アスペルガーの館の掲示板(旧)

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Re: レスありがとうございました 5193へのコメント
No.5208  Mon, 4 Jun 2001 21:56:43 +0900  チイママ [この発言にコメントする]

Tien wrote:

>あの、またQ
>写真と絵画では、(視覚と言う点で)どちらがあなたの感覚に訴えますか?
>心に響きますか?

私の場合は、絵画です。
大人になってからよく展示会や美術館などに足を運ぶようになりました。
「絵」を見るとなんか心が癒されます。


Re: 「器用」と「不器用」 5203へのコメント
No.5207  Mon, 4 Jun 2001 16:49:15 +0900  Maria [この発言にコメントする]

ミッドランドさんwrote:
> 以前、僕はちらっと「ASの人の『不器用さ』」について書きました(覚えて
>いる人、少ないと思いますが)。「ASの人は不器用な人が多いと専門書には書
>かれているが、実際はどうなのか。」と。

> このとき僕は、「手先の器用さ」にだけ目がいっていました。
> 僕はテクニシャンなので、当然「手先は」器用です。だから、「不器用が多い」
>の記述を目にしたとき、脳のなかに「?」が浮かびました。

> しかし、後々になって、
>「ひょっとして、これは『要領の良し悪し』や『世渡りの上手い下手』といった
>ものも含めているのでは?」

 ふっふっふっふっふ。Mariaだっ! 復活したぞぉっ!

 さて、うろ覚えで申し訳ないのだけど、『インナーゲーム』というスポーツ関係の本があります(『インナーテニス』の方だったかも知んない)。その中に、「セルフ1」と「セルフ2」というのが出てきます。まあ、どっちがどっちかよく分かんないので、とりあえず「自我(ego)」と「エス(es)」と呼んでおきましょう。

 ASのひとは、細かい工作なんていうと、めちゃめちゃ「器用」です。ところがテニスだとかサッカーだとかいうと、まるっきりダメ。楽器の演奏も、たぶん苦手。運動協調性というのが低い人が多い。

 うちのJoshyaさんは、子供の頃は不器用だったのが、大学を出てから急速に器用になったという人です。中学二年生まで自転車に乗れず、泳ぎもせいぜい五十メートルまで。ところが三十歳を過ぎてからバイクの免許を取り(ぜんぜん乗ってないけど)、クロールはちょっとしたものです。スキーも子供のころは全然上達しなかったのが、二十代に入ってからいきなり上達しました。子供の頃(中二だけど)からやっている運動といったら太極拳だけだと思います。これはちょっと自信があるのね。

 で、なんでじゃ、という話になります。

 それは、「自我」が「エス」の邪魔をしてしまうからなんじゃないでしょうか。つまり、「コントロールしよう」という意識が身体の自然な動きと競合してしまう。だから上達が遅い。
 つまり、運動全体を一つ一つ別のパーツとして組立てて、全体を組みたてるといったような、「自我にエスの邪魔をさせない」方法で技術を習得させることができれば、ASであっても運動学習に不自由はないんじゃないだろうか、ということなんですね。

 バイクに関しては、ニーグリップによる車体のコントロールとパワーのON/OFFのコントロールをそれぞれ筋力トレーニングとイメージトレーニングで身につけました。泳ぎはドルフィンキックにローリングを加えてタイト四ビートへの移行とか、左右の手の動きの位相のずれとかいったものを一つ一つマスターしてゆくことで完成させました。スキーは「回す/曲げる」「滑る/ずらす」という基本的な動作の組み合わせです。

 太極拳は、ひとつひとつの技をゆっくりとした動作で練習し、身につけてゆくという習得法ができあがっています。ですから自我がエスを邪魔することがありません。

 つまり、「単純な反復練習を、頭がぼぉっとして、体力を消耗して余計な力が入らなくまで続ける」のくり返しで習得できるものに関しては、ASにも強みがありそうに思います。ひたすら木刀による素振りを続けるとか、ひたすら型練習を続けるとか、そういうのだったら相当いけそう、という気がします。キーボードのタッチタイプもけっこう上手な人はいそうだし、ピアノなんかも練習曲から入るんじゃなくってスケール練習を徹底的に勉強すれば上達しそうな気がします。

 絵画のほうでも『脳の右側で描け!』なんていう本があって、「左脳が右脳を邪魔しないようにする」というメソッドを提唱しています。これも「自我」が「エス」を妨害しないように、というコンセプトと一致します。

 今回は資料の裏付けの取れていない、駆け足の調査になってしまいました。ごめんなさい。

 (Maria)


ごめんなさい
No.5206  Mon, 4 Jun 2001 14:39:17 +0900  名加野 [この発言にコメントする]

多少過去ログを読ませていただきました。
本当に独り善がりだったなあと思いました。

ただ、気になったのは、年代が違うと考えにも反映されるかなと
ちょっと思いました。僕はまだ自分の事で精一杯で自分の子供
作るのかとか、考えた事が無いので、「親」の会話についていけません。
まあ、21才と言っても結局は何も知らない子供と同じで無駄に
歳を重ねたのかな。同年代と話してもやはり「大人」な話には付いて
いけない感じがします。

これ以上かくとまた暴走するのでやめます。
ちょっとづつでも分かることが出来れば良いなと思っています。

(独り言)なんかへんすぎるなあ。なにがおかしいんだろう?


Re: Message to the son of Ms.oshiete 5196へのコメント
No.5205  Mon, 4 Jun 2001 14:07:44 +0900  oshiete [この発言にコメントする]

Tien wrote:
>oshieteさんへ、息子さんに伝えたくてカキコしてしまいました。
>
Tienさん、
とても嬉しかったです!!!
息子は、まだ小学生なのでこのホームページを見せるわけにはいかないのですが、もう少し大きくなったら、たくさんの仲間がいてみんな励まし合っていること、伝えたいと思います。
私は、普通の子の親でなくて、ほんとによかった。
息子も、皆さんのことも、愛してるよ!


レスありがとうございました 5202へのコメント
No.5204  Mon, 4 Jun 2001 13:13:16 +0900  Tien [この発言にコメントする]

猫目4 wrote:
>Tien さんへ
>ストレスが溜まっているのでは?
>精神科の先生に相談するのもいいかもよ。

猫目4さん、レスありがとうございます。やっぱりそう思われますー???
猫の病気以外思い当たらない...。
みなさんのおすすめリラックス法教えてください!


Re: 「器用」と「不器用」 5160へのコメント
No.5203  Mon, 4 Jun 2001 13:08:54 +0900  みちる [この発言にコメントする]

ミッドランド wrote:

> 以前、僕はちらっと「ASの人の『不器用さ』」について書きました(覚えている人、少ないと思いますが)。「ASの人は不器用な人が多いと専門書には書かれているが、実際はどうなのか。」と。

うちにいるASくんは、すごく器用です。
なんでも、玄人さんのように完璧にこなします。
彼が大学時代作ったジオラマは(考古学専攻)博物館にいまだ飾られている
立派なものですし、今、自宅の庭のレンガを完璧に組み、プロの方たちからも
驚きの声があがっているほど。
>
> このとき僕は、「手先の器用さ」にだけ目がいっていました。
> 僕はテクニシャンなので、当然「手先は」器用です。だから、「不器用が多い」の記述を目にしたとき、脳のなかに「?」が浮かびました。
>
> しかし、後々になって、
>「ひょっとして、これは『要領の良し悪し』や『世渡りの上手い下手』といったものも含めているのでは?」
>と考えました。いわゆる「器用に生きる」というヤツです。それでいけば、僕は見事に「不器用」という言葉があてはまるのです。

同じです。人とうまくやれないので、私は、不器用なやつ・・・。と、思っています。私はいつも、彼の日本語に腹をたてています。本人は、正しい日本語を使っていると、おもっているようです。
>
> 他人の心情が読み取れず、四苦八苦してきた僕の生き方は、要領が悪く世渡り下手な、「不器用」そのものです。
> 手先は「器用」だけれども、生き方は「不器用」。
> 人生をいいものにしていく技術は身につかなかったようです。
>
> でも、手先が器用なだけでもいいと思わねばと自分に言い聞かせる ミッドランド

そうそう。どちらもだめなんてこと、ないですよ。
手先が器用なんて素敵なこと
今、あることを大切に思いましょうよ。
うちのASくんは、器用を鼻にかけて、わたしをバカにしますが
わたしだって、裁縫、編物なんかすごいんだぞー。

     つまんないことで興奮したみちるでした。


Re: 悩み事 5195へのコメント
No.5202  Mon, 4 Jun 2001 12:24:09 +0900  猫目4 [この発言にコメントする]

Tien さんへ

ストレスが溜まっているのでは?
精神科の先生に相談するのもいいかもよ。


Re: ある症状について。 5200へのコメント
No.5201  Mon, 4 Jun 2001 11:44:31 +0900  KILROY [この発言にコメントする]

Maria wrote:
> じつは、あれほど豪放磊落に見える大森総研メンバーですが、特に
>「所長」さんと「KILROY」さんに関していうと、文章を書くのにとて
>も臆病なところがあるため、ついつい文章が「厚く」、つまり「あらか
>じめツッコミが入りそうな部分については細かくフォローし、本来必要
>のない部分まで細かく書込んでいる文章」を書くことになってしまいます。

 (中略)

> じつはあたしたちの生みの親である所長さんの文章というのが、もと
>もとはワン・センテンスがすごーく長くて、やたらにカッコが入るという、
>「高密度文体」だったんです(現在のMotoさんの文体がかなり近かったり
>します)。で、「分かる人には分かる」という感じの、かなり強引な文章を
>書くひとでした。で、それは大規模ソフトウェア開発の現場の状況をおも
>しろおかしく(つまりは問題点を角が立たないように)伝えるのに効果が
>あって、一緒に仕事をしているプログラマーさんたちにも好評でした。も
>ちろん普通の文章も書くひとで、ビジネス関係や技術関係の文書は、ちょっ
>と重いけど現在のKILROYさんのような文章でした。
> ですけど、その所長さんのドライブ感あふれる高密度文体によるレポート
>が、上のほうの人に睨まれちゃったんですね。「センテンスが長くて分かり
>にくい」「過激だ」「ひとりよがりだ」みたいなことを言われて、さんざん
>上司の人に虐められたというのがあります。で、その結果が現在の所長さん
>の、ワン・センテンスが短いぶつ切り文体、なおかつ接続詞が多く、細かく
>説明の入る文体だったりするわけです。

> 所長さんの文章は、つまるところ「揚げ足取りのされない文章」「誤読を
>許さない文章」「反論をあらかじめ封じる文章」という、散々ないじめを受
>けた結果歪んでしまった、けっこう痛々しい文章なんです。で、Joshyaさん
>の文章というのは、そのリハビリを兼ねて書かれている、みたいなところが
>あります。ここ一ヶ月ほどこの掲示板にいろいろ書かせてもらったおかげで
>だいぶ癒されたようで、所長さんとJoshyaさんの文体はなんとなく近づい
>てきました。

> そう、問題は文章の長い短いでしたね。
> 論旨だけするするっと書いてしまえば、確かに短くはなるんです。Moto
>さんの文章なんかは独断と偏見に基づいてばっさり斬るのが身上ですから、
>それに近い文章になります。ですが、それだと「具体的な例が思い浮かば
>ない」みたいな苦情が来たりもするわけで、そうした具体的な例をパターンを
>変えて三つは挙げる、あるいは一つの単語だと曖昧になりそうな場合は対句を
>用いる、というのが所長さんのスタイルです。なにしろ「素人にも分かる文章」
>を書く、という、テクニカル・ライター、マニュアル・ライターの仕事が
>所長さんの役割でしたから。

> ところが、世の中には言葉尻を捉えていろいろ変なことを言ってくる人
>(本質的な議論、というのだったら反論も歓迎するんですけどね)というのが
>いるんですよ。そうすると、「Aである」と書いたら、反例とみなされそうな
>場合についていちいち「そうじゃないんだ」みたいなことを書かねばなり
>ません。所長さんやKILROYさんの文章がくどいのは、そういうところを丁寧に
>書込んでいるからなんです。同じ長さでもJoshyaさんやMotoさんの文章は
>話題がコロコロ変わるので、「長い」という感じがしません。ですが所長さん
>やKILROYさんの文章は、ひとつのことをあーでもないこーでもないとひねくり
>回している感じがあるので、くるとさんが呆れるのももっともなことだと
>思います。

 (中略。今回の件はくるとさんとは何の関係もないので念のため)

> で、そんなわけでNo.3558にあるような理由もあって、「キャラの使い
>分け」を行なうようになりました。誰もMr.Motoに「言ってることがよく
>わからない」とは言いません(「それはあんたがバカだからだ」と言いか
>えされるに決まってますから)。あるいはJoshyaさんに「あなたの考え方
>はひとりよがりだ」とも言いません(「そうだ」と返事されるだけですか
>ら)。ですが、KILROYさんの文章はそのまんま専門雑誌に引用されても
>通用するくらい技術的な内容についてはつっこんだ考察がされているし、
>所長さんの文章は新聞や一般向けの雑誌に使えるくらい、「わかりやすい」
>文章になっているはずです。

> 本当は、あたしが喋ればいいんですけどね。多少、お馬鹿な発言をしても
>許してもらえる立場ですし、所長さんにとってもそのほうが楽ですから。
>ですが、所長さんやKILROYさんはこの掲示板ではけっこう頼りにされてい
>るので、あたしが喋っちゃうと、なんか発言が無責任、みたいに言われて
>しまうと思います。この掲示板のメンバーはみんなあたしが本来オトコであ
>るということをご存知なので、いっそKILROY名義で喋るのをやめちゃおう
>かとも思うんですが、そうすると前のほうのLOGを読んでいない人に「ネカ
>マに騙された」とかいって怒られちゃう可能性もあるので……

 (No.3947、『Re: 『にんげんゆうゆう』を見て』、Sat, 7 Apr 2001、 by KILROY(Maria))

 今にして思うと、Mariaが我々(Joshya・KILROY・Mr.Moto)を「人間」にしてくれたのだと思う。以前の我々は国際規格のビジネス機械(International Business Machineってか)みたいなモンだった。そんな連中が『アスペルガーの館の掲示板』なんかにわらわら登場してゴリゴリ喋ってたら鬱陶しくてたまらんかったと思う。

 それが『ふたりで聖書を』を書いた頃からまだしも人間臭くなってきたように思う。けれど商業的には成功しなかったので、Mariaはあくまで我々の中だけの存在だった。

 この掲示板に登場した当初のKILROYは、後に「Hネタの女王」を自称することになったMariaの要素がかなり大きかったと思う。そのMariaが我々から分離して、我々は俄然「つまらなく」なった。この場合の「つまらない」は電算業界における褒め言葉としての「つまらない」である。この掲示板を読んでいる人々に媚びなくなった。それぞれが想定する読者にとってもっとも分りやすいと信じる文章スタイルを貫くことができるようになった。それ以前の我々は、平均的な読者からはるかに外れた読者や、悪意によって誤読をする読者まで含めてフォローするという、ひどくいびつな文章を書いていた。けれど我々は読者を選ぶようになった。

 Mariaは馬鹿でいいのだ。我々にああいうお馬鹿な部分がある、ということを知ってもらうだけでも、あれには存在価値がある。我々はどいつもこいつも理屈っぽく分別臭くお説教じみた人間だ。我々の態度が鼻につくという人は少なからず存在するはずである。けれどMariaという月桂樹の葉の一枚が、我々の臭みを消してくれていたように思う。

 我々の真面目な発言があったからMariaのおちゃらけた発言が許されていると考えるはもう止めることにする。我々はMariaによってこの場所での存在を許された、いわばMariaのサポーターなのだと思う。

 『アスペルガーの館の掲示板』という本来きわめて真摯な意見交換の場所に、ああいうふざけたキャラが居座ることを今後とも許していただきたいと思う。

 彼女は(あえて「彼女」と呼ぶことにする)、いつだって大真面目なのだから。

 (KILROY)


Re: ある症状について。 5199へのコメント
No.5200  Mon, 4 Jun 2001 09:41:26 +0900  KILROY [この発言にコメントする]

KILROY wrote:
> 直接の原因は相手の名誉もあることだから多くは語れないのだけれど、メル
>友さんとの多少の諍いである。

> その点、あさかぜさんやTienさん(このお二方は「PoP! セミナー」の参加者
>だと表明しているから名前を挙げる)他のメル友さんの心遣いはありがたかった。

 ……まことに申し訳ない。ごめんなさい。青りんごさんとみちるさんに多大な御迷惑をおかけしたように思う。重ねてごめんなさい。

 私事ではあるがあえてここに公開することにする。青りんごさんから謝罪のメールを戴いてしまったが、それは早とちりというものだ。上にある「メル友さんとの多少の諍い」の相手は青りんごさんではない。もちろんみちるさんでもない。

 いま過去ログをさらってみたのだけれど、青りんごさんとは一応掲示板上では「他人の関係」である。個人的なメールのやりとりがあるとは明言していない。青りんごさんは自分のメールアドレスを公開していないから、「誰それさんは青りんごさんのメールアドレスを知っている」みたいな話が出ると厄介だな、と思ってそうしていた。とはいえ一部の掲示板ウォッチャーにとっては青りんごさんと私の関係は公知の事実・公然の秘密であるらしい。

 そんなわけで青りんごさんの名前を擧げなかったのは私の判断ミスだった。
 返すがえすごめんなさい。

 それからもうひとつ。みちるさんには一度だけ、掲示板上で「メールアドレスが違っててメールが送れません」と伝言したことがある。しつこく覚えている人もおらんだろうけどミスはミス。ごめんなさい。

 もちろんくるとさんを含めてくるとさん主催のオフラインミーティングでお会いしたメンバーでもない。こちらにも誤解を与えたと思う。ごめんなさい。

 その他「PoP! セミナー」の参加者各位にもお詫び申し上げる。ごめんなさい。

 (KILROY)


Re: ある症状について。 5198へのコメント
No.5199  Mon, 4 Jun 2001 09:13:31 +0900  かおり [この発言にコメントする]

KILROYさんwrote:
………………………………………………………………………………………………
> Mariaが絶不調である。
………………………………………………………………………………………………
> ところが今回はMariaがいきなりダメである。本人が「何を言いだすか分からない」という、黒Mariaさん全開状態になっている。こうなると歯止めがないぶん「上祐・青山も裸足で逃げ出す」と言われたMr.Motoよりまだ危険である。
………………………………………………………………………………………………
> 「私」は、相手に対して「オープン(無防備)である」ことを要求しながら自分を守ろうとする相手を信用しない。逆に、自分の武器を捨てることによって相手を判断するという方策を身につけた。私は相手の刃の下に身を置く。私を傷つけまいとして剣を手放すひとは無条件に信用できる。これで失敗したことは一度もない。
>

> (KILROY)

私は黒Mariaさん状態のMariaさんも、白Mariaさん状態のMariaさんもどっちもMariaさんだから好きです。
書いて楽になるなら、危険でも何でもいいから書いてください。(と言って良いのかどうかわかりませんが…こういった掲示板ではある種の取り決めがあるは知っています。)私が最初にこの掲示板にお邪魔した時、Mariaさんは「書きなさい」と言ってくれました。だから………
ちょっとパニクっている かおり


ある症状について。
No.5198  Sun, 3 Jun 2001 23:43:03 +0900  KILROY [この発言にコメントする]

 『誤解しないでもらいたい。私は自分が手を汚さない無垢な立場にいると言いたいわけではない。私の純粋な苦しみが理解されず不愉快だというような、知的発育不全な寝言をほざいているのではない。私は不純である。だから書けるのだ。私の苦しみは相当なものであるけれど、だからといってその苦しみが純粋であるとは言いきれない。私は自分の苦痛を対象化することができるほど不純である。私は私の苦痛を商品にすることができるほど不純である。』

 中島義道『騒音文化論 なぜ日本の街はこんなにうるさいのか』、講談社、講談社+α文庫 第一章より

 Mariaが絶不調である。

 『ふたりで聖書を』の序章、『福音書の謎、あるいは狼と仔羊』には、主人公のひとり納屋さんが、「コミュニケーション不全による類破瓜型分裂症状」というのを起こしていて「論文以外の文章を書くのにかなりの苦痛を伴う」という記述が出てくる。これはじつは洒落でもなんでもなくて、本当にそういう症状を起こすのである。この場合、Joshya→KILROY→Mr.Motoの順で書けなくなる。考えてみると、この順番で個人である「私」から心理的に遠い、というのがわかる。

 こういう厄介な症状を抱えこんでしまった原因は作中では「かつて務めていた会社で深刻ないじめを受けつづけた結果」と書かれているのだけれど、こう書いた瞬間に「『いじめ』とは何事だ。あれは業務上必要な『勤務態度に対する指導だ』。それに『深刻な』などというが、会社としては業務に必要な適切な対応を取っただけであって、それを『深刻な』などと独断的に決めつけるのは本人に被害妄想的な被害者意識があることの現れではないのか。それに『受けつづけた』というがそれは本人の態度が改まらないからであって、会社としては必要な指導を必要な期間続けただけである。そもそも『コミュニケーション不全による類破瓜型分裂症状』などという病気は精神医学上の正式な診断名として存在しないし、実際に医師によってそう診断された訳でもなく、さらには会社の対応との因果関係が認められたわけでもないのに云々」みたいな相手の対応が頭に押し寄せてきて気が狂いそうになる。早い話がPTSDのフラッシュバック発作の変形だ。

 なお、「それでも書く」というのは病気が軽快したという話ではまったくないように思う。単に鈍感になったとか慣れたとか図太くなったとか、その程度のことにしかすぎない。

 Mariaはこの発作からの安全地帯だった。「正確さ」「厳密さ」「公正さ」を要求されない創作系の文章についてはこうした発作は起こらない。もちろんポリティカル・コレクトの問題なんかは残っているのだけれど、たとえば「気狂い」だとか「ばかちょん」だとかいった言葉に対しては、一応自分なりの(←このように、きっちり逃げを打っている)結論を出しているから使うことができる。

 ところが今回はMariaがいきなりダメである。本人が「何を言いだすか分からない」という、黒Mariaさん全開状態になっている。こうなると歯止めがないぶん「上祐・青山も裸足で逃げ出す」と言われたMr.Motoよりまだ危険である。

 直接の原因は相手の名誉もあることだから多くは語れないのだけれど、メル友さんとの多少の諍いである。つまり、「私」の本音にあたるいちばん弱い部分を「Maria」の口を借りてしか喋ることができない、という点を非難された、ということである。こう書くと相手は不本意だと言うかもしれない。「望ましくないと指摘された」、あるいは「望ましくないと指摘されたように私は感じた」くらいに訂正しておこう。(←このように症状はどんどんと悪化している。読んでいる人も鬱陶しいだろうが、私も相当に鬱陶しい。せめて鬱陶しい記述によって「鬱陶しさ」を共有していただきたい)

 とはいえ、PTSDに苦しみ、自分の苦しみをMariaの原形である「マリアちゃん」に托し、『ふたりで聖書を』という作品(それも「本格伝奇推理小説」というエンタテイメント作品)として昇華させ出版することでようやく本音を吐くことができた、という「私」にしてみれば、「Maria」の口を借りねば心情を吐露できないというのは当然といえば当然である。

 けれど、その行為を「純粋でない」と非難する人はいると思う。(←私は先のメル友さんが私を「純粋でない」と非難したと言っているのではない。私にはそう受け止められたということであって、その感覚が私の被害妄想によるものであって一般性を欠くという可能性を受け入れることに対して吝かではない)

 だが、それを言っちゃったら、本当に逃げ場がない。純粋なまま現実に立ち向うというのは、武装した相手に素手どころか素っ裸で立ち向うようなものである。

 我々(Joshya・KILROY・Mr.Motoの三人)は全身をくまなく鎧っている。一ケ所でも無防備な部分があればそこを突かれるからだ。
 けれどMariaはそうではない。まるっきり無防備だ。そのかわり、Mariaは「どーでもいー」キャラである。Mariaへの掲示板上での攻撃は意味がない。影を相手にしているようなものだからだ。で、Mariaに下手なちょっかいを出そうものならMr.Motoという厄介な相手が牙をむく、という仕掛になっている。

 「普通の人間」は、自分は「普通」の人間であり、その行いも「普通」だから、相手を脅かしたり傷つけたりはしないとてんから思っている。で、傷ついて血まみれになっている相手(それは傷つけた本人には見えないのだが)が悲鳴をあげると怒るのだ。

 その点、あさかぜさんやTienさん(このお二方は「PoP! セミナー」の参加者だと表明しているから名前を挙げる)他のメル友さんの心遣いはありがたかった。

 「私」は、相手に対して「オープン(無防備)である」ことを要求しながら自分を守ろうとする相手を信用しない。逆に、自分の武器を捨てることによって相手を判断するという方策を身につけた。私は相手の刃の下に身を置く。私を傷つけまいとして剣を手放すひとは無条件に信用できる。これで失敗したことは一度もない。

 恐怖ゆえ剣を手放せない人を私は認める。けれど、それは相手に対して無条件に無防備であるということを意味しない。自分の身を守る権利くらいは誰にでもあるはずだ。

 「普通の人」は我々が手にしていない剣を手にしている。そしてそれはほとんど身体の一部になっていて、手放すことなど思いもよらなかったりする。

 私はこの『アスペルガーの館の掲示板』という場所が大いに気にいっている。
 私は診断を受けてもASと診断されることはたぶんないだろう。私はそれが残念でならない。もっとも「突発性拡張型心筋症」という障害があるせいで、剣を手放しているといえばいるのだが。

 (KILROY)


Re: つれづれなるままのひとりごと 5179へのコメント
No.5197  Sun, 3 Jun 2001 23:42:19 +0900  さくらかのえ [この発言にコメントする]

Tien さんwrote:

>あと、私の大好きな魚類はアジアアロワナと深海魚の「竜宮の使い」、そして
>シーラカンス、Hammerhead Sharkです。
>アジアアロワナは飼っていたけれど、ダイビングをする私でも「竜宮の使い」
>は多分一生お目にかかれないだろうな。弱り果てたかの魚が水面を泳いでいる姿
>極めて珍しい映像をビデオで見たきりです。
>
>Q.みなさんには、これが好き!っていうものはありますか?
>(ガラスの動物とか)

本が好きです。
読むのも好きなんだけど、本そのものが好きでいつも何冊か持って歩いています。
職場に行くときなど。読むヒマほとんどないのに。
リュックは本でいっぱいで、買い出しの人のようだ。

寝床の周りにも本がいっぱい!
掃除するとき片づけて、これからは1冊ずつ出してきちんと片づけよう、
と思うのだけど、1日たったら、本の山。

もっともいわゆる「本マニア」のように、初版本や珍しい本を集めると
いうことには興味はなく、本の扱いも一般的な基準では実に雑なものです。
読みながら背に折り癖をつけてしまう。
折り癖をつけながら読まないと落ち着かないです。

しかも一冊の本を集中して読むことが難しい。
たいてい何冊か平行させて読んでいますが、なかなか最後までゆかない。

でも自分では気に入っている、本との付き合い方です。


アロワナといえば
「FRIED DRAGON FISH」というドラマのビデオで見て以来、
好きになりました。色合いと形が好き。


Message to the son of Ms.oshiete
No.5196  Sun, 3 Jun 2001 23:08:45 +0900  Tien [この発言にコメントする]

oshieteさんへ、息子さんに伝えたくてカキコしてしまいました。

How are you today? My name is Tien.
Tien means "butterfly"in Chinese.I heard little bit about you from your nice mother.I think you are a happy boy cause your mother loves you so much.I also tried hard to know myself and now I am still trying.I was helped by everybody here since I had visited here.
I believe you will be able to catch your dream someday.
Please try everything as you like!

よかったら、どうぞ。


悩み事
No.5195  Sun, 3 Jun 2001 22:49:58 +0900  Tien [この発言にコメントする]

こんばんは。最近自分が怒りっぽくなっているのでなんだか自分でも嫌です。
婦人科方面が悪いのでホルモンバランスのせいかな。漢方薬とかで長期に渡り治療しているのですが。カッとなったとき、何か対処法はありませんか?
今まであんまり怒ったことが無いのでほんと困ります。
(今まで怒るというのは血圧が上がるので、却って低血圧の私はその時は身体がぬくもって、助かっていたのですが。(^^;)


Re: つれづれなるままのひとりごと 5179へのコメント
No.5194  Sun, 3 Jun 2001 22:33:42 +0900  シンタロウ [この発言にコメントする]

Tien wrote:
>
>Q.みなさんには、これが好き!っていうものはありますか?
>(ガラスの動物とか)
 僕はエレキギター、ベースを弾くのが大好きです。ある日突然高校の友達から「学校祭でバンドやろうぜ!」と誘われました。(僕はベース担当)
 でも、僕は一人で弾くのが好きで、バンドを組んだことが一度も無くて、おまけに僕は人とコミュニケーションをとるのが苦手で、とても心配です。(^_^;)
 あと、それと、僕はエレキギター、ベースを作りに興味を持って、将来、ギターを作る職人(ギタークラフトマン)になりたいと思ってます。で、僕はギタークラフトマンになるための専門学校へ行きたいです。

 ESPギタークラフトアカデミー
  http//www.espguitars.co.jp/gca


レスありがとうございました
No.5193  Sun, 3 Jun 2001 21:47:15 +0900  Tien [この発言にコメントする]

みなさま、私の相も変わらぬ拙問にレス多数ありがとうございました。
なんだか嬉しかったです。
あの、またQ
写真と絵画では、(視覚と言う点で)どちらがあなたの感覚に訴えますか?
心に響きますか?
...絵画教室探し中のTienでした。


ご教示ください!
No.5192  Sun, 3 Jun 2001 21:18:19 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

脳のしくみについて詳しい方にお尋ねします。

次にあげる部位は、どのような働きをしているのでしょうか?

1.網様体
2.尾状核
3.淡蒼球
4.オリーブ核


Re: Curiosity kills the cat 5190へのコメント
No.5191  Sun, 3 Jun 2001 14:16:49 +0900  KILROY [この発言にコメントする]

Tien さん wrote:
>いろんなことに興味が行って、つい専門書等で調べたりしてなんだか博識?に
>なってしまう傾向はありませんか?

 こういう質問に答えるほど私は野暮ではない。

 ちなみに、
 「テトラポット」→「テトラポッド」。
 「tetra-」=「四」、「pod」=「脚」。
 テトラポッドには積み方にも工夫がある。聞いたところによれば日本人の発明であるらしい。なんでも栄螺の殻にヒントを得たのだそうだ。

 ちなみにツタンカーメン(トゥト・アンク・アメン)の「アンク」は「生命の象徴」で、「♀」のような恰好をしたあれである。なお、「雌」の記号に使われているのは「ウェヌスの手鏡」だから別物。銅の元素記号として使われた「♀」がこのアンク。
 さて、ツタンカーメンの父王アメン・ホテプ四世はそれまでの多神教アメン信仰から、太陽神アトンへの一神教への宗教改革を断行してイクナトンを名のった。
 ところが少年王ツタンカーメン王朝のさなか、アトン信仰からアメン信仰への復帰が起きた。ツタンカーメン王自身もトゥト・アンク・アトンから改名してトゥト・アンク・アメンとなったのである。

 ツタンカーメン王在位中の紀元前一三五二年八月十五日午前十一時四十分、ナイル川上流において皆既日蝕が観測された。
 その日蝕帯の北の端がかかっているのが、「王家の谷」のあるテーベである……

 小笠原で見た皆既日蝕は、まさにツタンカーメン王の三重の棺を納めた黄金の厨子の正面に飾られた、有翼日輪そのものであった。

 この後の話は斎藤尚生(さいとう・たかお)『有翼日輪の謎 太陽磁気圏と古代日食』、中央公論社、中公新書668、参照のこと。

 Mariaは調整中。久々のヒマネタ調査であった。 KILROY


Re: Curiosity kills the cat 5173へのコメント
No.5190  Sun, 3 Jun 2001 12:13:29 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

Tien wrote:
>みなさんこんばんは。Qです。
>
>いろんなことに興味が行って、つい専門書等で調べたりしてなんだか博識?に
>なってしまう傾向はありませんか?
>
>私について言いますと、「テトラポット(海岸の防波用)はどうやって作られ、


 私は学生時代、海の近く(静岡県の三保の松原)で生活していました。
三保の松原は、安倍川が山から運んできた砂や砂利が20kmあまりも波で運ばれて、堆積してできた砂嘴と呼ばれる地形で、グレーの浜と松のコントラストが美しく、またきれいで高い富士山が見えるところです。
 しかしながら最近では、高度成長期に砂利を採取しすぎたことと、安倍川の上流に砂防ダムが造られたことによって、土砂の供給が途絶え海岸浸食が進み、その美しい景色も存亡の縁にあります。
 テトラポットを海岸近くに置くのには、台風の時などにやってくる高い波の勢いを弱め、道路などのライフラインを守るためと、「養浜」といって、島状に組み立てたたテトラポットと陸の間に砂浜を造るという2つの目的があります。
 3年ほど前ですが、三保の松原の一角にテトラポットが設置されました。テトラポットは、専用の船に乗せられクレーンで引き上げられて海岸や数十メートル沖に置かれました。
 さてテトラポットが設置されてから数ヶ月後のことです。私がお世話になった大学の先生が、奇妙なことに気づきました。なんとテトラポットが砂の中に沈んでしまったのです。なぜそうなってしまったのでしょうか?
 そのわけはこうです。そのテトラポットが置かれた場所はちょうど海底にある谷の真上でした。海岸の砂浜の砂はこの谷を通って、より海の深いところへと運ばれます。その流れに乗ってテトラポットの下の砂がなくなって、ポットは沈んでしまったのです。
 自然というのは本当に人間の思いどうりにはならないものです。


スペクトラム!
No.5189  Sun, 3 Jun 2001 11:32:42 +0900  ミッドランド [この発言にコメントする]

 ASを取り上げる際、使われる言葉に「自閉症スペクトラム」があります。
 この「スペクトラム(spectrum)」を英和辞典でひくと、
 1)[光学]スペクトル
 2)(変動する)範囲
と記されています。「自閉症スペクトラム」は、2)の意味です(1でもあながち間違いとはいえませんが)。

 つまり、「自閉症」と言ってもひとくくりにできるものではなく、スペクトルのごとく様々な特徴がある、ということです。

 話は少し飛びますが、「スペクトラム」の例として「鉄チャン(鉄道好き)」を挙げてみましょう。
 「鉄チャン」にも様々なタイプがあります。

 ・僕のような、列車に乗るのが好きな人
 ・あさかぜさんのような、列車が走るのを見るのが好きな人
 ・鉄道写真を撮るのが好きな人
 ・行先表示板、特急ヘッドマークなどの鉄道グッズを集めるのが好きな人
 ・Nゲージを楽しむ人
 ・列車の形式など、データを研究する人

と、多岐にわたります。「鉄チャン」はこれだけにとどまりません。ほかにも色々なタイプが存在します。
 ゆえに、「鉄チャン」をひとくくりに「これがそうだ!」と言うのは無理があるのです。

 これと同様にASは、「自閉症スペクトラム」の一タイプでありますが、この場の投稿を見ていると、
「ASもスペクトラムだ。」
と感じます。やはり、ひとくくりにはできないのです。

 なぜこのようなことを書いたかと言うと、今の世の中が「スペクトラム不許容」であるように思えるからです。
 自閉症にしても、ASにしても、世間では「この人たちは、これこれこういう人たちだ。」と常にひとくくりに(時に間違われて)認識されています。実際は色々なタイプがいるのに…。

 ほかにも、「ミス・コンを容認する人は性差別主義者」だとか、「ミリタリー・マニアは戦争大好き人間」というような「ひとくくり」「決め付け」があちこちに存在します。そういった人たちの中にも様々な違った意見があるはずなのに。

 「スペクトラムが許容される(ひとくくりにしない)」ことが、「個性を尊重する」ことにつながる。
 僕はそう考えています。
 
 今回、少し評論家気取りの  ミッドランド

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