アスペルガーの館の掲示板(旧)
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新しいアスペルガーの館の掲示板
鷲羽丸 wrote:
> 突然ですが、皆さんは「手の小指だけを曲げる」ことができますか?
> わしは容易にできます。
>
私も試してみたらあっさりできました。でも右の方が少しやりにくい
感じはあります。
昔ピアノを習っていたので、そのせいもあるかもしれません。
> ても、よく考えてみると、わざわざ訓練してまで「小指曲げ」をできるようになる必要があるでしょうか?
> 左利きを無理に右利きにかえるようなものだと思います。
> 自閉圏の人を世間に対応できるようにと、無理に「普通」にさせることとも重なってしまいます(実は、これはわしがガキの頃ずっと親からされていたこと)。
>
> もっとも、「小指曲げ」など、できても何の得にもなりませんが。
>
> そんな手が、いまやわしにとって命同然の存在 鷲羽丸
小指だけを曲げられるというのは日常生活上には必要ないけど
心の安定には必要かと思います。
自閉圏の人は普段何かと無理をしていることが多いので
小さなことでもあっさりできるととても嬉しかったり
します。
鷲羽丸 wrote:
> 突然ですが、皆さんは「手の小指だけを曲げる」ことができますか?
左はできますが、右はできません。
だから、できる状態と出来ない状態の両方の手の感覚を知っています。
鷲羽丸さん wrote:
> 突然ですが、皆さんは「手の小指だけを曲げる」ことができますか?
> わしは容易にできます。
このカキコを読んだ後やってみましたが、ダメでした(子供のころからできたことがなかったけど)。
>「訓練を重ねたら、小指だけを曲げることができるようになる」
↑実は、このことさえ初めて知りました(訓練すれば、小指だけを曲げることが可能とは考えもしなかったので…)。
> そんな手が、いまやわしにとって命同然の存在 鷲羽丸
手は、くれぐれも大事にして下さいね。
蛇足ですが、わたしは2年前、業務中のケガがもとで、足が以前と同じようにならなくなってしまった経緯があるので…(日常生活上の支障は、幸いないのですが)。
鷲羽丸さま みなさま こんばんは。みるらでございます。
鷲羽丸 wrote:
> 突然ですが、皆さんは「手の小指だけを曲げる」ことができますか?
> わしは容易にできます。
そういえばいつか練習しようと思って忘れていたことを思い出しました!
私の特技はこの3つです。
舌で鼻を舐める。耳を動かす。拳を口に収める。
残念ながら、どれも命にはつながっていない みるら
突然ですが、皆さんは「手の小指だけを曲げる」ことができますか?
わしは容易にできます。
わしはガキの頃からこの動作ができます。ですから、「小指曲げ」は手が正常に働く人ならば、誰でもできると思っていました。
しかし、わしがガキの時分のある日、わしはある本の内容を目にして、衝撃を受けました。
その本には、「質問のコーナー」があり、そこにこのような質問があったのです。
「手の小指を曲げると、どうして薬指も一緒に曲がってしまうのですか?」
なにいーーーっ! 普通はそうなのか? 小指だけを曲げられるのは少ない方だったのか。そんなことを思いました。
しかし、その質問に対する「答え」のところに、
「訓練を重ねたら、小指だけを曲げることができるようになる」
と書かれていたので、当時のわしは、「そーか! ボクは訓練しなくても曲げられるから、すごーい手を持っているんだ!」などとくだらないことで喜んだりしたものです。
ても、よく考えてみると、わざわざ訓練してまで「小指曲げ」をできるようになる必要があるでしょうか?
左利きを無理に右利きにかえるようなものだと思います。
自閉圏の人を世間に対応できるようにと、無理に「普通」にさせることとも重なってしまいます(実は、これはわしがガキの頃ずっと親からされていたこと)。
もっとも、「小指曲げ」など、できても何の得にもなりませんが。
そんな手が、いまやわしにとって命同然の存在 鷲羽丸
たかよさん wrote:
>無知で共感性に欠けた人間のたわごとは以上です。
あのー、もしかして怒っていらっしゃいます?
わたしは、あんくさん言うところの「読解力」に欠けた人間なので、もしかしたら間違っているかもしれないと思いつつ……。
たかよさんは仕事を持ち、一人暮らしをしていらっしゃるんですよね。わたしは素直にうらやましいと思ってしまいました。
一応結婚して子どもがいる「普通の」暮らしをしているわたしですが、それは外側から見た人の評価であって、わたしにとっては「結婚=人生の敗北」だったもので……説明のしようもないほど複雑な思いをかかえているんですよ。
多かれ少なかれ、誰でも似たような思いはあるんだろうけど……。
たかよさんは無知でもなければ、共感性に欠けているとも思えないです。ストレートに言ってしまえばそれだけのことなんですが。もしかしたら……『毒になる親』(スーザン・フォワードの著書から取りました)の影響を受けたのかな?なんてことを考えてしまったものですから、ちょっと心配になりました。(←余計なおせっかいですよね)
いろいろな考え方の人がいるので、たかよさんのせっかち母さんへのコメントは「そういう考えもあり」としか受け取らなかったけど、他の人の反応にたかよさんは何か感情的な不満を感じたのでしょうか……。
よくわからなくて……でも、わたしはなんだか悲しくて、ついレスしてしまいました。ずれてるぞーと思われたら、ごめんなさいです。
余談
「おかーさん、パソコンが屁ーこいたけど、なに?」「正常なダウンロードができませんでしたと表示されとるわ。しゃーない」←というわけで、全部見ることはできませんでしたが、たかよさんちのまんぼうのカーテンがとても気に入っている、あさかぜの勝手な言い分でした。(まっど・さいえんてぃすとは、わたしも憧れるのじゃ!)
Maria さんwrote:
> だけど、「できる」と、「わかっている」と勘違いする人が多いのですね。
>
> わかっていなくても、やってるうちにできるようになってしまう。
私はこれで、特に国語と体育の教師に嫌われていました。 わかっていても「わかりません」しか言えないと、バカにしていると感じるらしくひどく憎まれました。悪循環か、なにがなんでも授業中は「わかりません」しか言わないことになっていました。我ながら、困惑する思い出です。昔は知能指数が高ければ障害者ではなくて、高知能不適応という言葉だけありました。教師の側としてもずいぶん複雑な気分だったようです。
棒高跳びなんかで、一目見てなんとなくまねできたことを、よく教えられてほかのほとんどの人が出来るようになる頃には、私はこんがらかってしまってできなくなっていました。ほかの女子が誰もできなかったクロールのたぐいはずっと出来て、バサロ泳法でもバックのフリップターンでも、全然見たことも聞いたこともないうちからやってました。Maria さんの文を読むと、今度プールで溺れるかも知れないのでよく読みたくないナ。
武田好史さん wrote:
>吟遊詩人さん wrote:
>>空がこんなに青いのは
>>何を求めているのか
>>黄色い方が安らぐのに
>>
>>
>>http://plaza.rakuten.co.jp/minstrel/
> 春は意外とうす曇の日に、この黄色い空が実現しますよ!
>桜はくすんだクリーム色の空が美しい!
もう20年ちかく前のことになるが、空が鮮やかな紫の色に染まった日があったな。
自然科学は得意じゃないが「紫光現象」と呼ばれるものだそうな。
吟遊詩人 wrote:
>空がこんなに青いのは
>何を求めているのか
>黄色い方が安らぐのに
>
>
>http://plaza.rakuten.co.jp/minstrel/
春は意外とうす曇の日に、この黄色い空が実現しますよ!
桜はくすんだクリーム色の空が美しい!
本日は私の通う某馬場にて、小規模ながら外乗を楽しんでまいりました。
平坦な砂地でつくられた通常の馬場と違い、林道を抜けたりやや険しい斜面を登り降りするという、変化に富んだコースでありました。
自閉症者にも適しているといわれる乗馬、専用の馬場ができれば良いなと思うのだけれど、金もかかりそうだしなー。
次はイギリスで乗馬に挑戦!
たかよさんへ
Mr.Motoさん wrote:
>たかよさん wrote:
>> 前に妖精さんが、分裂症の人に失礼な事を言った時
>> 怒る人達がほとんどで、
>> 妖精さんに分裂症とはどういうものか、
>> では、妖精さんはどう振舞えばよかったのか、
>> 説明してくれている人は殆どいませんでした。
妖精さんは自分の発言が不適切なものだと思っていなかったのか? そうではあるまい。妖精さんはおそらく「相手をバカにする」という行為の意味をはっきりと認識していらっしゃる。
>
> まあ、ひょっとしたら妖精さん自身も精神分裂症と診断されたのかもしれん。その可能性は多分にある。
私が妖精なにがしに関して「ハナクソ野郎」呼ばわりしたのには、この2点に尽きるんだよね。このような振る舞いを前面に出す人間というのは、「あなたのやり方は間違っておられます。このようにすべきです」といったアドヴァイスをしたところで無意味です。さきのChip@なにがしの例にもあるように、彼等はまったく一方的で、他者のレスを読んでいません。彼らの発言をよく読めば、分かるはずだよね。Motoの旦那の言うとおり、自分は不適切な発言をしたというところを認識しているし、返ってくるのはおせじにも好意的なレスであるということはありえないことも、よく知っているからです。こういった「捨てゼリフ野郎」に対処するには、かれらのあずかり知らないところで、笑い者にしちゃうことが一番なの。善良な参加者のみなさんには「ハナクソ」は多少どぎつかったかも知れないが、私としてはあれでも抑えたつもり。あんくって奴は、あんなことを言う。じゃあいつかは私に対してもなにか酷いことを言ってくるのかしら?等と、不安になるから、たかよさんのような方々は、紋切り型の批判をしてこられるのでありましょうが。私がそのような見境のない攻撃をするようになったら、こんどは私が「出て行け」と言われる番になるというだけの話。ここで問われるのは「正義」をいかに理解しているかの力量なんじゃない?「捨てぜりふばかしこいてるハナクソのドグサレ野郎」という、言葉のうわべだけの過激さに惑わされて、妖精なにがしの書込みの、こりっこさんへの影響を忘れてやしないかな。私は実をいえばそっちが心配だったの。それを書き落としたことには、痛恨の無念を感じてるんだけどね。メンバーが反省しなければならないという点があったとすれば、こりっこさんに対して「彼(女?)の発言に耳を貸す必要なんてないんだよ」という、一言掛ける配慮が欠けていたことかも知れない。でも...うーん...こりっこさん、失礼ながらレスは読む人なのかなっていう疑問が、なきにしもあらずなんだよね。
たかよさんも頭の悪い人じゃないみたいだし、でもふだんから「判断力」をみがいておくって大事なの。読解力の高い人には、一読して各人のレベルが分かっちゃうっていう、じつはこわ〜い世界なんですよ、掲示板っていうのは。わたしも分裂病に関してはまだまだ勉強不足なんだけれど、自閉症なんかよりもっともっと多くの、介助の手が必要な人たちなんだろうなっていうのは、こりっこさんの文章を読んでいて感じることなのであります。
> そんなわけで、メンバーの対応は大筋として間違ってなかったとおれは見ているのだが、いかがなものだろうか。
個人的には、ここの掲示板は当分、大丈夫じゃないかなって気がする。弱者を攻撃する者に対して、本物の怒りを感じるだけでなく、きちんと表明できる人たちがいるから。もっと勇気とユーモアのある自己主張と発言ができる人々を、ここで育てていくっていうのも悪くないかもしれない。そしてもっと重要なのは、おもての世界でも、そういうことが実践できる強さを培っていくっていうのもね。
空は青い
悩んでいても
空の色は変わらないと
誰かが言った
嘘だ
決まった色なんてない
心がつくり出した色だ
幻想だ
草原は緑
血は赤い
土は茶色
空がこんなに青いのは
何を求めているのか
黄色い方が安らぐのに
http://plaza.rakuten.co.jp/minstrel/
たかよ wrote:
>「自分のしている事がどういう事だか解らない」から
>健常者に我々を責める前に
>どういう風に振舞えば良いかを教え貰いたいのではないのですか?
>「自分勝手な振る舞いは障害のせいだから許してね」
>と思っているのなら、妖精さんを責める資格も無いし、
>それこそ障害だからという「甘え」だと思うのです。
>妖精さんに説明をしなかった私も同罪です。
>けれども、気になったので。
>無知で共感性に書けた人間のたわごとは以上です。
まあ障害があっても、やれることがあったらやって、家族や社会に貢献していくのはいいことかもしれません。
ただ障害には乗り越えられるものと乗り越えられないものがあります。無理に高い目標を設定すると、つぶれてしまうし挫折もひどいです。
ことに引きこもりの人や精神障害の場合は、いろいろなことを指導するのに、このことを注意する必要があります。無理矢理首根っこを引っ張って引きずりあげるのではなく、本人の様子を見て、容易に達成しやすい目標から取り組ませた方が、本人ががんばって良い方向に進んでいくのです。
例えば引きこもりの人を外に出すときは、まず家にすぐ戻れる・静かなところを散歩させ、だんだん遠く・にぎやかなところへ導いていくのがいいです。
たかよさん wrote:
> 前に妖精さんが、分裂症の人に失礼な事を言った時
> 怒る人達がほとんどで、
> 妖精さんに分裂症とはどういうものか、
> では、妖精さんはどう振舞えばよかったのか、
> 説明してくれている人は殆どいませんでした。
おれとしては、この武田さんの説明以上のものが必要であるとは思わなかったので、それ以上の言及はしなかった。
武田好史さん wrote:
> 精神病(おそらく過去分裂病と云われていた『統合失調症』)も知的障害も、変なうなり声を上げたり突発的に身体を動かしてしまうチック症*ジル・ラ・トゥレット症候群も、急に意識を失ったりする『てんかん』も、我々アスペルガー症候群と同じ『脳(中枢神経系)の機能障害』です。
> これらの人は一見するところ白眼視してしまうようなところがありますが、それをやめて優しく接してあげれば何ともないのです。
> 私が『精神障害者保健福祉手帳』の取得に反対しているのは、脳の機能障害で薬をちゃんと飲んで無理のない生活をしていれば普通に生活できるので問題がないのに、『精神障害者=狂人』というふうな世間の人の偏見の目が未だ強く、もっとやわらかい表現で・人とかかわりやすい表現でこういった人をくくるようにしたほうが良いと思えるからです。
> 我々だって精神科にかかるわけですし、都道府県によっては『精神障害者保健福祉手帳』をアスペルガー症候群者に交付する場合もあるわけですから、精神障害の人を長い目で見てやって欲しいと思います。
『Re: 奇跡体験!! new in 対 in !!』(No.11035)
説明というのは誰かが一度すれば事足りることである。ちゃんと説明した人間が少なくとも一人いた、というのが事実であり、「説明してくれている人は殆どいませんでした」という非難は当たらないと思う。
「説明」と「怒りの表明」のバランスがとれていない、という意見もあるかもしれない。とはいえ「怒りの表明」というのは個々人がそれぞれの立場から行なうものである。で、「妖精さんの発言は不適切なものではない」と発言する人もいなけりゃ妖精さんに味方して「そーだそーだ」と叫ぶ奴があんまりいなかったというのは、とりあえず事実である。そんなわけで、「一緒にされてるようで他の人が怒ってましたよ」という妖精さんの発言に対する反論という意味では、当然の反応だという気がする。
もっとも、「いや、ASである私は分裂病と一緒にされているようで確かに不快だった」という反論が出てこないとも限らんのだが、だからといって多くの人が妖精さんの発言を不適当だと感じたことに変わりはあるまい。
じゃあ、妖精さんは自分の発言が不適切なものだと思っていなかったのか? そうではあるまい。妖精さんはおそらく「相手をバカにする」という行為の意味をはっきりと認識していらっしゃる。他人をこき下ろすのはとても気持ちいいのだが(そうだ、おれはよく知っている)、それが一般的にいって好ましからざる行為とされていることを存じておられるハズである。だからこそ大義名分というのが必要になってくる。そんなわけで、妖精さんはまず自分の行為の正当性を主張するところから文章を始めている。
妖精さん wrote:
> ここはちゃんとしたアスペルガーの館の掲示板ですよ? (^^;ワラ
> あなたのような精神病患者が何故来ますか? (^^;ワラ
> 一緒にされてるようで他の人が怒ってましたよ (^^;ワラ
> 現実と同様にここの人にも迷惑かけるんですか (^^;ワラ
まずは言い訳しておいてから貶(けな)しにかかるというのがじつにヘタレである。こういうヘタレに何を言っても聞く耳を持たんので、これで武田さんに噛みつきでもしたらボロクソに叩いてやろうかとも思ったが、他のメンバーの剣幕に驚いたか以来引っ込んでいるのでおれも牙やら爪やらを引っ込めたというところなのである。
まあ、ひょっとしたら妖精さん自身も精神分裂症と診断されたのかもしれん。その可能性は多分にある。だいたい自閉症というのはかつて精神分裂症と区別されておらんかったし、「自閉」という言葉も分裂病の症状からの借り物である。おれなんかも破瓜型精神分裂病という分裂の中でもけっこうタチの悪い奴に傾向が似ている(関係妄想や被害妄想や幻覚なんかは経験上(←「経験上」かいっ!(-_-X))いくらかマシであるような気がする。程度や種類にもよるだろうが)。他人事ではないのである。
そんでもって「オレだって本当は言いたいのにアスペじゃなくて分裂だから遠慮してるのに文章力がないから書けずにいるのにくそくそくそくそくそ」とかいって逆上したあげくああいう形で噴火したのかも知れん。
それはそれで可哀相っちゃあ可哀相なのだが、まあそんな事情も言わにゃあ通じんのである。読む方は書かれたことだけを見て判断するし、それ以上の義理はない。そんなわけでちゃんと書かんほうが悪いっちゃあ悪いのである。
そんなわけで、メンバーの対応は大筋として間違ってなかったとおれは見ているのだが、いかがなものだろうか。
(Mr.Moto)
こうもりさん wrote:
> 一方で、障害そのものが重いAS人に非障害者と同じやり方を強制してしまうと、本人の才能をつぶしてしまうことになりかねないのが痛いところです。
うーむ、そのあたりあたしは少し違うことを考えているのですよ。
「できる」のと「わかっている」のとは、本来、別のことです。で、「できる」からといって、「わかっている」とはかぎらない。「わかっている」からといって、「できる」とはかぎらない。
だけど、「できる」と、「わかっている」と勘違いする人が多いのですね。
器用な人は、わかっていなくても、やってるうちにできるようになってしまう。で、「自分は、わかっている」と勘違いしてしまう。で、自分がわかっていると思っていることを、人にも当てはめようとする。
だけど、それが間違っていた場合、「言われた通りに努力する」ことで、できるようになるとは限らない。下手をすると、逆に「できるようになる」ことから遠ざかってしまい、ついには永久にできなくなってしまうことがあります。
だから、「わかる」→「できる」というルートが、一般の教育では尊重されていないというのが問題なのだと思うのですよ。
たとえばの話、水泳です。クロールでちゃんと泳げるかどうか。
まず、「浮く」ということ。
普通は、「身体に力を入れると、筋肉が縮んで重くなり、水に沈む」と教えます。だけど、筋肉は気体ではありませんから、よっぽど圧力をかけても目に見えるほど体積は変わりません。形が変わるだけです。浮力に関していえば、問題になるのは肺に空気が入っているかどうかだけ。
で、浮力が一定だったら、水面上に出ている部分の重さは常に一定です。ですから、「どこを水面上に出すか」は「どこを水面下に沈めておくか」と同一の問題に帰着します。
そんなわけで、「後頭部を水の中に入れれば、自然に鼻と口が水面上に出る」ということを誰かが教えてあげれば「浮く」というのはべつに難しいこっちゃないのね。口というのは頭の下のほうにあるから、口を水面上に出そうとすると、頭全体が水面上に出てしまうので、結果として全体が沈んでしまう。「どうやったら口だけが水面上に出るかを考えなさい」の一言で、済む話なんです。息継ぎがうまくいかない場合は、「口以外の部分を水面上に出さない」という助言をしてあげればいい。
次に、「掻く」。
水泳教室なんかでは、「前(立っているときは、上)」に腕を伸ばしておいて、片方づつ掻く練習をさせます。ところが、あれが逆効果。正しくは、「気をつけ」の姿勢と同じく、「後ろ(下)」に腕を伸ばしておいて、片方づつ掻く練習をしなければいけません。
なぜかといえば、水の上を通って腕がリカバーする時間と、水の中を通って掻いている時間では、後者のほうがずっと長いからです。で、その間、掻いていないほうの手は、後ろに伸ばした状態で待機していなければなりません。息継ぎが終わり、肘が水面に出た瞬間を捉えて、一瞬のうちにリカバーして水を捕えるのが、正しいタイミングです。なのにあらかじめ腕を前に伸ばしていたら、腕を前に伸ばした状態で息継ぎをしなければなりません。そうすると、肩越しに息継ぎをすることになって、とても不自然なことになってしまいます。
ですから、掻いていないほうの手は、掻いているほうの手が肩を通貨するまで、後ろに伸ばしていなければいけないんです。
最後に、「蹴る」。
物理学には、「作用・反作用の法則」があります。バタ足(この名前がそもそも間違い)の練習をするというときに、上から足を打ち降ろせば、その作用を打ち消す必要があります。とすれば、反対の足を上に挙げるしかない。
ところが、そこには水はありません。だから、反対の足の重さで、その反作用に対抗しないといけないんですね。結果として足は何度も水面を叩き、バシャバシャと水しぶきを上げることになり、造波抵抗は大きくなり、推進効率は落ちる、ということになります。
そうすると、合理的なのは日本の伝統泳法である「伸(の)し」で使われる「挟み足」なのですね。これなら作用・反作用の問題は、起こらない。あるいは、ドルフィンキック。身体全体をうねうねと使って、前に進む。
で、実際のクロールの蹴りというのは、この「伸し」と「ドルフィンキック」とローリングを合わせたものなのですね。ドルフィンキックの左右の打ちおろしのタイミングをずらせておいて、戻すときに挟み足にする。次に足を入れ換えて、同じように蹴る。これと、手で掻くタイミングとローリングのタイミングが合うと、「タイト1ストローク四ビート泳法」になります。この泳ぎかただと、水面に水しぶきがほとんど立ちません。で、リカバーの角度が高く、速い。身体がきれいにローリングしているので、水面から頭が出ません。
で、こういう訳のわかんない指導法がまかり通っているのは、日本の古式泳法の「抜き手」とクロールがごっちゃになっているからなんですね。海なんかで泳ぐときには、頭を水面上に出しておいて、手を前に伸ばす、半ば立ったような恰好が適しているかもしれません。その姿勢だったら、いわゆる「バタ足」も、水面上に足が出ることがないので、「煽(あお)り足」になります。
だけど、波のないプールでクロールを教えるときに、これはダメです。だって競泳用のプールって浅いんだもん。古式泳法で泳いだら足がついちゃいます。
だから、遠泳とかをするんだったら、従来型の泳ぎの指導法でもそう悪くないと思うんですよ。だけど、そうではないわけです。スポーツとしての競泳を教えているのに、不適切な指導法がそのまままかり通っている。
あたしは、普通の子どもとASの子どもに異なった教育法が必要だとは思ってはいません。「ASの子どもの場合、間違いや手抜きがより深刻な影響を及ぼす」だけの話なんだと思っています。
あたしに言わせりゃ教育界の閉鎖性、教育体制の不備、教師の指導力不足・勉強不足といったものが出てるだけのことだと思います。少なくとも、現今の学校教育の見直しだけで対応できる部分はかなり大きいと思うぞ。
(Maria)
甘えかもしれないし、閉じこもりかも知れないの後に、
御子息を私達は知りません。
だからこのように我々では適当に推測によった
適当な事しか言えないので。
かかりつけの精神科医に相談する事をお薦めします
(ただ、私だったら・・・・)
と続けるべきだったと私の過ちに気がつきました。
でも、ちょっと気になったのです
「とじこもりかもしれない」とも言ってるのに
「甘え」の部分だけに反応された事です
それと「育たないと決めつけている」ととられた事です
「やればできる」と思っていないかぎり、
突っぱねる事は間違いになるのではないでしょうか?
(この誤解は私の言葉が足らなかったのせいなので
反論するのもおかしいのですが)
言い訳ととられてもかまいません
そのとおりでしかありませんし。
精神医学の専門科でも無く、共感性に欠け、文で表現も苦手の
私がこういう書き込みをする事が間違いであったと思います。
が、もう一言、
共感性に欠けた精神医学の専門科でも無い私が
こういう書き込みをする事がいう
間違っていることをさせてください。
前に妖精さんが、分裂症の人に失礼な事を言った時
怒る人達がほとんどで、
妖精さんに分裂症とはどういうものか、
では、妖精さんはどう振舞えばよかったのか、
説明してくれている人は殆どいませんでした。
私は妖精さんの言葉より、そちらに言葉を失いました。
みなさんは、健常者が理解してくれないと嘆きます。
妖精さんは「自分のしている事が解らなかった」のかも知れません。
身の回りの健常者と同じ事を自分達でして、
「健常者は理解がない」と嘆くのはおかしく無いですか?
「自分のしている事がどういう事だか解らない」から
健常者に我々を責める前に
どういう風に振舞えば良いかを教え貰いたいのではないのですか?
「自分勝手な振る舞いは障害のせいだから許してね」
と思っているのなら、妖精さんを責める資格も無いし、
それこそ障害だからという「甘え」だと思うのです。
妖精さんに説明をしなかった私も同罪です。
けれども、気になったので。
無知で共感性に書けた人間のたわごとは以上です。
こんにちは、Lingkoさん。
LDで学生のサルスベリと申します。
Lingko wrote:
>自分はどんな価値観に貢献したいのか。
>
>ある価値観に貢献するためには、どんな仕事があるのか。
私はそもそも、「(仕事に)貢献する」ということがわかりません。自分の能力を何らかの形で発揮することととっていいのでしょうか。
たかよさん wrote:
>これは「精神的な問題」か「甘え」のどっちかにしか思えません。
>障害だから仕方ないってのは「甘え」でしかないし
>でもひょっとしたら「とじこもり」なのかもしれない
確かに自助的な努力によって、ハンディーを克服しようとしてい
るAS人は立派です。わたし自身も職場では障害をカミング・アウト
せずに働いているので、そのきつさは身にしみます。
一方で、障害そのものが重いAS人に非障害者と同じやり方を強制
してしまうと、本人の才能をつぶしてしまうことになりかねないの
が痛いところです。わたしなんかも、親から「社会適応するために
かけた多大な労力によって、おまえ(こうもり)の本来持っていた
才能の一部をつぶしてしまったのは事実だ。」なんて言われており
まする。
以前、NHKの「にんげんゆうゆう」でインターネットを利用して
海外の大学の講義を受けているAS人が紹介されましたが、できるだ
け自分にとって研究しやすい環境を作り出していくという工夫は必
要なのかもしれません。どんなに早く走ることができるうさぎでも
、「泳げない」ということを散々責められながら生きていたのでは
、破綻してしまうことになります。
>(私だったら「勉強もしない、働く事もしない怠け者なんか
> 家には不必要だ出ていけ」と叱り飛ばしますけれどね)
この点だけはちょっと検討を要します。現在、ASをはじめとする
大人になった軽度発達障害者のうち8割以上は就労できていないと
言われています。(統計によっては9割以上)また、就労できてい
る人のなかにも保護就労をしている人が多いという現実があるので
す。これらの人全員に「家を出て行け」と言ってしまうのはちょっ
ときついかも???
もっとも、せっかち母さんのお子様が、福祉作業所や自助グルー
プを低く評価してしまっていることには若干の違和感も感じてはお
ります。研究を続けたいというAS人の願いも、自立して生活したい
というAS人の願いも基本的には同じぐらいの価値しか持たないと思
われるからです。職業観を見つめなおしてみる必要性だけはあるで
しょう。
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