アスペルガーの館の掲示板(旧)

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Re: 質問(ASの子供たちに薦めたい本は・・・) 6576へのコメント
No.6588  Wed, 15 Aug 2001 21:30:00 +0900  Maria [この発言にコメントする]

武田好史さん wrote:
> あなたが、若い・幼い自閉連邦市民たちに、薦めたいと思う本はどんなもの
>ですか?

 佐貫亦男、『人間航空史 危難の壁を切り開く』(中公新書)。
 石田五郎、『天文台日記』(ちくま子供の本)。
 遠山啓、『無限と連続』(岩波新書)。
 向後元彦、『緑の冒険 砂漠にマングローブを育てる』(岩波新書)。

 レイチェル・カーソン、『センス・オブ・ワンダー』。
 コンラート・ローレンツ、『ソロモンの指輪』。
 アンリ・ファーブル、『昆虫記』。

 それからもうひとつ。本じゃないけど。

 『我は此処に集ひたる人々の前に厳かに神に誓はん。
  我が生涯を清く過ごし、我が任務を忠実に尽さんことを。

  我は総て毒あるもの・害あるものを断ち、
  悪しき薬を用ひることなく、又知りつつ、これを勧めざるべし。

  我は我が力の限り、我が任務の標準を高くせんことを努むべし。』

   − ナイチンゲール誓詞

 (Maria)


Re: 立場の違い 6543へのコメント
No.6587  Wed, 15 Aug 2001 21:01:15 +0900  あさかぜ [この発言にコメントする]

 亀レスになって、すみません。

くるとさん wrote:

> 医学と教育学の概念が統一されるまでは、両方の世界に詳しいソーシャルワ
>ーカーの仲介で支援を受けることが望ましいと思います。

 具体的なアドバイスをありがとうございました。
 わたしの住む町でも、それぞれの専門家が集まって子どもの発達相談に乗っているらしい情報が入ってきました。
 一長一短のある判断に振り回されることなく、専門家の意見もよく見極めて、これからの生活に生かしていきたいと思っています。

 自分に自信があるわけではありませんが、ある意味で直感のようなものも子育てには有効かなと感じています。
 本に書いてあることで、あとから「あれで正しかったのだ」と裏づけが取れたこともありましたし……少なくとも子どもに関して考えることは、自分自身のこれからにとっても有意義だと確信が持てます。

 レスの論点がずれてしまったみたいですね。
 自閉圏からはずれているわたしの頭の中は、どこが感情でどこが論理なのか、収拾がつかないほどぐちゃぐちゃです。ごめんなさい。


Re: 失礼しちゃうのよ、ほんと。 6571へのコメント
No.6586  Wed, 15 Aug 2001 20:21:00 +0900  Xanadii [この発言にコメントする]

pocks wrote:
>>前にいる人が選んでいるものがわたしも見たくて、でも邪魔をしては
>>いけないなと思い、前の人が選びおわってそこをどくのを待っている
>>と、
>>その人が急に振り返り、わざわざわたしの方に来て、わたしのみてい
>>る商品の方に首をつっこむかのようなかんじで選びはじめるのです。
>>わたしは、相手の予期せぬ行動にうろたえます。
>
>見終ったというサインあるいはボディランゲージがわからず、タイミングを見誤る典型的パターンに見えます。あるいは、前の人が見ているものを次に見たいという顔になっていないのでしょう。

 もーっしかしったっら、一穂さんを万引き者とカン違って、マーク中の私服警察様だったとか。それだったらそれだったで、なんでまた次から次へとそういう人々に遭遇するかって問題になっちゃうか。そもそもプロだったら、あからさまに覗き込んだりはしないだろうしなー。ほなどないせぇゆぅねといった所ですな。確かに。

 かくいうXanadii家の「おとなりさん」も、また数十年来の確執のある、酒屋さんです。最近はローソンだったか、フランチャイズ化とアパート経営で、事業拡張を図りなすっておられるようだけれども。ウチみたいな「よそもの」を排除したがる、土着根性のエナカモンのくせしやがってよお。最近は会わなくなったが、林真※美に激似のババアは、私が前を通りかかると、ウサン臭げな目つきで、じーっとお見送りなすってくれたものだった(まあ私が見るからなんだろうけど)。じーさんの方はすこしはましかと思っていたんだけども、ウチの父が挨拶しないというのにかこつけて、「おまえんとこの旦那はおかしい」などと、最近母に言って来たらしい。それ以外にももう書いていたらきりがないっス。

 もうどっちが正しいとか言えるものではないんですけれどもね。人間のいるところ、日本全国、こういった「水面下」のいさかいは絶えないはずだ。いっこいっこは些細なことでも、ことが昂じれば、筒井康隆の『毟(むし)り合い』ではないけど、いずれは誰かが誰かを刺すなんて事態になっていっちゃう。

 嫌な感じのするスーパーだったら、そこはいったん離れて、他を探すっていう手もありますよ。私が中学へ上がったころ、500米ほど先に「マツ※ヨ」が出来て、それからというものどんな小さな買い物でも、自転車乗ってでもそこへ行くようになりました。そこでも確かに、一穂さんの体験されているような軋轢は、ときに私の身にも起こりはするんだけれど、あの酒屋の一味のいやらしさに比べたら、私にとってはぜんぜん快適だったりする。
 あそこへ使いを頼まれるたび、どれほど子供心に自尊心を傷つけられたことか。最近になって、「昔あそこの人たちに無視された」と母に告白したら、「そ〜んなの!私の方がずっと!」との返事だった。そりゃ、母も散々絡まれていたのは、分かってたけど〜。大学講師の母は、職業柄、いつもハイカラに身奇麗にしていたのだが、そこがまたそこのお歴々の気にいらなかったらしい。あー、もう何がなんだかな〜。

 多分これからも、Xanadii一族の続く限り、こういった近所づきあいも続くことになるんだろう。父も子供たちのこと考えて、せめて蛙の面に水、柳に風ってやつで、ケロケロ流すタイプだったら、良かったのだが。人を呪えば、確かに相手は一時的には苦しむ。しかし相手が負けなかったら、呪いは倍になって、かけた相手に跳ね返ってくる。そんな「カルマ思想」を信じて生きる、インド人のように。
 
 まあ今となっては、もうすこし柔軟な、世代交代に望みをかける以外、ないんですけどね。
 “毟り合い”だけは、御免こうむりたいもんです。


Re: 失礼しちゃうのよ、ほんと。 6564へのコメント
No.6585  Wed, 15 Aug 2001 19:51:13 +0900  シンタロウ [この発言にコメントする]

一穂(いちほ) wrote:
>シンタロウ wrote:
>> 僕も一穂さんと同じように「僕の悩みなんてどうせ人には分かってもらえない・・・・」と思い込んで、悩みの無いフリをしていつもごまかして元気なフリをしています。(TwT)
>
>心から笑いたいね。
>
>なんてね、けっこうひとりでいるときに
>思いっきり笑ってたりするけど・・・。あは。

 僕もけっこう一人で笑ってるけどね〜♪(^w^)


Re: 質問(ASの子供たちに薦めたい本は・・・) 6581へのコメント
No.6584  Wed, 15 Aug 2001 19:13:18 +0900  くると [この発言にコメントする]


>武田好史さん wrote:
>
>>そこでみなさんに質問します!
>>
>> あなたが、若い・幼い自閉連邦市民たちに、薦めたいと思う本はどんなもの
>>ですか?

自閉症以外の本を紹介するのを忘れていました。

・永井均『こどものための哲学対話』

 自閉圏の子供に読んでもらって、非自閉圏のこどもにはない知恵を身につけて
ほしいです。


Re: 欲望の不一致 6569へのコメント
No.6583  Wed, 15 Aug 2001 18:23:49 +0900  くると [この発言にコメントする]

pocks wrote:
>>皆と服装とか趣味、思考を合わせようとしたり、
>
>これを実行しようとすると想像を絶するエネルギーを使わなくてはならないこ
>とがわかったため、早々に諦めざるを得ませんでした。拷問を受けるような思
>いまでして周りに合わすための勉強をするくらいなら、六法全書を暗記する方
>がまだ楽です。

そう、これは本当に時間の無駄使い。その分の労力と費用を才能開発にあて
た方がましです。


Re: 質問(ASの子供たちに薦めたい本は・・・) 6576へのコメント
No.6582  Wed, 15 Aug 2001 18:23:08 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

武田好史 wrote:
>
> あなたが、若い・幼い自閉連邦市民たちに、薦めたいと思う本はどんなものですか?

 ASやLD・ADHDの子供・青年たちの悩みとしてよくあるのが、「人の感情や気持ちが判らない・・・」「自分の気持ちを相手に伝えられない・・・」ということです。

そういった人たちに、お薦めの絵本があります。

評論社の「こころの悩みに答えます」シリーズです。
 この絵本は海外の作家が作成した物を、和訳したものですが、「ひどいよ!ひどい!」「どうしちゃったの・・・あたし?」「なんだかさびしい」・・・など一冊のテーマ毎に「感情」というものの事例・対応が子供のキャラクターを通して具体的に呈示されていて、判りやすくおもしろいです。
 数年前に池袋の本屋で見つけて以来、何度も何度もこのシリーズを立ち読みしています。最近に作られた巻では、「せきにん」についてまとめたのがあり、その意味が「自分のやりたいと思ったこと、自分の身の回りのことについて、よい状態にことが運ぶように努力すること」であることがそれを読んで生まれて初めて判りました。
 子供でも大人でも楽しく、「感情」や「こんな時どう人と接したらいいの・・・」ということがよく判るテキストです。ぜひ読んで(読み聞かせて)みてください!


Re: 質問(ASの子供たちに薦めたい本は・・・) 6576へのコメント
No.6581  Wed, 15 Aug 2001 15:01:42 +0900  くると [この発言にコメントする]

武田好史さん wrote:

>そこでみなさんに質問します!
>
> あなたが、若い・幼い自閉連邦市民たちに、薦めたいと思う本はどんなもの
>ですか?

 ミッドランドさんがコメントしてましたけど、自閉児が自分の障害を自覚す
るための本というのはいいですよね。

 アメリカでLD児本人が自分の障害を理解するための絵本というのが出版さ
れていたし、ドイツでは紙芝居や人形劇を使って教えるそうです。日本にはな
いのかな?

 もう少し簡単な本があれば自閉者の手記もおすすめですけど、全体的に難解
なのでちょっと…


Re: 質問(ASの子供たちに薦めたい本は・・・) 6576へのコメント
No.6580  Wed, 15 Aug 2001 14:19:10 +0900  オレンジブルー [この発言にコメントする]

武田好史 wrote:
>夏休みも終盤に近づきそろそろ「読書感想文どんな本で書こうか?」と悩んでいる子がいたり、また「うちの子は、本の読み聞かせをしても、直ぐにあきてしまって・・・・」と、悩んでいるお母さんもいるのではと思います。
>そこでみなさんに質問します!
> あなたが、若い・幼い自閉連邦市民たちに、薦めたいと思う本はどんなものですか?

武田さんこんにちわ。はじめましてです。
私は本がだいっきらいでした。
私の行っていた小学校の図書館には、「日本むかしばなし」の小さな絵付きの
本がシリーズで置いてあって、あれは読みやすかったなあ。
短編だし、飽きが来ないうちに読めました。
ついでにテレビのむかしばなしも、結構本格的な見ごたえのある絵表現でしたよね。。
内容もあれは色んなことを簡単に?教えてくれるものだったし。
小学校3,4年頃かな。。読んでいたのは。

高学年頃は、推理小説(江戸川乱歩とか)や偉人の伝記物(キュリー夫人・エジソンあたり)を、ちょっとだけ読んでましたよー。


Re: 質問(ASの子供たちに薦めたい本は・・・) 6576へのコメント
No.6579  Wed, 15 Aug 2001 14:16:26 +0900  ミッドランド [この発言にコメントする]

武田好史 wrote:
> あなたが、若い・幼い自閉連邦市民たちに、薦めたいと思う本はどんなものですか?

大月書店から出ている「子どものためのバリアフリーブック・障害を知る本7/自閉症の子どもたち」は、子供が自閉症について知るにはいい本です。

 書店で見つけて立ち読みしてみたのですが、子供向けというだけあって絵が多く、小難しい説明は少なめにしてあります。が、伝えるべきことはしっかりと記述してあります。
 内容はざっと以下の通りです。

・「不思議な子供たち」と題して、その場でぐるぐる回る子、バス・電車で特定の
 席に座りたがる子、自分の手をヒラヒラさせて、その影をずっと見ている子など
 を絵入りで紹介。
・自閉症は生まれつきの脳の障害であることを説明。発症率、男女比、知能の問題
 がある場合もない場合もあることについても触れている。
・かつて「自閉症は母親の育て方が原因」などの間違いが言われていたことも記述。
・進学・就労についての説明。
・健常者(わしはあまり好まない言葉ですが、便宜上)向けに、自閉症の子とどう
 接するかに関する記述。

 この本は本来、「いわゆる普通の」子供向けに書かれたようですが、自閉症(AS含む)の子供にとっても「自分がどんな障害を抱えているか」を知るためにいい本だと思います。
 それとこの本、大人でも自閉症について理解するにはいいでしょう。大人向けの自閉症関連の本、学術的すぎて難しいものが多いですから。

 加えてこの「バリアフリーブック」シリーズ、自閉症のほかにも、LDや視覚障害、聴覚障害、知的障害といった障害についての本があります。(LDについての本は「LDの子どもたち」というタイトルです。書店ではたいてい並んで置かれていると思います。)
 残念ながら、ADD・ADHDについては、このシリーズにはありません。

 「マンガで理解・自閉症スペクトラム」なんて本が出ればいいのに  ミッドランド


Re: 立場の違い(発言の削除) 6575へのコメント
No.6578  Wed, 15 Aug 2001 13:47:03 +0900  一穂(いちほ) [この発言にコメントする]

Maria wrote:
> ページの一番上に『アスペルガーの館の掲示板』というタイトル
があって、
> その下に「あなたは ####### 番目のお客様です。」というア
クセスカウンタ表示があり、
> さらにその次の行に「新しい話題を投稿|次の##件を表示|パ
スワード変更|発言の削除」というメニューバーがあります。で、そ
の四番目。

Mariaさん、ありがとう!
早速削除しました。

でも本当になんで気付かなかったんだろう。
ハジカシイ。


> 人間、毎日見ていても気づかないことってけっこう多かったりし
ます。

うん、サルだからよけいに・・・。
(なんちゃって。)

・・・いろんなことを注意して見てみると、おもしろい発見がたくさんあるんですね。

子供のころは素朴に疑問に思ったようなことが、
大きくなるにつれて
「それはそうゆうもんだ。」で片付けてしまうようになりがちかもしれません。
いろんなことに疑問を持つだけでなく、それについて自分なりの答えを見つけようとするMariaさんの姿勢、わたしも見習いたいなぁ。

絵を学んでいたとき、
「観念にとらわれるな、自分の目でしっかり観て描け。」
とよく言われていたのを思い出しました。

すごく初歩的な話しですが
たとえば人物の顔を描くときに、
初心者はついつい白眼を白く塗ってしまいがちです。
それは「白眼は白い」という先入観があるからです。
が、眼球というのはまぶたの影になっているので実際のトーンはかなり暗めです。
光の直接当たる頬や鼻の頭のほうが明るいのです。

また、皮膚の色というのもとても奥が深いです。
皮膚というのは半透明でいく層にも重なっていて、中の色が透けています。

絵に描くとき、それをどこまで描ききるのか、それとも省略するのかは描き手の自由ですが、
よく観るというのはとても大事なことです。


AS倫理学???
No.6577  Wed, 15 Aug 2001 13:38:01 +0900  くると [この発言にコメントする]

 くると(包括性LD)です。これまで、医療倫理学のメスが入れられたこと
が少なかったこの世界の問題についてちょっと実験的な質問をしてみます。

 題材はハンス・アスペルガーの論文に登場する自閉的特徴を持つとされる7
才男児の例です。(以下、1979年のアスペルガー論文「子供の『自閉的精
神病質』」より引用。日本語訳は『自閉症とアスペルガー症候群』東京書籍に
掲載)

>「母さん、僕はいつかナイフをもって、母さんの心臓にそれを突き刺したら、
>血が吹き出て興奮するよね」「もしも僕がオオカミだったらいいのにな。そう
>したらヒツジや人の肉を食いちぎって、血が流れ出るよね」以前に母親が指を
>切った時は「なんでもっと血がでない?血よ、流れろ!」

 ハンス・アスペルガーはこの事例をサディズム的特性と解釈しています。こ
こでみなさんに2つの質問です。

(1)この自閉児はなぜこんなことを言ったんだと思いますか?
(2)この自閉児に対してはどのような教育目標を持って接するべきだと思い
   ますか?

 ちなみにわたしは次のように回答しました。

(1)の答え

 血液が流れるという現象に強い関心を抱いていたため

(2)の答え

 自分の関心を持つ事象を適切に語ることのできる表現力と自分の関心を社会
の構成原理と矛盾しないものに昇華させていく調整能力を身につけさせること

 さて、みなさんは?(ワクワク)


質問(ASの子供たちに薦めたい本は・・・)
No.6576  Wed, 15 Aug 2001 11:55:39 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

みなさんこんにちは。
 夏休みも終盤に近づきそろそろ「読書感想文どんな本で書こうか?」と悩んでいる子がいたり、また「うちの子は、本の読み聞かせをしても、直ぐにあきてしまって・・・・」と、悩んでいるお母さんもいるのではと思います。

そこでみなさんに質問します!

 あなたが、若い・幼い自閉連邦市民たちに、薦めたいと思う本はどんなものですか?


Re: 立場の違い(発言の削除) 6568へのコメント
No.6575  Wed, 15 Aug 2001 11:00:01 +0900  Maria [この発言にコメントする]

I wrote:
>「発言の削除」というメニューがあるのを思い出せばなんてことはないのですが。

一穂さん wrote:
>そんなのあるんですか!

 ページの一番上に『アスペルガーの館の掲示板』というタイトルがあって、
 その下に「あなたは ####### 番目のお客様です。」というアクセスカウンタ表示があり、
 さらにその次の行に「新しい話題を投稿|次の##件を表示|パスワード変更|発言の削除」というメニューバーがあります。で、その四番目。

 人間、毎日見ていても気づかないことってけっこう多かったりします。たとえば、ローマ数字では数字の四は「IV」ですが、時計の文字盤の四は「IIII」になっています。

 どーでもいーことですが、五円玉というのは、現行の補助貨幣(硬貨)の中では特異なデザインをしていて、あたしはとても気にいっているのですね。「五円」と表示してある面には、稲穂・水(下の横線)・歯車(穴とその周りのギザギザ)が描かれていて、これは農業・漁業・工業を表わしています。あとは、一円玉・十円玉・五十円玉・百円玉・五百円玉には1・10・50・100・500という算用数字(通称、「アラビア数字」。だけど起源はインド)が表示してあるのに、五円玉にはそれがありません。「日本国」の表示と発行年表示が同じ面にあるのも五円玉だけです。

 DOS/Vパソコンに使われているプラスネジの頭を見ると、ポチッと小さな点があるものとないものがあります。普通はこの「ポチッ」があるのね。で、「ポチッ」というのがISOネジ(通称「いそねじ」)といってメートル法、そうでないのがアメリカ規格のヤード・ポンド法によるネジだったりします。ひとつの機械で二つの規格が混在しているというのも、なかなかにAS的感性を苛立たせるものだったりします。

 そういえば、コンコルドという超音速旅客機は、イギリスとフランスが共同開発したものです。ところがイギリスはヤード・ポンド法、フランスはメートル法。どうやって作ったんだろう。トンネルみたいに前と後ろから作っていって、真ん中でつなげたのかしら。気になるところです。

 (Maria)


Re:Re 欲望の不一致 6563へのコメント
No.6574  Wed, 15 Aug 2001 10:47:16 +0900  くると [この発言にコメントする]

マザーさん wrote:
>>(1)自然に身についてしまうこと
>>(2)自然に身につかないこと

>例えば、うちの子供が(2)の子供だとします。

 これは(1)のタイプの子供か(2)のタイプの子供しかいない訳ではあ
りません。むしろ1人の子供のなかに(1)と(2)の要素がまじりあって
いるという意味です。

>指導者の方は息子の社会に対する価値観を理解できるのでしょうか?

 自閉症の指導者にも色々いますから、ひとくくりにして説明することは難
しいです。でも、わたしの立場から言えば、次のような指導者が望ましいで
す。

(1)指導者と障害児の保護者と障害児本人はそれぞれ違う欲望を持ってい
   ることを自覚していること

(2)自閉児を「普通の子に近づけよう」というのではなく、「社会と折り
   合いをつける政治力を身につけさせよう」というスタンスを持ってい
   ること。

(3)指導者自身が「自分は他人の気持ちや価値観を理解できる」という思
   いあがりを持っていないこと。

(4)それでいて、障害児本人やその家族の価値感を理解しようという探求
   心を持っていること

(5)自分が指導していることがはたして正しいのかどうかを批判的に検討
   できる自己反省力を持っていること

 で、マザーさんの質問に対する答えとしては「お子様の価値観を完全に理
解することは誰もが不可能だが、理解しようとする姿勢を持っている指導者
が望ましい」ということになります。

 なお、わたしが先にコメントしたような「社会と距離を置く」というのが
問題になるのは、思春期に入ってからです。幼児期に比べれば本人の価値観
は理解しやすくなっているのではないかと思います。

>身につかない子供に対しての指導は「押し付け」になってしまうのではな
>いのかと、疑問です。

 あらゆる教育や療育は「おしつけ」的な要素を持っています。どんな自由
や自主性を標榜する教育(療育)もこの範囲から逃れることはできないでし
ょう。

 この点についてのわたしの考えは「おしつけはやむを得ないが、必要最低
限にとどめることが望ましい」ということです。そして、「社会の価値感と
距離を置く技術」というのも「必要最低限の指導」に含まれます。


はじめまして。そして先日は失礼いたしました。
No.6573  Wed, 15 Aug 2001 10:20:45 +0900  オレンジブルー [この発言にコメントする]

管理人さん。みなさんはじめまして。

先日はミッドランドさんへのオカシナ投稿で、皆さんに不快感を与えてしまったとおもいます。
すみませんでした。。。。こちらの手落ちでして。。。発言の削除きちんとしました(汗)ふう〜焦ったわ。。。

私はアスペ専門らしき先生から一応(実際にはお会いしていませんが)診断アンケートなどして、すべて終了した身です。結局は「何とも言えない」状態だそうですが、周りの身近な人にこの障害の事を伝えると、「ああー!そういうことだったのか!」と、やっと点と線が繋がって理解できたようで、なんだか一安心です。


Re: 失礼しちゃうのよ、ほんと。 6534へのコメント
No.6571  Wed, 15 Aug 2001 04:06:04 +0900  pocks [この発言にコメントする]

>前にいる人が選んでいるものがわたしも見たくて、でも邪魔をしては
>いけないなと思い、前の人が選びおわってそこをどくのを待っている
>と、
>その人が急に振り返り、わざわざわたしの方に来て、わたしのみてい
>る商品の方に首をつっこむかのようなかんじで選びはじめるのです。
>わたしは、相手の予期せぬ行動にうろたえます。

見終ったというサインあるいはボディランゲージがわからず、タイミングを見誤る典型的パターンに見えます。あるいは、前の人が見ているものを次に見たいという顔になっていないのでしょう。

私の場合、どのみちサインなどわかるわけもないので気にせず割り込んで同じ種類のものを手に取りますが(この時相手があからさまに嫌な顔をするのだけはわかることがあるが無視する。)、同じ商品を山積みするスーパーの特売のような場合はともかく、同じ物がないことが多い衣料品のバーゲンのような場合にはこの「どこにでもいそうなあつかましいオッサン・オバサンを模倣する戦略」が適用できないので、近寄らないようにしてます。


Re: 欲望の不一致 6522へのコメント
No.6570  Wed, 15 Aug 2001 04:04:33 +0900  pocks [この発言にコメントする]

>私は小さい頃から絵が好きで、今迄唯一なりたいと思った職業は、絵描きさん
>でした。

私は漫画家になろうと思っていました。そんなある日、中学の美術の時間前の手すさびに同級生の顔をスケッチした絵を美術の先生が見つけて取り上げ、皆に見せました。「似てる」「そっくり」の声が上がる中、「じゃ、どこが似てるとおもう?」と先生からの質問が。誰も明確に答えられない中、先生が「髪型が似ている」と指摘し、みんなも納得しました。私としては顔の輪郭から表情まで全部精一杯似せたつもりでしたが、髪しか似てないとの評価に、あっさり筆を折りました。それから30年経ち、今では全く絵が描けなくなっています。

最近、これだけ漫画がブームになるのだったら多少下手でも飯の種になったかもしれないと思うこともあります。ひょっとしたら惜しいことをしたのかもしれません。


Re: 欲望の不一致 6517へのコメント
No.6569  Wed, 15 Aug 2001 04:03:14 +0900  pocks [この発言にコメントする]

>皆と服装とか趣味、思考を合わせようとしたり、

これを実行しようとすると想像を絶するエネルギーを使わなくてはならないことがわかったため、早々に諦めざるを得ませんでした。拷問を受けるような思いまでして周りに合わすための勉強をするくらいなら、六法全書を暗記する方がまだ楽です。

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