アスペルガーの館の掲示板(旧)
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新しいアスペルガーの館の掲示板
Tien wrote:
>酷い質問かと思いますが、皆さんのなかで、付き合っている人がいらっしゃる方は
>「どうしてもその人と一緒に居たい」というのは、(尺度というか)
>感情はどこから湧き出て、また相手の判断をされているんでしょうか?
>私は他の人が、付き合っているのを見ても、いつも分からないことだらけです。
>...「どうして一緒にいるんだろう?」...
相手は、
「つきあってるんじゃない、わしはわし、あんたはあんた。」
と言い放つ。
なので、つきあってる人はいないってことになるのか???
でも、もう3年いっしょにいる。
彼は、わたしの頭がおサルだからって、責めたりしない。
だからいっしょにいられる。
感情はどこから湧き出たんだろう。
わからない。
気付いたときにはそこにあった。
彼のそばはとても居心地がいい。
いっしょに歩いているとき
わたしが"アロエ屋敷"を発見して、おもわず、「わぁ〜っ!」
と言って立ち止まると
彼も「!」という顔をして立ち止まる。
わたし「アロエ屋敷だ!!」
彼「すごいな!」
ふたり、しばしアロエ屋敷を堪能。
そのあと、歩きながら、「あそこまで育てるのに何年かかったんだろう。」なんて話しをする。
これがほかの人とだとそうはいかない。
「いちいち立ち止まらないで、ほら。」
と叱られたり、
「植物が好きなんだねぇ、うちにもアロエがあってね・・」
なんて話しはじめたり。
わたしは相手の言葉に意識が向いて、
アロエ屋敷を堪能できない。
相手の判断
どうやって判断したか。
・・・
どうやって判断したんだろう。
知り合ったきっかけはバンド。
わたしはコーラス、彼はドラム。
2ヶ月ほど、お手伝いで参加。
彼はときどき冗談を言う以外は、ほとんどしゃべらない人だったけど、
家で飼っている猫の写真をわたしに見せてくれた。
わたしも猫を飼っているのでなんだか親しみがわいた。
偶然彼とは家が近所だったので、練習のあとはいつも同じ電車で帰った。
はじめて一緒に電車に乗ったとき
わたしが、電車のドア付近でうろたえていると、
彼は、わたしと世間との間に、そっと壁をつくるかのように
大きな体で、背景をさえぎるような位置に立った。
まるでわたしの不安を察したかのようだった。
偶然なのか、それとも彼はよほど女の子の扱いに慣れているのか、どっちかだろう、と思った。
でも、そんな不思議なことは、そのあとも起こり続けた。
それまで、だれにも自分は理解されない、と思っていたのに、
なぜか彼にはわたしの気持ちがわかってしまうみたい。
その後バンドは解散し、
しばらく彼と会うこともなかった。
彼からも連絡はなかった。
けれど、また会うことができ、そして今に至る。
彼のうちに遊びに行くと、
彼はいつも、ドラムのスティック練習をしている。
わたしはその横で、いっしょにテレビを見ながら、猫たちと遊んでいる。
彼はサッカーおたくなので、だいたいテレビは外国のサッカーの試合。
わたしがサッカーのことで素朴な質問をすると
彼はとても詳しく説明してくれる。
サッカー好きの男の子はたくさんいるけど、彼ほど詳しい人をわたしはほかに知らない。
1年以上前のことだが、
わたしは自分のうちにいるとき、突然、
「インゲソン」という言葉をつぶやいた。
「インゲソン!?インゲソン!?」
なんだろう、わからない。
彼なら知っているような気がして、会ったときに、
「ねぇ、インゲソンって、なに?」
と聞いてみたら、サッカー選手の名前だという。
スウェーデン代表の選手っで、うんたらかんたら・・・・。
(こないだ引退したらしいが)
わたしは彼のうちでサッカー番組をいつも見ているので、
試合中に番組司会者が呼んだその名前を、どうやらおサルの脳みそが勝手に記憶していたらしい。
しかし、サッカー好きなほかの男の子に、インゲソンのことを聞いても、誰ひとり名前すら知らなかった。
女友達には言われる、
そのひとといっしょにいて、何かメリットはあるのか?と。
彼は一生結婚しないと言ってるし。(もう34歳だ。)
しかも、つきあってるんじゃない、って言い張ってるし。
でも、好きだからいっしょにいる、
それじゃだめなのかな?
わたしもときどき不安になるけど…。
好きなもんは好き。
会いたいから、会う。
わたしはわたし、彼は彼。
>Xanadii wrote:
>> ごめんなー、人の気持ちまるで理解しない奴で。
ごめん。。という男はカッコイイ。
おんなも素敵だ。
こちらが謝っても絶対に謝らないのはとても嫌だ。
自殺したいくらいのイジメにあって、いじめないでくださいと菓子折りをいじめっ子にもっていくくらい。そんな思い出。くだらない。
Xanadii wrote:
> ごめんなー、人の気持ちまるで理解しない奴で。
>
> でも私みたいの、許す必要なんてないのさ。
>
> “好感度”なんてそんなもの、軽すぎて地獄へだってもってゆけやしない。
>
> Just you, hurt me more...
Xanadii さん コメント有難う。
これを書いたときは、一寸悲しかったから書いただけです。
掲示板でどう思ったからというわけでもなくて。
でもきっとそのことはXanadii さんには、通じている感じがします。
ずっと書こうと思っていたけどやっと今アップできた。
Tienさん wrote:
>HALの言葉ですごく印象に残っていた言葉を お陰で思い出しました。HALが
>組み込まれている宇宙船を放棄する際HALが、 "Do you think I can dream?"
>邦訳「私は夢を見ますか?」と問い、それに対し、確か生みの親の博士は
>"Maybe, I think so."(邦訳「ああ、多分ね。」)だったと思います。
このやりとりは、チャンドラ博士が地球を発つ前、HALの機能修復のための予備実験として行なったオペレーション「PHENIX」についてHALの姉妹機SALに説明したときの会話。
HALがチャンドラ博士に宇宙船からの退去をリコメンド(勧告というか、推奨というか)したときは、“May I dream?”(「私は夢を?」)。それに対して博士は「……わからない。」と答えています。
>常に人からずれている、人がいつかは離れていく、と思う私の思考回路は、
>逆に、「絶対私から離れて欲しくない、ずっとそばに居て欲しい。」という
>叫びの裏返しではないだろうか、と最近気づきました。
>これはもしかすると私のものすごいエゴイズムではないでしょうか?
Tienさんとあたしの基本的立場がどこか違うな、と思っている部分が、なんとなく分かってしまったような気がします。Tienさんの場合、「同じ」であることがまず前提としてあるように思うのですが、あたしの場合、たとえば男と女のように、基本的に「別のいきもの」であることと、「愛しあうこと」「信頼しあうこと」というのは基本的に無関係だ、と思っているのですね。
レナード・ニモイ演ずるところの『宇宙大作戦(スター・トレック)』のドクター・スポックは、自分が「人間でない」ことにまったく悩んでいません。ランス・ヘンリクセン演ずるところの『エイリアン2』のビショップさんも、人間と友好的な関係を結べないことを嘆きこそすれ、自分がアンドロイドであることを苦にはしていませんでした。
あたしはビショップさんの、「人間にしては、やるじゃないか(Not too bad, for human.)」というセリフにけっこうゾクッときます。それはあたしがソフトウェア開発の現場の空気に慣れ親しんでいたからかもしれません。その力を決して破壊的なことには使わないタフ・ガイ。その雰囲気は、ウィザードと呼ばれる一流のシステムエンジニアによく似ています。
あたしは、善し悪しを抜きにして、「違う」んです。そして、その「違い」はあたしそのものなんです。で、あたしにはその「違い」ゆえの制約というのもいっぱいあるんだけど、それよりあたしには、そのことによる「力」があるんです。で、その「力」こそが、あたしをあたしにしてくれたものなんですね。
「普通の人」たちが、「普通」であるがゆえに「自分」であることもできず、どろーん、と生きているのを見ると、「ああ、あんなふうに生まれなくてよかった」と思います。少なくともあたしはあたしだもんな。だから、自分の子供が「健常者」に生まれて、「自分」というのを見つけられなくて、どろーん、と生きてたらヤだなぁ、と思ってしまいます。「ラーメン屋」でも「お嫁さん」でもいいから(べつにラーメン屋や専業主婦を蔑視しているわけではありません。総理大臣や東大名誉教授でも別にかまいません)「自分」というものを見つけてほしい、と思います。
その点ASだったら面白いだろーな、と思います。なにしろ「自分」というものを見つけようと七転八倒する人生が最初っからおいでおいでをしているわけですから。まあ、最初っから悩まないような自閉症の子供だったら世間のお役に立つような仕事(ピアノの調律師とか、科学捜査研究所の技官とか)めざして頑張ってもらうし。あたしもなりゆきで日本語処理システムの開発なんていう仕事についちゃったけど、なんか、「天の導き」みたいなものを感じてたりするのですね。「天職」という気がします。
……だけどこれ、ASじゃなかったらたぶん勤まんない仕事だぞ。これ、アスペっ子とつきあって分かったけど、もう感性いっしょ。もう子供の頃から『大言海』とか『国語大辞典』とか読ませて英才教育しちゃおうかな、ふっふっふ、みたいに虎視眈々と狙ってしまったりするのですね。
「あんたはASとしての程度が軽いからそんなことが言えるんだ」とか、「それだけの才能があるからそんなことが言えるんだ」とか言われちゃいそうだけど、そんなことでもないんですよね。あたしは別に商業的に成功してる訳でもなんでもないし。ただ、「世の中には自分にできることがある」っていうのに出会っただけ。
ASのためのユニオンを作る、とかいうのだって、面白いと思います。『アスペルガー共和国』の構想はちゃんと生きてるし、なべつかみの開発だって別に忘れてるわけじゃないし、自閉症方面の子供も視野にいれたバリアフリーの教育ソフトの開発だって、ちゃんと企業化を視野にいれて考えてるし。
違ってていいじゃないですか、と思います。あたしたちでなきゃできないことだって、けっこう多いし。べつに多数派に媚びる必要はありません。「少数意見の尊重」が民主主義の基本だっていうのは学校で教えてるハズです(でなかったらナチスによるユダヤ人虐殺だっていじめだって認められちゃいます。「少数派は多数決で『殺していい』と決まったら殺していい」ってことになっちゃいますから)。「そんなのはタテマエでしかない」とか言われたとしても、タテマエはタテマエであくまで守らせる、っていうのが法治国家なのね。
あたしは「自分がASであること」では悩まないぞ。それは自分に対する冒涜だとおもう。それよりも、「ASが世の中で不当に扱われてること」を怒るほうに体力と気力を使います。
バリエーションは多いほうが楽しい。そう思いません?
(Maria)
さる8月5日、福岡で行われた「福岡A−type」のオフ会に参加しました。簡単ではありますが、その報告を。
会の参加者はわしを含めて7名。その中にはくるとさんもおられました。
今回、わしは初めてくるとさんにお会いしました。くるとさん、わしを初めて見て一言「AS系の顔ですね。」そしてアイ・コンタクトがとれていないと初対面で早くも鋭い指摘。自分ではそういった認識が全くなかったんですが。
会が始まって最初のテーマは「A−type本人たちの会をつくるべきか」。運営の面や親御さんたちとの関係など、いろいろ話して、結果「当分はメーリングリストで現状維持」となりました。
その後、いろいろと話題が出てきましたが、皆さん結構自分から進んで話をするので、正直圧倒されかけました。わしはというと、話を振られるとそれなりに話はできたのですが、自分から話を持ちかけるというのが少々苦手で、総じてあまりうまく話せませんでした。
そんなわしに比べ、くるとさん、弁が立つお方ですねー。その「話す技術」、少しでもわしに授けていただきたいです。
あと、参加者の多くがわしのメールやこの掲示板の投稿を読んで、わしは「優しい調子の文章を書く人」と思われていると知りました。
ほかにも「リタリンは九州の病院では禁句」なんて話も出たり、「目がきれい」という表現をどう思うか(実際、皆さんはどう思われますか?)といったことを話したりしました。
帰りの電車の都合で、今回はやむなく途中で退出しましたが、いい体験ができたと思っています。
これから、このような会合があれば、できるだけ参加しようと思います。
片道2時間はちときつい ミッドランド
武田好史 wrote:
>みなさんこんばんは。
> 何かMSNのアンケートで、「日本の若者が刹那的で希望が持てないのはどうしてか?」などという問いが出ていました。
> 全ての若者がそうだというふうに、早計してしまうのには、ちょっと閉口しますが・・・・
> でも、引きこもり者が10万〜80万人はいる・若くても失業してしまう人が多い・学校がおもしろくない・・・ETCということから見て、何となくそんな傾向が出てしまうということでしょうか?
>
>そこでみなさんに質問します。
>
>10年後日本はどうなっていると思いますか?
>
>
たぶんアメリカや中南米みたいな貧富の差が激しく治安が悪く政情が不安定な国になるでしょう。これからどんどんホームレスやスラム街が増えてアメリカより治安が悪くなってくると思います。また、僕達に対する差別や偏見もどんどん増えるでしょう。それから障害者(AS、LD、ADHD含む)のホームレスもどんどん増えるでしょう。
Xanadiiさん、こんばんは。HALの言葉ですごく印象に残っていた言葉を
お陰で思い出しました。HALが組み込まれている宇宙船を放棄する際HALが、
"Do you think I can dream?"邦訳「私は夢を見ますか?」、と問い、
に対し、確か生みの親の博士は
"Maybe, I think so."邦訳「ああ、多分ね。」だったと思います。
常に人からずれている、人がいつかは離れていく、と思う私の思考回路は、
逆に、「絶対私から離れて欲しくない、ずっとそばに居て欲しい。」という
叫びの裏返しではないだろうか、と最近気づきました。
これはもしかすると私のものすごいエゴイズムではないでしょうか?
みなさんこんばんは。
何かMSNのアンケートで、「日本の若者が刹那的で希望が持てないのはどうしてか?」などという問いが出ていました。
全ての若者がそうだというふうに、早計してしまうのには、ちょっと閉口しますが・・・・
でも、引きこもり者が10万〜80万人はいる・若くても失業してしまう人が多い・学校がおもしろくない・・・ETCということから見て、何となくそんな傾向が出てしまうということでしょうか?
そこでみなさんに質問します。
10年後日本はどうなっていると思いますか?
Tien wrote:
>酷い質問かと思いますが、皆さんのなかで、付き合っている人がいらっしゃる方は
>「どうしてもその人と一緒に居たい」というのは、(尺度というか)
>感情はどこから湧き出て、また相手の判断をされているんでしょうか?
>私は他の人が、付き合っているのを見ても、いつも分からないことだらけです。
>...「どうして一緒にいるんだろう?」...
「たとえブスにでも、“好き”って言われたらウレシクなるもんだ」
人間の脳ってダマサレやすくできているらしく、たとえばまずい料理を食べた後でも、「ああおいしかった」と口に出していえば、本人の中で自覚がなくとも脳の方で勝手に「おいしいものを食べた」として、認識・処理してくれるものなんですよ。
不思議だね 思い出の中
泣いていても 幸せに見える
ってオフコースの歌があったでしょう。まさにそれ。
Punxを自認するやつが、オフコースなんて出してきてエエんか!!と突っ込まれそうだが、いや私まじでオフコースの音楽は好きなの。というよりは、小田和正の作るメロディーが好きってことかな。歌詞の方は、まるで共感しないんだけどね。ラヴソングを理解しない人間が、“愛”を獲得することは果たして可能なのだろうか?って問題とも違うような気がするんだけど、まあもうすこしだけお付き合いくださいませm(__)m。
今までの人生でさんざっぱら、孤立・排除・迫害・否定・裏切り等々、もはや言葉を失ってしまうほどの惨めですさまじい過去を隠し持っている、A-typeな人たちにとって、自分のことを「変」だなどと言わない人物との邂逅は、まさに鮮烈なものなんだなっていうのが、自分の過去を振り返ってみていえることなんですよ。
自分のごとき存在など、まるでゼロ以下、もう息をしてもいじめられる、一歩歩いても笑われる、突き飛ばされてよろけていった先でさらに突き飛ばされる、いわば“人間サンドバッグ状態”のやつが、こんどは大学行って文学士の称号を得、実社会に出て数年でリタイア、いまでは地元でしがない飲食店アルバイト、ってくれば、だれもが「あ〜あ、アレね」とわけ知り顔でうなずくような人生やね。いわゆる「食い詰めもん」、もう少しカッコ良く表現するならロシア文学で言う「余計者」とでもいうべき存在だ。自分には先天的自閉傾向があるらしいということに、気づかないまま大人になってしまった人間のなれのはてだ。私は自分をそんなふうに了解している。
それでも私が本格的にグレたり自殺他殺に走ったりしなかったのはなぜか。それはそういう人たちとの出会いからだったりするんだろうな。「グニラ」にとっての「ケルスティン」、「ドナ」にとっての父親や「アンジー」、「ウェンディ」にとっての「レスリー」、みんなみんなそうだ。“理解者”すべてが同じ自閉者同士とは限ってないじゃん?たいていは「ドナ」にとっての「ヴァネッサ」みたいな貧乏籤を引いてしまうことになったりして、それはそれでショックで辛いことなんだけど、それだってひとつの“勉強”でもある。今ちょっと気になったことがあるんだけど、自閉症者自身による自伝って、なぜか女性が圧倒的だよな。なんでだろ。
「いつも一緒にいる」は、イコール「かけがえのない存在」ではない。
女の子同士の関係ってそうだよね。三人でいつでもどこでも、トイレに行くにもおててつないで、あああの子達仲がいいんだなって、思ってたら、そのうちの一人がいない時に、あとの二人が「あの子いつもウチらにつきまとってるよね」「仲間だと思ってんじゃないの」とか言い合っていたり。職場の同僚で、ある人のいない所で、「あの人さあ、ウチらに合わせられないんだったら、もう出てってほしいよね」とかさ、もう耳の腐りそうなこと平気で言い合ってる。で、本人たちはてっきり自分が正しいこと言ってると信じて疑わないんだよね。男同士の関係には、さらに立場やら階級闘争やら絡んでくるんで、始末に負えなくなってくるんだけど。こういう発想ができあがっちゃってる人は、はっきり言って、人間のデキ悪いです。人を呪ってるのと同じことだ。
辺見 たとえば、ウガンダあたりの人間とEメールの交換をしたとする。でも、その人間が、あした自分の家の戸口に立っていたら、嫌がると思うんですよ。そういう関係の乖離というのはじつは依然あるような気がするんですね。ウガンダの男が濃いアフリカのにおいをたっぷり運んできたら、日本のメールフレンドは嫌がるかもしれない。ツルツルのパソコン画面、Eメールの無臭のほうがいいというのが本音じゃないかな。国際化なんていったって、日本人はまだ異人種のにおいにすら慣れていない、“異臭”を学習していないあぶない人種だと思うな。さっきもいったけど、その心性のそこには、ゼノフォービアという闇がある。それを隠し、あるいは忘れて、無臭の二次的つき合いをしたいと言うことでしょう。この前、地下鉄に乗っていたら、うんこのにおいを消す飲み薬の広告があったんです。臭くもないうんこを垂れて、人生なにがおもしろいんですかね。あれなんかは、一次的な身体の破壊だと思いますね。(辺見庸『新・屈せざる者たち』角川文庫1998年刊・桑山紀彦・章タイトルは“日本って対人恐怖社会ですね”)
けだし正論なんだけども、あえて突っ込むなら、辺見さん、OS関係にはあまり携わったことがないのかな。たとえばパソコンも同じものを長く使っていると、キーは擦り減って垢じみてくるし、本体も黄ばんできて画面なんかは静電気でほこりっぽくなってくるし、永久にセイケツなままってわけにはいかないってことは、これを読んでおられる皆さんにも覚えがあることではないでしょうか。はっきりいってキーボードなんか、「クサク」なってることだってあるしな(^_^;)。
まあそれをすぐ「キタナイ」とかいって、クリーナーかけまくったり買い換えたりする日本人の愚を、辺見氏は指摘したかったのかも知れないんですけどもね。そういった「キズ・ヨゴレ」とか「擦り減り」は、そのまま使った者の「クセ」でもあり「体臭」でもあり「歴史」が乗り移ったものでもある。そう考えれば、なんとなくそういう「ケガレ」も、捨てがたいものとなってくる気がしやしない?しないかー(^o^)。
楽器なんかも、「人に貸したり使わせたりしちゃいけない」といわれるのは、そういうところでもあります。永遠におろしたてのまっさら、なんていう楽器は、存在しません。みんな、使っていくうちにその人の、いわば“魂”みたいなものが乗り移ってくる。銀製の楽器ならば、指先からでる汗で溶け出し、刻印がかすれてくる。指紋がついたり、汗や呼吸の水蒸気で、錆や緑青が浮いてくる。あるていどは防いだり修理できても、製造したての状態に戻すことは不可能です。だからといって、よほど致命的な損傷がないかぎり、捨てたりということはしない。“楽器は使えば使うほど味が出る”というのは、その素材の性質もあるだろうけど、もうひとつ、「人間」のみが持つことのできる、重要なファクターというものもあろうかと思う。ここではあえて言わない。ていうか、そもそも私ごときにエラソーに語れることじゃない。
自分の鼻くそは
なぜかすぐに
捨てられない
っていう、東君平の詩があったっけか。(ドナ・ウィリアムズも、自伝の中で「鼻くそ」の話をしてたなー)
って、んんんんんっ?これではまるでTienさんへのレスにはなっていませんか(-_-)。恋愛うんぬんについては、これだけは私には予言できないことだ。ほかの皆さんに語っていただこうか。
「2001年宇宙の旅」で、HALは“君には感情があるのか”という問いに対して
“そう努めている”
と回答した。なんかこの言葉を聞いた時、ひじょうに静かな畏怖のようなものが、身に迫ってきたように感じた。
自分でもおかしいんだけど、高校時代、アーサー・C・クラークの原作で、ボーマン船長がスターシップを手動に切り換えるくだりだけ、何度も何度も読み返してしまった。ありゃ人間によるロボットへのレイプだな。
HAL、君も人間がうらやましかったのかい?
やんちゃん wrote:
>武田好史さん wrote:
>> 逆に言えば、「話を聞いていない」「物事にこだわっている」というのは、「視覚→分析→動作系」を働かせるのに全ての集中力を向けていて、「聴覚→分析→動作系」を働かせる余地がないということではないのでしょうか?
>
>そういえば、思い出したこと。
>
>私は仕事中に話をすると手が止まる。仕事に集中すると黙っている。
>(ただ、他人が話しているのは聞きながら仕事ができる。)
>楽器を弾きながら話ができない(ので、弾き語りなど神業に思える)。
>喋りながら歩くと、物にぶつかりそうになる。後ろから車が来ているのに気が付かなくて、連れの人に腕を引っ張られることがよくある。
>
>私の場合、単に一度に一つのことしかできないってことかも?
>失礼しましたー。
私もそうです。歩いていると「人の顔が見えません」。人の顔見てると「聞こえません」。思いっきり、シングルタスクです。おかげで、不自由です。ははは。
私もA.I.見ました。どちらがどう、って非難論が多いですけど、
結局エゴイズムって普遍的なものだな、と感じました。
愛が過ぎて結果エゴに走る人もいるし、他人と交わす愛情がどうしても分からない
私みたいな人も居るでしょう。
酷い質問かと思いますが、皆さんのなかで、付き合っている人がいらっしゃる方は
「どうしてもその人と一緒に居たい」というのは、(尺度というか)
感情はどこから湧き出て、また相手の判断をされているんでしょうか?
私は他の人が、付き合っているのを見ても、いつも分からないことだらけです。
...「どうして一緒にいるんだろう?」...
時間って何だろう?
この世の全ての物を生から死へ流していく、目には見えない媒体?
私たちは、魂というものをもって、その流れを漂う小さな小さな物体?
10^10000000年前宇宙がどうだったかは知らない・・・・
10^10000000年後宇宙がどうなっているかは想像できない・・・・
知っていたり・予測できるのは、今を挟んだほんのちょっとの間だけ。
こんなカオスのなかで、人間は生きている。
どこかから、宇宙人がやってこないかな・・・
強いレーザー光線で、地球にある物を焼き払ってしまうようなやつは困るけども、
おとなしいやつだったら、私たちアスペ人だったら直ぐに仲良しになるかも・・・
ああ・・友達もできずに・・・どんどん・どんどんどん・・・僕は老化して・・・
消えてしまうのかな・・・
何とかその流れに逆らって、一筋の光を放ちたいものだな・・・・
シンタロウ wrote:
> 僕は今、普通の脳みそが欲しくてウズウズしている・・・・・・
> 普通の脳みそをよこせ・・・・・・・・・・・・・
> 僕の脳みそは腐ってる・・・・・・・・・・・・・
> だから社会に適用できないんだ・・・・・・・・・
> 今の脳みそなんていらない・・・・・・・・・・・
> 早く普通の脳みそが欲しい・・・・・・・・・・・
PLEASE!
MAKE ME A LEAL-BOY!(お願い!僕を普通の男の子にして!)
今年封切られた映画「A.I.」より
武田好史 wrote:
>シンタロウ wrote:
>> 僕は今、自分に向いている職業を探しています。でも、どんな職業が向いているのかわかりません。いったい僕みたいなLDはどんな職業が向いているのでしょうか?
>
>僕も判らない。なんか何をやってもダメな気がする・・・・・
ただ一つ言えるのは、何かこれということを見つけたらとことんのめり込むこと!
僕はASの人が暮らしやすい村つくりを夢見ているけど・・・・・こんなのって実現しないよね・・・。
シンタロウ wrote:
> 僕は今、普通の脳みそが欲しくてウズウズしている・・・・・・
> 普通の脳みそをよこせ・・・・・・・・・・・・・
> 僕の脳みそは腐ってる・・・・・・・・・・・・・
> だから社会に適用できないんだ・・・・・・・・・
> 今の脳みそなんていらない・・・・・・・・・・・
> 早く普通の脳みそが欲しい・・・・・・・・・・・
意外と、腐ってるのは普通の人間の脳みその方だったりするかもよ!
実際そっちになってみたら、がっかりものだったりするのかも。
でも、シンタロウさんの気持ち、めちゃめちゃわかる。
わたしもずっとそう思ってたし、今でもそう思うことあるけど、
でも、脳みそとりかえたら自分じゃなくなっちゃうよ。
もしも普通の脳みそだけが、この世界に必要とされているのならば、
普通じゃない遺伝子はもっと劣性遺伝でもいいはす。
でもそうじゃない。
普通じゃない遺伝子は、きちんと受け継がれて、死に絶えない。
小数派だから、生きてくうえで試練は多い。
だけど、実はとっても貴重な脳みそなんじゃないのかな?
この世界は、普通の人たちのためだけにあるものじゃない。
人間のためだけにあるものでもない。
シンタロウさんの脳みそも、この世界が必要としてる、だからシンタロウさんは生まれた。
シンタロウさんの脳みそじゃなくちゃ、イヤ!
って、言ってくれる人もぜったいいると思う・・・・それも小数派だと思うけど、でも絶対いるから、
自分を信じて、元気だして、もっとサルになろう(o^w^o)
・・・・・・闇にか〜くれて生〜きる(い〜きる)♪
おれたちゃ妖〜怪〜人間なのさっ♪
ちゃ〜らっらったったら〜♪
人に姿をみっせられぬ
おサルのようなこの頭♪
はやく人間になりた〜〜〜〜〜〜〜い!(号泣)
(oTwTo)
シンタロウ wrote:
> 僕は今、自分に向いている職業を探しています。でも、どんな職業が向いている>のかわかりません。いったい僕みたいなLDはどんな職業が向いているのでしょう>か?
こんばんは、シンタロウさん。私はLDの詳しいことを知りませんでしたので、
LD STATION http://www.amy.hi-ho.ne.jp/yamaokash/what00.htm
と言うHPで改めて勉強しました。私はもちろん専門家ではないので不用意な事は
言えませんが、固執性という特色を知り、例えばですが、研究所とかの
お手伝いとかはどうなんでしょうか?あまり人の出入りが激しい飲食店とか
気を遣いすぎる接客業は避けた方が良いかなとか思います。
見当はずれだったらごめんなさい。(m..m)
「そこに立ち止まるためには走り続けることだ。」
ー鏡の国のアリス/赤の女王ー
走り続けないと、停滞してしまう。科学は悪魔のように早足で進歩する。
じっとしているだけでは、何も変わらないと思う。
いつかみんなが「軽い風邪みたいな病気」みたいにASの事を捉えてくれる時代が来ると私は信じたい。朝晩服用するだけで、普通の人の思考回路や行動回路を与えてくれる薬が早く出てきて欲しい。
一穂(いちほ)さん wrote:
>(oTwTo)←サルの脳味噌人間の図
>早く人間になりた〜い(わたしのテーマ)
えっ!一穂さんって人間じゃなかったの?なんてレスではありません!
”早く人間になりたぁ〜い”と言えば『妖怪人間』ベム・ベラ・ベロ
実は我家の愛唱歌なんです。私には、17歳と15歳の息子が居るんです
けど『妖怪人間ベム』に結構はまりました。一人が♪〜闇に隠れて生きる・・・
と唄いだすと、のりにのりまくって皆で唄いまくります。特に”早く人間に
なりたぁ〜い!”は、思い切り叫んでしまいますね。(私たちは人間じゃな
いんかあーい)なんて思いつつ唄い終わった後はすっきりします。
全然的外れなレスになってしまって、ごめん!
なんとなく一穂さんに元気を貰った気がします。
マザーでした。。
まろんす wrote:
>前から疑問に思っていたのですが
>Aタイプは遺伝子的にはどうなっているのでしょうか?
>普通の人と同じなのかな?
本とか見ると、遺伝するみたいに書いてるよね。
私の親族の中にも1人います(診断はされていないけど・・。殆ど、誰とも話しません)。 父の姉なんだけど。
武田さん wrote:
>さて興味深いことなのですが、自閉症とLDの男女における発症の比率は共に
>男:女=4:1となっています。つまり男のほうが自閉症やLDになりやすいとい>うことですが、未だにこの原因については未解明のままです。
私の所の遺伝は、女性の方がなりやすいのかなぁ? ハテハテ?
彼女を見ていると、私は悲しくなります。可哀想に思います。
誰にも理解されずに辛かっただろうなぁ、とか色々、時々思ったりします。
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