッツさん wrote:
> 飛行機の速度にもノットが使われるんでしたっけ?

 1ノットは1マイル/時なのだが、アメリカではそのまんま「マイル/時」を使うことが多い。日本だとおおむねkm/hである。

 そもそも1マイルには三種類あるのだ。陸上距離の1マイルと、イギリスの1海里(ノーティカル・マイル)とISO(SI)の1海里である。手元にある『世界の航空機』という本によれば(昭和26年発行だから、“Printed in Japan”ですらない。“Printed in occupied Japan”である)、km/hで速度表示がされているから、たぶんISOの1ノーティカル・マイル/時のことをノットと「航空の」世界(つまりはパイロットの世界。航空技術者の世界ではまた違う)では云うのであろう。だいたいアメリカでは自動車の速度計がマイル/時(55マイル/時規制、というのが有名である)なので、直感的に分りやすいということなのであろう。「飛行機のほうがちょっと速い」ということであるらしい。

 本来「ノット」は赤道上の一分(これが1ノーティカル・マイルなのだ)を一時間で移動する速度なので(四万kmを三百六十で割ってから六十で割ってみてくれ)、言ってみれば天測航法の時代の遺物(遺産というべきか)なのである。まあ、郷愁(ノスタルジー)の中にある単位だと思ってくれい。

 (Mr.Moto)


Re: 再び考えてみました。 10354へのコメント
No.10357  Sun, 13 Jan 2002 01:13:16 +0900  yamori [この発言にコメントする]
こんにちは。
[ADHDパートナーのためのスペース]管理人のヤモリです。

>  僕って、ASが理解できないんじゃなくて、女性心理が分かっ
>  てなかったんですかー???!!!

「アスペルガーの人の心理」とひとくくりにするのが乱暴なように、
「女性心理」とひとくくりにするのも乱暴かつ危険なことです。

今更こんなことを言うのもぶち壊しかもしれませんが、結局のとこ
ろ、恋愛は「個別の事例」あるのみです。
(他の人の経験は勿論参考にはなるけどね)
彼女を理解するのに、アスペルガーについて学ぶことはとても有効
だと思いますが、それだけが全てでは無いのは当然ですね。

「稽古不足を幕は待たない/恋はいつでも初舞台」という歌があり
ました(若い人は知らんだろうが。見逃してJASRAC)。
あがけ若者!Good Luck!
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ヤモリ:aps@estyle.ne.jp
「ADHDパートナーのためのスペース」
http://www.estyle.ne.jp/aps/

Re: 「どっちでもいいこと」が決められない。(プロローグ) 10352へのコメント
No.10356  Sun, 13 Jan 2002 01:07:59 +0900  Maria [この発言にコメントする]

シュッツさん wrote:
> 漢字に気を使っておられるようなので一言。

 熱心に読みこんでいただける読者がいるというのは、著者としては喜ばしいことです。

 なお、ぜんぜん関係ないけど、ちょっとだけ。

I wrote:
> ちなみに、この章のタイトルは、映画『博士の異常な愛情:またはいかにして私は心配するのをやめて、核爆弾を愛するようになったか』のタイトルのパクりです

 これはタイトルを変えたのに中身を修正するのを忘れたからです。原タイトルは各自想像してください。

 「心の理論」については、認知のレベルにおいては否定的、自己規定のありかたとしては肯定的、というのが結論。そんなわけで原論文からは離れた立場を取っています。

 発達と社会適応に関していうと、やっぱり各人各様なんですよね。「こうだ!」と結論めいた発言をしちゃうと、自閉症方面の子供の子育てに腐心しているお母さまがたに対する影響が強すぎるような気がすr。それより、あたしら(および、お母さまがた)で「体験談文集」でも出したほうがいいかも、と思うんだけど、どうかな?

 (Maria)


Re: 今さらですが…。(補足) 10349へのコメント
No.10355  Sun, 13 Jan 2002 01:07:32 +0900  シュッツ [この発言にコメントする]

Mr.Moto wrote:
> 「ログ」というのは、丸太に縄をつけて「どぼん」と船端から投げおろし、船(帆船である)の速度を測ったことに由来する。

船の速度の単位としてノット(knot)が使われます。
ノットとは結び目の意味です。
丸太につないだ縄に、一定間隔で結び目を作り、流された距離を結び目の数で測ったことが語源です。

飛行機の速度にもノットが使われるんでしたっけ?


Re: 再び考えてみました。 10345へのコメント
No.10354  Sun, 13 Jan 2002 00:50:35 +0900  白 [この発言にコメントする]

まさに青天の霹靂(こんな字でいいんでしょうか。辞書を確認する心の余裕もないんで、変換したまま)、えええええええええー!!!と言う感じです。
で、今日は文章もめちゃくちゃです。
敬語を気にしてたら書けません。許してください。

>鯨夢ミグさん wrote:
>それは置いておいて、白くんはASと女性心理の違いを認識しているか、というこ>とが少し気になったんです。

>それは、彼女に対しての特別な感情の話をしているのではなく、誰にせよ、深く関>わりたいと思えば、やっぱり根本的に分からないと、どうしようもなくなってくる>部分ってあると思います。
>>それは無理なことなんでしょうか。

>無理だと思いますよ。
>と言うか、そういう考え方は止めたほうが良いんじゃないかしら?
>白くんは、若くて、ロマンチストで熱血なタイプだと推測します。
>情熱は、大事です。
>けれど、人間関係で、深く関わりたいタイプは往々にして、男同士ならいい関係が>築ける性格ですが、こと、男女間の係わりに関しては、そうでもないほうが多い。
>なぜか?
>男同士では良しとされることが女性社会ではそう、取ってもらえるとは限らない。
>多分、白くんの躓きの原因はその辺にもあるのではないでしょうか?

これって、これって、武田さんが何度も書いてくださっていたけど、全然分かってなかった!
そういう意味だったんですかー???????!!!!!
それで、適正距離とか縄張りとかいうのも、一応理解したつもりだったんですけど、でも、でも、わかってなかった。
僕って、ASが理解できないんじゃなくて、女性心理が分かってなかったんですかー???!!!

さっき、他の方にもレスをしようとして、ふとミグさんの書き込みを読んで、ショックの余り、一時間ほどその辺を走りまくって来てしまいました。
その間ずっと考えていて、どこを走っていたのかなんかあんまり覚えていないくらいなんですが、確かに、そうかもしれない。
それでふっと思ったんですけど、僕は、恋人と言うものを、「女の子版の親友」のようなものだと思っていたかもしれません。
もちろんそんな風に意識はしていなかったけれど、お互いに分かり合って、何でも話せて、それで進路のことなんかも相談して、一緒に夢に向かって勉強しようとか、なんかよく考えれば、そんなことを考えていたと思うんですね。
それって・・・、男同士のノリだったのかも・・・。
でも、女の子は、そういうことは望まないんですか。
なんかよくわかりません。
相当動揺してます。

でもね、僕はアスペのことを信頼できる二人だけに話したんですけど、一人は、医学部志望で、自閉症のことなんかもちょっとは勉強したことのある僕の中学時代からの親友、もう一人はこれもまた、どういうきっかけからか心理学にちょっと興味を持っている僕の社会人の兄。
どちらも専門的なことなんか分からないけれど、「自閉症、なにそれ」と言うような人間ではなく、僕の性格も、もしかしたら僕自身より、客観的に見ているのではと言う人間で、その二人が僕の話をさんざん聞いて、それぞれ、「それはなんか普通の反応じゃないな」と言うんで、てっきり彼女の不可解な反応はひとえにASのせいだと思ってたんですが。
でも、よく考えれば、この二人も男だしなあ。
確かに今までは、女の子と真剣に関わりたいと思ったことがなかったんですよねえ。

>>分からないまま接していくのは、すごく不安です。
>>いちいち反応や態度を気にして、何かまた悪いことをしたんだろうかとか、なに>>か気に入らないんだろうかとか、やっぱり考えてしまうし。

>考え過ぎ。
>人間、機嫌伺いされて喜ぶ人もいますが、そうでない人も同じくらい多い。
>自分の機嫌を取ろうとしている相手なんて、下心ありありで気持ち悪い。
>あんまりにご機嫌取り激しいと、畜生、こいつ、何か貢がせて挙句に振ってやろう>か、くらいに考えたくなるくらい、人間としてのプライドを疑う。

確かに僕だって、ここには同感です。
何回か書きましたが、自分で納得していないことを、ASの人へのマナーだと思ってやろうとすると、なんか、そんなふうにして、相手に気に入られようとしている自分が、すごく情けないような気がして嫌なんですよ。
自分らしくないって言うか、こんなことしてなにやってるんだろうって。
でも、自分なりの誠意で接しても、相手に通じなければ失礼なだけですよね。
この辺りには僕にも相当の葛藤があって、だからわかりたい、理解できなければ、とても出来ないと思ってしまうところなんですね。

>>でまた、彼女はそんなふうに、気を遣われ過ぎることが嫌だとも言っていたらし>>いんですね。

>まあ、そうよね。
>それは、当然よね。

で、こういうことを聞くと、ええっ、当然なんですか、と思ってしまう。
またやってしまったと思うわけです。
今は、この辺りのことは少し理解したつもりでいますが。

>>でも、真剣に関わりたいと思えば、どうしても慣れるだけではすまないことがあ>>ります。

>その、「真剣」が問題。
>恋愛とか、はれた惚れたの次元では、人間つい、そう「真剣」とか、「必死」にな>ってしまいがちだし、それで恋人を手に出来る人もいる。
>だけど、恋愛小説じゃないんだから、そんなに根、詰めないほうが良いと思うんだ>よね。そういうのって、「重い」から。
>ライトな感覚の友達関係から、なんとなくの恋人関係を目指したほうが、いいよう>な気がするのは、白くんより人生10年ほど、長く生きているせい、かしらね。

で、ここに戻る訳です。
ライトな友達感覚?!
僕は友達にライトな感覚では接してないですよ。
ライトなヤツはただの知り合い、友達というなら、深くつきあうやつ。
だから、すごく好きなやつでも、場合によってはぶん殴ってやろうかと言う気になるほど腹が立つこともあります。
本当に殴り合いのけんかをした経験はまだありませんが。
でも、それで分かり合うって言うか、なんというかなので、当り障りのない話なら、してもしょうがないと僕は思っています。

それで、彼女との経過を書いていた前の僕の書き込みは消してしまいましたが、過去ログ9488みどりさんの所に引用で残っていたので、ちょっと見てください。

>「わざとだろ」と言うと、「え、わざと!?」と、一瞬すごく傷ついたような表情>をしたんで、あっと思ったんですが、つぎに「それでいい、そう思っているとおり>でいい」と言うので、僕もムキになって、「分かろうと思って聞いているのに」と>言ったんですが、今度は「わかってくれなくていい」と言われてしまいました。
>僕がわざとだと言ったのが傷つけてしまったのだと思いますが、普通ならここでけ>んかになっても、かえってお互いの気持ちをぶつけ合えると思うんですが、

これもあえて相手の心に踏み込むことで、本音の部分を聞き出したい、けんかになってもいいからぶつかってみたい、そのほうが逆にきっと分かり合える、自分ではそういう感覚だったのに、全く通じないんであれっと思ったんですが、これも男同士の感覚だったのかと。
僕的には、とにかく色々な駆け引き的なことは苦手なんで、ありのままの僕でぶつかってみて、自分を分かってもらうというやり方しか出来ないんですね。
人のこと、心の中で悪く思ったり、そういうことしているくらいなら、はっきり聞いてやろうと思うわけです。
そういう点、やっぱりかなり不器用ではあると思います。
でも、確かに男同士なら、それで結構やっていけるし、かえって仲良くなったこともあります。
ちょっと前にもどこかに書いたんですが、僕の今までの人間理解っていうのは、「話せば分かる、それでも気の合わないやつもいるけれど」だったと思うんですね。
でも、これも女の子には通用しないのかも。
要するに、僕は男であろうが女であろうが、アスペであろうが外国人であろうが、人間である以上、わかりあえないはずがないと、意識していたわけではありませんが、思っていたようです。
そして、そう長い人生を生きているわけではありませんが、いままでそれで何とかなって来たんですね。
でも、でも、そうじゃないのか・・とちょっとショックで余りまともに考えられません。
確かに、今までの成功パターンは全部男同士だったんですよねえ。年齢とかそういう違いはいろいろとあったけど・・・。

あー、今思い出したんですが、「どらえもん」の静ちゃんってご存知ですか。
もしご存じなかったら、
足立充の「タッチ」に出て来るヒロインの朝倉南、
ないしは、ポール・パーホーベン監督の「スターシップ・トルーパーズ」のヒロイン、
名前忘れましたが、その女の子。
誰か一人ご存知だったらそれでいいです。三人同じようなタイプです。
この三人は、僕にとって理解できない女の子で、やたらもてるのが不思議で、どこがいいのかと思っていたんですが、女の子に聞いたら、「別に普通でしょ」と言われて、それ以上言えなかったことがあるんですが、もしかしたら、あれはノーマルな女の子だったんでしょうか・・・。
すごくくだらないけど、この件に関しても、どなたかレスしてもらえますか・・・。(かなり力弱くなってます)

>彼女が無視している、イコールこれ以上距離を詰めないで下さい、のサインです。
>今までと同じに接する分には問題ないのですから、それを維持したら、どうでしょ>う?

じゃあ、ここは一応わかりました。
でも、あの、今までどおりに向こうが接してくれないんですよ。
こっちからは一切話しかけてないし、踏み込んだりしてはいないつもりなんですが。
僕としては、普通にしてくれれば、それでもう十分なんです。
もう好きじゃないと言えばいいんですか。
そんなこと言って、余計怒りませんか。(すっかり女性心理におびえている白)

>だからこその、ボランティアよ。
>お互いのボランティア。
>あさかぜさんの仰るように、動いてみるのが一番。
>本当に、ASだと診断され、生きている人間を見て下さい。

このことについては、今は時間的にどうしても無理があるので、無事大学生になれたら、挑戦してみようかと考えています。性格的にたくさんのことはやれないので、しかも中途なことは嫌いなので、じっくり腰を落ち着けて、取り組んでみたいと今は思っています。

あー、でも、ミグさん、はっきり言って下って、本当に有難うございました。
やっぱり抽象的な表現だと、適当に自分の概念で理解してしまっているんですね。
そうじゃないかと思っていたんですが、でも、まさか、アスペ以前のそんなところでわかってなかったなんて、かなりショックです。本当にショックです。
もう少し考えます。
誰でもいいから、一言でもいいからレス下さい。お願いします。


Re: 「どっちでもいいこと」が決められない。(プロローグ) 10335へのコメント
No.10352  Sun, 13 Jan 2002 00:43:23 +0900  シュッツ [この発言にコメントする]

漢字に気を使っておられるようなので一言。

Maria wrote:
> こうした行動は、よく「脅迫神経症」の一部として捉えられることがあります。だけど、脅迫神経症における脅迫行動と、自閉症における儀式的行動とでは、質的な差があります。
 (以下略)

「脅迫神経症(観念、行動)」(脅し迫ってくる)と書かれることも多いですが、本来は「強迫神経症(観念、行動)」(強く迫ってくる)ですね。


Re: オフ会(東京方面)に際してのアンケート 10348へのコメント
No.10351  Sun, 13 Jan 2002 00:26:08 +0900  Maria [この発言にコメントする]

 ミルラ、というとどうしても娼婦(その中でも「立ちんぼ」と言われる街娼に近い娼婦)を連想してしまいます。ごめんなさい。

 ローマ時代の娼婦というとミルラの小枝を口にくわえているのがお約束だったようです。現代でいう楊枝ですね。「楊枝」という字からわかるように、本来の楊枝(爪楊枝ではなく房楊枝という一種の歯ブラシ)は柳の枝で作ったものでした。

 これは大森総研のメンバーのひとりから聞いたのですけれど、あたしたち関係のオフ会が終わったあとに、特に名を秘す某氏と横浜・本牧のチャブ屋(いわゆる「チョンの間」)街を冷やかしてきたのですが、やっぱりなんとなく恰好がつかないのですね(このあたりの話は過去ログ参照。『「ばかちょん」起源考』なんかもできればお読みください)。娼婦と煙草、というのが記号だった時代もあるのですけれどね(マレーネ・ディートリッヒの『嘆きの天使』かなんかの頃かな?)、その起源はミルラの小枝であったようです。

 あたしも子供のころはニッキ(肉桂。シナモンとはちょっと種類が違うとか)とか齧ったしな。今でいうならシュガーレス・ガムのたぐいだと思います。そういえばハリウッド映画だとガム噛んでるストリート・ガールって多かったな。で、ハンバーガー食べるときに、タマネギ除けて食べてたりするの。

 あたしは自分のハンドルにこだわりがあるので、つい人のハンドルにも興味をもってしまいます。迷惑かもしれない、とは思っているのですけどね。

 (Maria)


Re: 探しています 10330へのコメント
No.10350  Sat, 12 Jan 2002 23:23:05 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

風呂糸 wrote:
>こんにちわ風呂糸です。
>最近「わかってるのに出来ない脳」を読んで、
>日本で、脳のSPECT検査をしてくれて、それをADDなどの検査に使ってくれる病院をさがしています。
>以前僕も3軒くらい精神科を訪ねましたが、僕の外見とかを見て、テストなどもせずに医者から「あーキミは違うねー」とかいわれ、そういうアホな医者に1から10まで説明して理解してもらう気力も失せて「あーそうですか(-"-x)」と帰ってくる状態で、未診断です。
>
それもそのはずです。日本でSPECTのような「脳シンチ」といえば「脳梗塞の診断に使うもの」で、まだまだ「大学病院で行う高度医療」の域を越えていないのです。
 ADHDなどに使用をしようとしないのは、医者が「あほ」というのではなくって、SPECTで使う放射能で標識した「放射性医薬品」の値段が非常に高値であるという現実によるところがとても大きいのです。
 なぜ放射性医薬品が高値かと言えば、人体への有害な放射線を極力抑えるために、半減期の比較的短いテクネチュウム99などの放射性核種が用いられ、薬の劣化が早く、そのため薬を注文して・生産し・供給するという流通が、速くスムーズに行われる必要があるからです。(そのため検査に遅刻してしまうと、病院側も患者側も大変な損をすることになります!!)
 そういった値段の高い不安定な薬を使用するわりに、極めて明快な診断結果を得られる、いわば「デンカの宝刀」のような設備なので、お医者さんに「こんな何でもなさそうな患者に使うよりも、こっちの言葉が話せなくなったかわいそうな患者さんの脳の損傷部位を調べるのに使おう!」という意見が出るのは、当然のことといえるでしょう。
 発達障害者や高次脳機能障害者・精神障害者専用のガンマカメラ(SPECT撮影機)を前処理になれた検査技師・脳機能に理解のある医師が活用している医療機関があれば、私たちが助かるばかりでなく、脳の感情制御や言語処理・視覚機能などのしくみの研究がさらに促進されるものと思います。


Re: 今さらですが…。 10347へのコメント
No.10349  Sat, 12 Jan 2002 22:41:30 +0900  Mr.Moto [この発言にコメントする]

グルンサさん wrote:
>  今さらながらの質問ですみませんが、「レス」と「ログ」って、どう違う(もしくは、使い分け?)んでしょうか?

 「レス」は「レスポンス(response)」の略で返答・返事・返信の意で、「ログ(log)」は「丸太」の意味だ。

 ……ここは「ちゃうやろっ!」とツッコミを入れる場面である。

 「ログ」というのは、丸太に縄をつけて「どぼん」と船端から投げおろし、船(帆船である)の速度を測ったことに由来する。つまり、「速度×時間」と天体測量によって測った緯度から船がどこにいるかを推定したのである。天体測量から経度を割り出すには航海用クロノグラフの発明を待たねばならなかったのである(現在は電波航法や衛星航法や慣性航法が発達しとるからこんな面倒臭いことはしていない)。

 で、こうした航海記録を記録した日誌のことを「ログブック」と呼ぶのである。そんなわけで、「日々の記録」のことを「ログ」と呼ぶ。とはいえ電算業界では「残作業」(積み残し作業)のことを「バック・ログ」と呼ぶ用法もある。

 ……しかし、電算業界も日進月歩(ドッグ・イヤーという表現もあったな)なもんだから、おれなんかは「古老」の部類だろうな、と思う。で、「わしらの若い頃はのう、RAMの価格が1ビット1円を切ったちゅうてなぁ、そりゃあ喜んだもんじゃ」とか「あれは島正利さんがインテルにおった頃でのう、i4004やら、i8080やら、そりゃあ憧れたもんじゃ。とはいえ、当時はまだお遊びみたいなもんでのう、TTLコンパチのi8080Aが出たときには『ついにわしらの時代が来た』と思ったもんじゃ。そのあとZ80が出たときにはそりゃあ感動してのう。知っとるか? あの『ゼビウス』はZ80が五個で動いとったんじゃぞ?」とかいった話を延々と語り続けて若い連中に嫌がられるのだ。

 「バグ」の語源に至っては、もはや知るものとていないのではないか、と思う。そのうち書いておこう。

 (Mr.Moto)

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