アスペルガーの館の掲示板（旧）

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あさかぜさん wrote:
> 　研究者がなぜ積極奇異と受動という分類を用いるようになったのかは知りません。外側（非・自閉者側）から見て“そういうふうに見える”というのではなく、根本的に明らかな違いがあるということなのでしょうか……。

> 　わたしは子どもの頃から青年期までを考えてみると、積極奇異に分類されると思います。が、現在は受動型をやっているんですよ。本質は変わりません。
　積極奇異と受動の型は変化する、あるいは変化させることができると、自分では思っています。循環すると言ってもいい。環境に左右されるという感じがします。

> 　ことばとして積極奇異型あるいは受動型の意味を考えることのできる高機能の自閉者には、あまり必要のない分類だという気がします。二つに分けてしまってそれをマーカーにするというのは、精神の安定を図るにはいいかもしれません。（自分はどっち寄りだ、というような感じにね）が、積極奇異のほうが社会性に関してより深刻な問題をかかえると思うことは、わたしにはできません。

> 　実は↑ここのところが、わたしにとっては理屈で説明できないところなので……多くの方のご意見を伺ってみて、すっきりさせたい部分でもあるのです。

　あたしは「積極奇異型」と「受動型」を、「主体性を踏みにじられた人間が相手に抵抗している」のを、「無自覚に主体性を踏みにじっている相手」が観察した結果、相手の反応を二種類に分類したものだと思っています。
　
　たとえば、「言うことをきかないと、殴る」という人間がいるとします。で、命令され殴られている人間は、命令に逆らえば殴られ、命令に従えば「“殴る”ことで相手をコントロールすることができる」と命令する側が学習すると思うわけです。こういうとき、命令され殴られている側は、どう反応するか？です。

１）殴られると動かなくなる。そのまま死んでもそっちのほうがマシ、と思う。
２）殴られると、相手が予想してないか、あるいは相手に不都合な行動に出る。馬鹿や気狂いのふりをして、相手を面喰らわせる。

　つまりは、こういうことなんですね。

　たとえば、しつこくやってくるたちの悪い宗教の勧誘にどう対応するか、みたいな場合。

　田舎のほうだと、その地域全域で影響力のある宗教団体というのがあったりします。職場でも近所付合でも、その教団の人との付合いを断わることができない。

　で、そういう土地で身内に不幸があったりすると、そういう家とかを狙って、地縁血縁商売上の取引関係その他いろんなコネを伝って、入れ替わり立ち代わり入信を勧めにやってくるのですね。つまり、弔問だとかお見舞いだとかを名目に、本当にしつこくやってくる。で、「おたくに不幸が絶えないのは信仰心が足りないからだ」とかいって圧力をかけてくるのだな。これでほとんどノイローゼ状態になっちゃう人は少なくありません。とはいえ、仕事上どうしてもそこから離れられない事情があったりすると、引っ越す訳にもいかない。

　で、こうなるともう玄関のインタフォンを外し電話器の線を引っこ抜きひたすら閉じこもって玄関に誰が来ようが無視する、みたいなことになってしまう。だけど、そうやって閉じこもってしまうと警察や消防署に通報をされたりして（これも相手の作戦のうちなのだな）、むりやりにでも外部との接触を断てなくされてしまう。職場では同僚に責められ、上司には睨まれ、みたいなことにもなりかねない。

　これを引きこもりの子どもの例でいうと、子どもがとりあえず外の世界と距離を置こうとしても、教師だとか学校の友達だとか医師だとかカウンセラーだとかがやってきて、迎え入れるとその背後には親の思惑がからんでいたりするのだな。

　こうなると、「誰も信じられない」みたいになってしまう。そんなわけで、物理的にどこかの場所に閉じこもるのではなく、精神そのものを閉じてしまってただの物体のようになってしまうわけです。これが要するに「受動型」のような気がします。

　これに対して「積極奇異型」は、相手を「よくいらっしゃいました」迎え入れておいて、敵意を隠しつつ相手を懲らしめる、ということをするわけです。だからこそ「奇異」になるのですね。

　ところが、「受動型」にせよ、「積極奇異型」にせよ、そうした態度を取っていると、干渉を断ち切りたい相手以外の相手との干渉も断ち切らざるを得なくなってきます。たとえばの話、他の人と親しくしていると、こんどはそっちにとばっちりが行く。あるいは、「積極奇異」の部分が自分に対する抵抗だということがわかってしまうと、今度は悪意を向けられて苦しむことになる。

　似たような状況で、犬がノイローゼになってしまうことがあります。飼い主は自分や自分の親しい相手には、犬が尻尾を振ることを望んでいます、逆に、自分の嫌いな相手には牙を剥いて唸ったり吼えたりすることを望みます。

　とはいえ、親しい相手とはいえ、犬が自分よりも相手に懐いたりすると嫉妬します。だから、そうなると犬には唸ってほしい。とはいえ、犬を相手にけしかける訳にもいかないので、犬は相手を威嚇し、自分はそれを叱る、ということを望みます。それは自分の嫌いな相手に対してもそうで、人間対人間の社交のレベルでは親密さを装いたいのだけれど、犬に対する命令としては「攻撃」「威嚇」であり、それに対して飼い主は犬を叱る、というねじれた関係ができあがってします。

　そうすると、犬は「攻撃／威嚇せよ」という命令（深層レベル）と「攻撃／威嚇をするな」という命令（表層レベル）の両方を受取るという、ダブル・バインド（二重拘束）の中に置かれてしまうわけです。その結果、無気力・無抵抗になって人間に関心を向けることがなくなる（受動型）か、飼い主を含めて誰彼無しに咬みつく（積極奇異型）のどちらかになってしまいます。

　ソフトウェア開発の世界の派遣業務では、客先の上司や同僚やユーザに義理立てすると、自分の会社から睨まれます。派遣先で引き抜かれることは珍しくないし、派遣する側としては、なるべく仕事を出し渋り引き延ばしたほうがお金がよけいに取れる、というメリットもあります。
　とはいえ、客先の機嫌を損ねるわけにもいかないので、派遣する側の会社とはいい顔をしたいのだけど、派遣されている人間がなってないのだ、という形にしたかったりします。
　その結果、派遣プログラマーは組織の力学だとか人間関係だとかいったことに頓着せず、仕事だけにしか興味のない、世間知らずな技術馬鹿、つまり“ Nurd ”な人間として振舞うことを覚えます（積極奇異型）。でなかったら、覇気がなくて言われたことしかやらない愚鈍で無能な人間として適当に仕事をこなすだけになっちゃうか、です（受動型）。

　孤立型に関しては、はっきりしたことがいえません。退避・逃避・避難・退却・逃走といった意味があるのかもしれません。

　（Maria）

こうもりさん wrote:
>　以上のことから、この分類自体は支援関係者は必ず知っておいた
>方がいいと考えています。もっとも、障害を自覚している自閉者は
>その時点でこの類型には当てはまらなくなっていると考えていいで
>しょう。

　わかりやすい説明をしていただいて、ありがとうございました。

　この掲示板にせっせと書かせていただくようになってから、わたしは読解力に難があると気づくことができました。論理的思考能力も低いほうなのです。ことばの解釈も自己流というか、“わたしが法律”的なところがあって、娘もしっかりその血を受け継いでいます（苦笑）

　きのうの書き込み後にさらに考えてみたら、わたしは積極奇異型であったし、本質は変わらないと思っているので、分類としてはやはり積極奇異型なのでしょう。（うわわわ、文章表現能力の問題がよくわかりそうな文章だ！）　娘は受動型です。そして……わたしが最も恐れていた“自己不全感”を持ち始めています。
　なんとかしなけりゃ、なんとかしなけりゃ、どうすんべー、が毎日の持ち歌みたいに頭の中で響いている、あさかぜでした。

　（結婚生活がここまで苛酷だったとは……笑うしかないな。笑おう！　はははははのは）

ようやく雨が降った。

　　　　～
　　　～　～
　　　ｌＪｌ

（＾Ｏ＾）

あさかぜさん wrote:
>　積極奇異型と受動型という分け方に何の意味があるのか？

　一般的に多くの人が自閉症としてイメージしているものは、この
類型でいう孤立型です。積極奇異型や受動型という類型がないと、
多くの自閉児が見落とされてしまうのではないでしょうか。わたし
自身、３才児検診で自閉の疑いをかけられながら診断されなかった
のは受動型で他者からの話しかけには鈍いながら反応があったため
です。この類型が日本では知られていなかった時代にはこの手の診
断漏れもよく起こったのでしょう。

　余談ですが、就学直前の母と保育園の保母さんと園長先生のやり
とり。

母　「この子を学童保育に預けることはできるでしょうか」
保母「身辺整理や施設への移動ができないので、難しいと思います
　　。」
園長「（２人の話をさえぎって）何を言っているんですか！！この
　　子は確かに鈍いところがあるけど、とても品がいい子じゃあり
　　ませんか！！」

　多動のないＡＤＤ児と同様、受動型自閉児は裏問題児化してしま
う危険性が極めて高いと言えます。

　以上のことから、この分類自体は支援関係者は必ず知っておいた
方がいいと考えています。もっとも、障害を自覚している自閉者は
その時点でこの類型には当てはまらなくなっていると考えていいで
しょう。

　横レスですみません。
Lingkoさん wrote:

>私、この専門家のことは知りませんが、第一印象は、「あ、親向けの告知
>スタイルが身についてる人なんだな」という感じを受けました。
>
>それも、「この子は自閉症じゃないと言ってくれ」「ちがうと言ってくれ
>」とすがるような思いで子どもを連れてくる親御さんに、「自閉症って、
>そんなに恐ろしいものとは限らない、鬼でも蛇でもないんだから」と説明
>するのには向いた言い方だからです。

そう言えば、検査を受ける時の資料を請求しに行った病院で対応した医
師（子供の頃に対応していただいた医師とは別人）がまさにそんな対応で
した。こちらは単にその病院に残っていた幼児期の検査記録を請求しに行
っただけなのに、質問と請求には答えず、「君は普通に見えるよ」とか「
大学院まで行って、塾の講師をしているんだろ？」とか、的外れに聞こえ
る話ばかりしてくるので、ちょっとキレかかっていました。あやうく激怒
型の兄貴が出現しそうに…。

　で、本人や親御さんの中で障害を認めたがらない人は確かに多いらしい
ですね。本人やご家族が障害を認めなければ様々な支援を行なうことがで
きなくなる」と悩んでいる専門家の話を聞いたことがあります。

>でも、これからはどんどん「そうだと言ってくれ」の人も増えてくるだ
>ろうし、受ける側にも、早く「そうだと言ってくれ向きの対応」を開発
>して、覚えてもらわないといけないと思うんですよね。

　自分が軽度発達障害者であることがモチベーションになっているわた
しにはまさに必要な対応でした。「君のは個性だよ」と言われた時は、
被植民国Ｂの人間が植民国Ａの人間から「今や君はどこからどうみても
Ａ国の人間だよ」と言われたぐらい不快さを経験しました。わたしは生
き延びるためにＡ国の文化や風習を身につけなければならなかったが、
Ａ国の人間になったつもりはない。また、Ａ国の人間に似た部分を持っ
ているからと言って、なぜそのことを誇りにしなければならないのか理
由が分からない」てな感じで。

>私なんか、散歩したり花を見たりしてる資格ないよなー。

　いえいえ、休める時はゆっくり休んでください。この問題は一人で
背負わなければならない性質のものではないし、背負うことができる
ものでもありませんから。

>1.あなたはＡＳ・ＬＤ・ＡＤＨＤなどの軽度発達障害者には、障害者手帳が
>必要だと思いますか？

取得希望者は取得できるようにするのが望ましい。
（取得しない自由も保障する）

>2.手帳はどのようなものが良いですか？
>　Ｃ.軽度発達障害者専用の手帳が欲しい。

精神保健福祉手帳制度は統合失調症（分裂症）を強く意識して作られており、取得基準からして発達障害とはかなり異なっている。
不治の障害持ちである高機能自閉人の生活にとって、治療状況や本人の努力より、周囲の対応あるいは環境が受容的かどうかが決定的に重要である点が他の障害者とは質的に異なるので、ＱＯＬ（生活の質）を判定の要素として重視した「自閉手帳」のようなものが望ましいと思われる。

>3.障害者手帳というものは、種々の行政が行う福祉サービスを受けるための
>パスポートになるものです。そこで質問です。
>　あなたは行政側が軽度発達障害者に行う支援として、どのようなものを
>望みますか？

自閉人に治ることを要求するのは、盲人に「見る」ことを強要するがごとき無理難題であることを承知していない非自閉人があまりに多くて辟易しているので、そのことを周知する作業が一つ。（自閉人側がこれを言っても、「わがまま」とかの印象を持たれて終わるだけなので、行政等の権威で周知する必要がある。）
もう一つは、我々に合わせた勉学や仕事の場を保証すること。

武田好史 wrote:
>てらば wrote:
>　例え単純労働でもどんな仕事でもいいから、自分の腰を下ろせる場所が欲しい。

　それならば、「精神障害者小規模通所作業所」を探すと良いかもしれません。
もよりの保健所に問い合わせてみてください。これは「精神障害者保健福祉手帳」がなくても利用できる施設で、作業訓練・生活訓練をとおして、精神障害の方たちの社会復帰を目指そうという施設です。
　ただやはり相性というものがあり、あおび君のような失敗をしないためにも、最低３ないし４軒は見学して、記録を採ってよく比較検討したほうが良いと思います。特にＡＳの人はは念入りに静かさや清潔さ…話し易い指導員がいるか・生活がマンネリ化しないかということを吟味したほうが賢明といえます。

　僕は３軒見学して、ようやく『気に入った！』と思える作業所を発見することができました。
でも遠いーッ（～＿～+）自転車で４０分かかる…

よし（陽疾） wrote:
>みなさん、こんにちは！
>武田好史 wrote:
>
>>こんなのはどうでしょう。
>>うめ　もも　アーモンド　さくら　りんご
>
>１．アーモンド（種を食べる、唯一カタカナ表記、加熱して食べる、果実酒はなし、ジャムは作れない）
>２．うめ（加工食品として食べる）
>３．さくら（食品の名前でなく、花の名前）
>
>こんなもので、どうでしょうか・・・・。

もう一声！
4.りんご…他の４つは、実の真中に実（さね）と呼ばれる硬い部分があるけど、りんごには存在しない。

みなさん、こんにちは！
武田好史 wrote:

>こんなのはどうでしょう。
>うめ　もも　アーモンド　さくら　りんご

１．アーモンド（種を食べる、唯一カタカナ表記、加熱して食べる、果実酒はなし、ジャムは作れない）
２．うめ（加工食品として食べる）
３．さくら（食品の名前でなく、花の名前）

こんなもので、どうでしょうか・・・・。

Lingko wrote:
>オレンジブルーさん wrote:
>私、この専門家のことは知りませんが、第一印象は、「あ、親向けの告知スタイルが身についてる人なんだな」という感じを受けました。
>それも、「この子は自閉症じゃないと言ってくれ」「ちがうと言ってくれ」とすがるような思いで子どもを連れてくる親御さんに、「自閉症って、そんなに恐ろしいものとは限らない、鬼でも蛇でもないんだから」と説明するのには向いた言い方だからです。
>「ちがうと言ってくれ」と思ってる親は、「ちがいますよ、自閉症だったらもっと変な目つきしてて、奇声をあげて、頭を壁にぶつけてるはずですから、こんなまともそうな子はちがいます」って言ってくれる専門家を探して、子どもの手を引いて何軒でも渡り歩いたりしますから。そうして、「ちがいますよ」と言ってもらって安心して、それからは子どもが「普通にできるはず」の課題ができないと、叱り飛ばしたり、しごいたりするんだから。
>
　何かまだまだ日本では、『自閉症＝子供にとって最高の不幸・この先どうしていったらよいの？』という親御さんが、もうとにかく多いんですよ。だいぶ前だけど、池袋の本屋で、「少しでも明るい情報はないだろうか…」という感じで、目を赤くして半分泣きながら、自閉症関連の文献を手当たりしだいにむさぼるように読んでいるお母さんを見たときは、本当にショックでした。去年ですが隣町の河原で、子供が「知的障害のため普通学級は無理でしょう。」という判定を就学時前検診でもらった事を苦にしたお母さんが、子供を道ずれにして乗用車に火を放って無理心中を図り、その子と妹の幼い姉妹が焼け死に、お母さんも大やけどを負うという痛ましい事件がありました。
　これは一重に、社会全般にわたって『自閉症・知的障害』対する理解が不十分だからにほかなりません。唯一の救いは、厚生労働省がようやく「『自閉症』に対する支援センターを、段階的に整備します！」と言い出したところでしょうか。
　

Lingko wrote:
>オレンジブルーさん wrote:
>すみません、オレンジブルーさんに逆らうみたいになって、怒られるの覚悟で書きますが。

えーなんでなんでー怒らんって。←ワタシが怒る時はそれなりにちゃんと理由が
ある時です。
私は「専門家のスキル」とかなんじゃかんじゃは全くほとんど覗いたことも無い知ったことも無い未開の地ですから、Lingkoさんのお話はナカナカ新鮮でした。

ちなみに私の両親は「うちの子は自閉症じゃ無いと言ってくれ！」と色々専門家
渡り歩く様なタイプでは全然無く、逆に私本人が自分から色々「これはなんじゃ。
これはなんじゃ？」と探しさ迷った方です。
で、「自閉だったんです！」と分かってそれを「喋って説明している」「私」の存在が周囲にはすんおおーく不思議だそうですね。

>それも、「この子は自閉症じゃないと言ってくれ」「ちがうと言ってくれ」とすがるような思いで子どもを連れてくる親御さんに、「自閉症って、そんなに恐ろしいものとは限らない、鬼でも蛇でもないんだから」と説明するのには向いた言い方だからです。

あーそういう事情が働いていたんですね(関心)

>「ちがうと言ってくれ」と思ってる親は、「ちがいますよ、自閉症だったらもっと変な目つきしてて、奇声をあげて、頭を壁にぶつけてるはずですから、こんなまともそうな子はちがいます」って言ってくれる専門家を探して、子どもの手を引いて何軒でも渡り歩いたりしますから。そうして、「ちがいますよ」と言ってもらって安心して、それからは子どもが「普通にできるはず」の課題ができないと、叱り飛ばしたり、しごいたりするんだから。

そ、そんな親もいるんですか！？
怖いですね。
私は勉強なんかしなくて良いんだ。と言う親とは正反対で勉強まじめにやってた方でした。
頑張らなくて良いという人が周囲に居るのに一人でなんか無我夢中で頑張ってたタイプです。

>そういう親をとりあえず足留めして、子どもにそれなりのフォローを受けさせるためには、親の持ってる「自閉症観」の幅を広げてやる必要があります。で、教員うんぬんとか芸術家うんぬんとかは、その目的に向いた言い方なんですよね。

じゃあ、あの発言は「私」にでは無く「親」に言ってたことだったんですかな。。
しかし今はちょっと特殊だったと分かった無力な自分の子がますます可愛いようで、←ワタシが言うのもなんか変だけど＠私はなんかハズカシや、居心地が悪いです。

>だから、これまでの仕事の現場で、「ちがうと言ってくれ」な親と接する機会の多かった人は、この言い方が身についちゃってる可能性が高いと思います。

そうだったんですかっ。

>でも、これからはどんどん「そうだと言ってくれ」の人も増えてくるだろうし、受ける側にも、早く「そうだと言ってくれ向きの対応」を開発して、覚えてもらわないといけないと思うんですよね。

私の場合は「もう分かってるんですから、そうだと言ってくれ」的でした。

>それで今、私もそれなりに専門家の啓蒙とか、その辺の理論作りとか、がんばって
＞るつもりなんだけど、なかなか力も時間も足りなくて、追いつかないです。やら
＞なきゃいけないと思うことはいっぱいあるんだけど、本業もやらないといけない
＞し、身体が5人分くらい欲しい……。それにしても、私が診断されたのは4年も前
＞なのに、4年もかかって、たったこれっぽっちしかできていないのかと思うと、す
＞ごく申し訳ない気持ちになります。

そういうことって、生きてるだけでも大変な当事者が行わなきゃいかんことなんでしょうかね・・・。申し訳ないなんてあまり自分攻めない様にしてくださいな。
頑張っておられるようですが、苦しそうで。

>私なんか、散歩したり花を見たりしてる資格ないよなー。

私は花をみたり散歩しないと「嬉しさ」は出てこないですね。
花や植物は大好きでして、写真はほとんど自然物です。
なので春が大好きです。
リフレッシュには絶対良いですよ。
お花は可愛い。

オレンジブルーさん wrote:

>私は専門家さんと顔合せした時に、
>「教員にもいるんですよ。」
>と、私自身と全く関係の無い話しの筋を出されてかなりムッ！としました。
>私が教員を目指している矢先に自閉の診断が出された・・・って言うのなら
>分かりますよ。
>で、
>「芸術系には多いですよ。」
>って、あなた実際に芸術家やっている自閉者との知り合いが結構居るわけ？

すみません、オレンジブルーさんに逆らうみたいになって、怒られるの覚悟で書きますが。

私、この専門家のことは知りませんが、第一印象は、「あ、親向けの告知スタイルが身についてる人なんだな」という感じを受けました。

それも、「この子は自閉症じゃないと言ってくれ」「ちがうと言ってくれ」とすがるような思いで子どもを連れてくる親御さんに、「自閉症って、そんなに恐ろしいものとは限らない、鬼でも蛇でもないんだから」と説明するのには向いた言い方だからです。

「ちがうと言ってくれ」と思ってる親は、「ちがいますよ、自閉症だったらもっと変な目つきしてて、奇声をあげて、頭を壁にぶつけてるはずですから、こんなまともそうな子はちがいます」って言ってくれる専門家を探して、子どもの手を引いて何軒でも渡り歩いたりしますから。そうして、「ちがいますよ」と言ってもらって安心して、それからは子どもが「普通にできるはず」の課題ができないと、叱り飛ばしたり、しごいたりするんだから。

そういう親をとりあえず足留めして、子どもにそれなりのフォローを受けさせるためには、親の持ってる「自閉症観」の幅を広げてやる必要があります。で、教員うんぬんとか芸術家うんぬんとかは、その目的に向いた言い方なんですよね。

だから、これまでの仕事の現場で、「ちがうと言ってくれ」な親と接する機会の多かった人は、この言い方が身についちゃってる可能性が高いと思います。

一方、「そうだと言ってくれ」な親と接する機会の多かった人は、また別の言い方が身についてるんでしょう。

その辺は、勤めている機関の性質によって、たずねてくる人の「客層」がちがいますから、専門家本人の資質というよりは、勤めている機関の客層によって左右される度合いが高いのではないかしら。

で、なんでわざわざ、オレンジブルーさんに逆らうようなマネをしてまでこんな話を持ち出したかというと、別にこの専門家をかばうのが目的ではなくて、まえまえから私が気にしていたテーマと重なるからなんです。

専門家の側に、「そうだと言ってくれ」の気持ちで訪れる人に接するときに向いた言い方って、まだ、やり方として成立してないと思うんですよ。

つまり、これまでは、相談に来る人たちには、「ちがうと言ってくれ」の状態で来る人が圧倒的に多かったから、接する側は、「ちがうと言ってくれ向きの対応法」しか考えたことがなかったと思うんです。

でも、これからはどんどん「そうだと言ってくれ」の人も増えてくるだろうし、受ける側にも、早く「そうだと言ってくれ向きの対応」を開発して、覚えてもらわないといけないと思うんですよね。

それは特に自閉だのＡＤＨＤだのＬＤだのにかぎったことではなく、いろんな場面で言えることだと思うんですが。

それで今、私もそれなりに専門家の啓蒙とか、その辺の理論作りとか、がんばってるつもりなんだけど、なかなか力も時間も足りなくて、追いつかないです。やらなきゃいけないと思うことはいっぱいあるんだけど、本業もやらないといけないし、身体が5人分くらい欲しい……。それにしても、私が診断されたのは4年も前なのに、4年もかかって、たったこれっぽっちしかできていないのかと思うと、すごく申し訳ない気持ちになります。

私なんか、散歩したり花を見たりしてる資格ないよなー。

自分 wrote:

>繋ぎあわせたようなバリバリハードな表面的な意見しか言っていない様子でした。
>「無神経にもほどがある。あなたは目の前の人間と対話できないのか！？」
>「私」を見る為にあなたは目の前に座ってるんじゃないのかっ？
>>　「あんた自閉症じゃないの？(-_-)」とか言ってやったら面白いかも。（←かなり不穏当ないし不適切な発言）

ううっ・・・もっと呆れたことが在りました。
私の体重はなんと今現在３５㌔代なんですが、
どうみてもヨレヨレで体力も無くすぐに「疲れた」と言い周囲からは
「病人みたいやな・・」と言われています。
「カラダの方の調子良いのならそれは良かったね」と言ってくれる人がいる反面、

一見苦痛を感じていないような行動力はある種危ない意味を秘めたサインだと思うんですが、その専門家(←とは私は思えないんですが)は
「体力在るんだよ」と呆れたことを私に言ったなあ・・・・・・・。

「このおやじ、障害者を根っからコケにしてるんかなあ。」と感じました。
多分戦争なんか起きたら「自閉症の人をまず出せば良い」とか言っちゃうタイプ
なのかもしれない・・。とかアタマによぎってしまったわ。

キュー助 wrote:
>Mariaさん wrote:
>

>
>　私の場合、このようなテストでは、頭の中に、複数の正解が
>うかび上がり、どれが本当の正解か迷ってしまうことが多くありました。

こんなのはどうでしょう。
うめ　もも　アーモンド　さくら　りんご

Maria さんwrote:
>　事の本質は、その「専門家さん」が、「けっきょく他人事」としか思ってないのが態度に出ちゃってるってことなんじゃないかな。まあ、医者やカウンセラーとしては、患者あるいはクライアントを客観視するという意味で、それは正しい態度なのかもしれないけどね。（←「けっ」とか思いながら言っている）
>　それからもう一つ。自閉症だからって、それが芸術の分野において常にプラスに働くわけではない、ということに思い至らなかった、っていう無神経さをそこに見ちゃったんだと思います。

お久しぶりです、Mariaさん。
まったくMariaさんの「突き」の通りですよ。
だいたい、自分が実際に調査して自分の持っている情報として「芸術系には多いんですよ」と出すならまだしも、まるでどっかの資料から引っ張り出して総合的に
繋ぎあわせたようなバリバリハードな表面的な意見しか言っていない様子でした。
「無神経にもほどがある。あなたは目の前の人間と対話できないのか！？」
「私」を見る為にあなたは目の前に座ってるんじゃないのかっ？
こんな大学教授いていいのか！！？
しかもですよ、「芸術系には多い」という意味、私の中ではかなり疑問でした。
「機械的模写能力」「機械的再生」「想像力の欠如」「頑固で面白くない」なんていわれている自閉者が芸術系に向いているとはあまり思えないですよね。
まるで虚像的な自信を浮かべている表情に対して私は「はぁ？????はぁいぃ～??」
と思いっきり露骨に首をひねって睨んでやりました。

間にいた主治医が少しオロオロでした。
「これだけはお願いしたいということ在ったら教えて欲しいです」
と最後の質問を締めくくった主治医の発言に救われました。

>　「あんた自閉症じゃないの？(-_-)」とか言ってやったら面白いかも。（←かなり不穏当ないし不適切な発言）

↑
あ、これ、実は言ってやろうか？とおもいましたよ。
人間としてちょっとおたくずれてんじゃないの！？って(ありゃー)

>　社会的な対人スキルに関する訓練を受けていない非・自閉症者（医者というのはえてして世間知らずです。医者の世界という、ごく狭い、特殊な世界しか知らなくて、外の世界に対して無関心でも通ると思っているから。

でしょうねえっ、うっつうっ・・・・。
Mariaさんの「突き」はホント私もそう思いますよっ。
世間知らずですよね。。←これ言っている人はかなり多いとおもいます。
「##君医者目指してるんだってさあ～！、えぇ～ヤナ医者には絶対になって欲しくないよねー。」
という女性の会話は多いとおもいます。私だって思う。
そして、医者さんって、こうれはこうなっているんだ発言がおおいきがします。
「自分で目の前の問題について切り開く意思・創造力は持っていないのか？」
なんてスカスカ脳な私が思っちゃうんだから世界はある種笑えます。
精神科医でも「なんか夢みたいな幻想語られたってねえ・・私丸め込まれてる
だけの麻薬状態か？」なんて失礼ながら思ってしまう時があります。

あぁ、Mariaさんの奥深いレスありがとうございました。

私、もうすぐこの社会から観た精神障害者になりますが、
なんかある意味、嬉しいんですよ。
肩の荷が降りると言うか。
そうか、この社会からみたら「精神障害」になるのか・・
バッカじゃねえーの！ってな感じと、
アタマがオカシイ自分に対してザマアミロ！って感じ・・・
かなあー。んーよく分らないけど、ほくそえんでいる私がいるようです。

　積極奇異型と受動型という分け方に何の意味があるのか？について、あれこれ考えてきました。それで、今までに考えたことを少し話してみたいと思います。おばさんのたわごとだと思って、読み流してくださってけっこうですよ～。

てらばさん wrote:
>受動よりも積極奇異のほうが社会性に関しては深刻な問題だと思います。

　そうでしょうか？
　研究者がなぜ積極奇異と受動という分類を用いるようになったのかは知りません。外側（非・自閉者側）から見て“そういうふうに見える”というのではなく、根本的に明らかな違いがあるということなのでしょうか……。

　わたしは子どもの頃から青年期までを考えてみると、積極奇異に分類されると思います。が、現在は受動型をやっているんですよ。本質は変わりません。
　積極奇異と受動の型は変化する、あるいは変化させることができると、自分では思っています。循環すると言ってもいい。環境に左右されるという感じがします。

　ことばとして積極奇異型あるいは受動型の意味を考えることのできる高機能の自閉者には、あまり必要のない分類だという気がします。二つに分けてしまってそれをマーカーにするというのは、精神の安定を図るにはいいかもしれません。（自分はどっち寄りだ、というような感じにね）が、積極奇異のほうが社会性に関してより深刻な問題をかかえると思うことは、わたしにはできません。

　実は↑ここのところが、わたしにとっては理屈で説明できないところなので……多くの方のご意見を伺ってみて、すっきりさせたい部分でもあるのです。

>私が施設を利用しようと思ったのはもちろん就労に向けてです。例え単純労働でもどんな仕事でもいいから、自分の腰を下ろせる場所が欲しい。

　自分にはどんな仕事が比較的向いているのかを、まず紙に書き出して徹底的に検討してみましょう。感情を交えない第三者の意見も聞く機会があれば、参考にしてみてください。
　わたしは、必死になるあまり“あたってくだけろ方式”で生きてきましたが、今にして思えばあまりおすすめできるやりかたではありません。できるかぎり冷静にデータの検討をしてから、足を踏み出すべきだったという反省があります。

　ひとつの例として聞いてください。わたしは自動車運転免許（普通第一種）を持っていて、日常的に車を運転しています。けれど、運送や配送の仕事に就かないのは、自分の身体が長時間の車の運転に耐えられないことを知っているので、仕事の範囲から除外しなければならなかったからです。（これは若いときからそうでした。車の運転には限度があるということに気づいていました）

　何ができて何ができないかを知ること、できるものでも限界がないか、どこまでの範囲ならできるのかを知ることは大切です。社会に出て仕事をし金を稼ぐことと同時に、“大人である”ためには、自分で自分の健康管理ができなくてはならないからです。身体を壊したら仕事が出来ないばかりか、かえって周りに負担を強いることにもなりかねません。
　いわゆる普通の人ならば何の苦もなくやってのけることでも、事前に充分に検討し最悪のケースを想定して対策を立てておいてから、現場に出ることを考えてみてほしいと思います。

>両親を楽にしてあげたい。

　この気持ちはよく分かります。でも「急いては事を仕損じる」という場合もあります。長い目で見たらあれが最良の選択だったと言える道を探すには、焦りが一番の敵かもしれません。

　（我ながら、おばさんっぽい話し方だったなぁ……。らしくないぞ！と思うわたしは４６才。ひょえー、マジかい？　精神年齢がいくつかなんて、知らんわい！ぶはははは←道化を演じることが長かったので、自分を笑うのは気に入っている）

あおび wrote:
>そうですか・・・。そんなことを書いていたんですか。そしたら僕もその積極奇異型なんでしょうか。僕も小さい頃は落ち着きがなかった方だと思います。そして、大人になった今は母親に苦しくなった時にギャアギャア言ったり、働きに行こうとしてハローワークに行っていろいろ自分に不利なことを言われつづけてそれが我慢できずにイスを蹴飛ばして帰ってしまったり、後は病院でパニックになり、涙ながらにして大暴れして、注射を打たれたりして大変です。
>でも、明るく振舞えるということも事実かもしれませんね。明るく振舞えたおかげで、自分が少しでも関心のあることで精神科デイケアとかアルバイト先で話し相手をしてくれたりしたこともありますね。

　積極奇異型のいやすい場所のキーワードは、『やさしさ』『ぬくもり』『非マンネリ』の3つです。

てらば wrote:
>受動よりも積極奇異のほうが社会性に関しては深刻な問題だと思います。
決してそんなことはありません。そう感じてしまうのは、今の日本がそういった人を受け入れるだけの精神的なキャパシティを喪失してしまっているからです。
　「積極奇異型＝友達を作りたい、けどどうしたら良いか解らない群」「積極奇異型＝ラポール優位群」「積極奇異型＝世の中知りたい群」であると、私は思います。
　しかしゆとりを無くしてしまったわが国では、こういった感じの人は『時間を盗む悪者』扱いされるのです。『キチガイ』とみなされつまはじきにされます。
　世の中に新しい花を咲かせる、『花芽』であるのに…
　私はそんなけなげな『積極奇異群』が、特に好みであります（＾ｏ＾＊）
自分もそうなので…

てらば wrote:

>
>小さい頃に落ちつきの無かった人は、積極奇異型となり、他者のアドバイスを聞き入れられずに自己流のコミュニケーションを取ったり、
>パニックを起こしやすいらしいです。一方で受身型は小さいころは多動がなく、大人になってからも周辺の期待にこたえようと努力し、
>パニックは無いそうです。
>

そうですか・・・。そんなことを書いていたんですか。そしたら僕もその積極奇異型なんでしょうか。僕も小さい頃は落ち着きがなかった方だと思います。そして、大人になった今は母親に苦しくなった時にギャアギャア言ったり、働きに行こうとしてハローワークに行っていろいろ自分に不利なことを言われつづけてそれが我慢できずにイスを蹴飛ばして帰ってしまったり、後は病院でパニックになり、涙ながらにして大暴れして、注射を打たれたりして大変です。

でも、明るく振舞えるということも事実かもしれませんね。明るく振舞えたおかげで、自分が少しでも関心のあることで精神科デイケアとかアルバイト先で話し相手をしてくれたりしたこともありますね。

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