アスペルガーの館の掲示板(旧)

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Re: 上野会合の皆々様 11362へのコメント
No.11428  Fri, 8 Mar 2002 00:17:07 +0900  こうもり [この発言にコメントする]

ちょっと諸事情あって、レスが遅れました。

Mariaさん wrote:

> 温かくなったらアウトドアでオフ会というのもいいかもしれませんね。自
>然が好きなひとって多そうだし。葛西臨海公園とかだったらアクセスもいい
>し。「おべんとう広場」でみんなでお弁当を広げるのもいいかもしれません。

実は去年の9月のオフ会は新宿御苑にも足を運んでやったん
です。確かに、5月や9月に開くオフ会はそれでもいい感じで
すね。

 葛西臨海公園だったら雨天でも利用できる施設もあるし。ち
ょっと調べてみますね。では


Re: ビューティーコロシアム 11374へのコメント
No.11427  Fri, 8 Mar 2002 00:00:51 +0900  キュー助 [この発言にコメントする]


3月8日の放送にて、お詫びと訂正をするそうです。

  参照 http://www.fujitv.co.jp/jp/pub/hotline020307.html


鷲羽丸 wrote:
> 上記のタイトルのテレビ番組、3月1日放送分において、自閉症に関する間違った情報が流された、との話をネット上で目にしました。
>
> わしの住んでいる地域では、この番組が放送されていないので、詳しいことはわかりません。
> しかし、番組の掲示板↓を見てみると、かなり怒りの声が来ていました。
>
> http://www.fujitv.co.jp/jp/b_hp/beautyc/index2.html
>
> この番組、夜7時からというゴールデンタイムに放送されているようです。
> ご覧になった(なってしまった)方はいませんか?
>
> この番組をご覧になれる地域にお住まいの方、3月8日の放送で、この件についてどう釈明するかを、できればでよいですので、見届けてはいただけないでしょうか。
> そして、これも無理にとは言いませんが、それをこの場で報告していただければと思います。
>
> 岡山のフジ系テレビ局の金曜夜7時は自社制作番組です。   鷲羽丸


Re: こりっこさんへ。 11425へのコメント
No.11426  Thu, 7 Mar 2002 22:28:28 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

Maria wrote:
> こりっこさんは、おそらくクロルプロマジンとか、それに類する薬を処方されていると思います。
> ところが、この薬は量のみきわめが難しく、体調によって効きかたがだいぶ違い、しかも飲んだり飲まなかったりすると、発作に結びつきやすいんです。
>
> こりっこさんの書込みには、不安、昂奮、さむけ、暴力、自閉(意味の乖離。つまり、辻褄の合わなさ)といった、この薬の副作用がはっきりと出ています。

 服薬をしておられるなら、今すぐに体温計で熱を測ってみてください!
38度を超えていたら、『悪性症候群』という危険な状態の可能性もありますので、直ちに薬をもらった病院に連絡してください。
 またのどが渇いたらこまめに水分を補給してください。


こりっこさんへ。 11422へのコメント
No.11425  Thu, 7 Mar 2002 21:32:13 +0900  Maria [この発言にコメントする]

こりっこさん wrote:
> 先日の事。レストランに行く前の事。
> 「二、三日・・」という男性の声の幻聴さんが聞こえてきた。初幻聴。
> 私の寿命ですか?意識が遠くなりかけ、体は異常な寒さに震え始めた。
> あ、、このままでは死んでしまうわ。
> 誰か、助けて。友人にTEL。

> 心配気な友人に、一日何も食べてない事を告げると、では、レストラン へと。 そこから、彼と彼女は、まったく別人へ。 恐かったです。

> もう一度、無理矢理に起こされようとした瞬間。私はきれた。
> 彼に、強打のビンタを与え、 お前ら、一回死んでんだろ! と怒鳴った。
> 彼も、はっきりと、そうだよ! と答え、彼女にもビンタを。 さっさと帰れ。

> 二人を追い払い、とりあえず、警察がくるまで、残りのご飯を食べたのでした・・

> 警察が来て、外に出ると、彼と彼女は、まだ外にいて、馬鹿みたいな顔をしていました。関わりたくないので、連絡をとっていませんが、きっと、記憶はないのでしょう。 > 一人で、警察署へ行きました。
> 心理学に詳しい方を とお願いしたのですが、見当たらないようで、ここのHPを見てもらおうと思ったのですが、PCもないようで、困った人扱いをされ、真夜中のキチガイへとなっていくのでした・・・・・。

 えー、こりっこさんは、ひょっとして通院なされているのではないでしょうか。
 で、薬を処方してもらって、「一カ月か二カ月様子をみましょう」と言われている。

 こりっこさんは、おそらくクロルプロマジンとか、それに類する薬を処方されていると思います。
 ところが、この薬は量のみきわめが難しく、体調によって効きかたがだいぶ違い、しかも飲んだり飲まなかったりすると、発作に結びつきやすいんです。

 こりっこさんの書込みには、不安、昂奮、さむけ、暴力、自閉(意味の乖離。つまり、辻褄の合わなさ)といった、この薬の副作用がはっきりと出ています。

 とりあえず二週間か三週間、入院して体調や精神状態を整えるのはいかがでしょうか。病院というのは、精神的な緊急時の避難場所としてはよいところです。入院していれば、無用な刺激は避けられるし、規則的な生活の中できちんきちんと薬を飲む習慣も身につくし、不安発作や鬱状態になったときにも、すぐに薬を処方してもらえます。注射薬だとかは厭でしょうけれど、効きが早いのを考えれば、ひとつの選択として悪くないと思います。

 お身体をいたわってください。おだいじに。

 (Maria)


Re: 犯罪心理学からの考察 11420へのコメント
No.11424  Thu, 7 Mar 2002 20:42:28 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

こりっこ wrote:
>>事実に疑いを持たない人間が、非難されると、簡単に人を憎みます。
>自分は、悪くないからです。
>要するに、考えたらいいのです。何が事実か、他人の気持ちも。
>考えられない人は、自分の幸せだけを考えて生きて下さい。
>不幸を我慢する人は、無駄な我慢であり、他人に迷惑をかけていくのです。
>そういった、こういった、で、最近の身にふりかかる不幸が、恐ろしく、家族に
>さえも、警戒心を払う生活を暫く続けたのですが、どうやら私は、人から恨みを
>かうような人種ではないということと、常に、理性があるため、怒らせることも
>ないということに、自信を持つと、精神的に自由になりました。
>
本当に『精神障害』に対する理解が遅れていて、この国は困ります。
 もっと多くの人が、ストレスに打ちのめされ、脳内物質による脳神経の制御が混乱して苦しんでいるのに、『キチガイ扱い』されている人の悲しさを知って欲しいです


Re: 協調運動の困難 11415へのコメント
No.11423  Thu, 7 Mar 2002 20:37:51 +0900  あさかぜ [この発言にコメントする]

 やっほーです、直子さん。
 息子さんの志望校合格おめでとうございます(^o^)

直子さん wrote:
> 学校側も、とりあえず出席日数さえ足りてればそれでいいと、体裁だけを繕っていては困るよね。不登校の子供をもつ母親に、エジソンの母を期待されるのもどうかと思うのです。自宅学習が望ましい子供には、それなりのカリキュラムが必要だと思います。

 そうなんですよ。学校予算てものは少ないし、いろいろと経営(?)も大変だということも理解できますし、出席日数だけ問題にされて「うちは不登校のお子さんはいません」と言いたくてたまらないらしい(無理だけど)校長が哀れではあります。だ〜け〜ど〜、“教育に特別なニーズを必要とする子ども”は年々増えているんですよね。現実を直視してもらわなくちゃ、困るのよ。(←おー、鼻息荒い)

> 自信を無くしてしまった子、劣等感でいっぱいの子には目を誉めてあげるといいらしいです。「君はいい目をしているね」「お前はどうしようもない子だけど、目だけはいい目をしているね」と言われると子供は救われるらしいです。どうなんだろう?本当かな? 参考までに書いてみました。

 いいことを教えてくださって、ありがとうございます。早速ためしてみます。ふっふっふ。(←舌なめずりしてるの分かります? 文章短くしちゃって、ごめんなさいね)


Re: オカルティストのみたものは一体・・・ 11419へのコメント
No.11422  Thu, 7 Mar 2002 20:17:14 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

こりっこ wrote:
>遅くなりましたが、以前の投稿にレスを下さった皆様。ありがとうございました。
>大分、冷静さが戻ってきましたので、もう少し詳しく。
>
>先日の事。レストランに行く前の事。
>「二、三日・・」という男性の声の幻聴さんが聞こえてきた。初幻聴。
>私の寿命ですか?意識が遠くなりかけ、体は異常な寒さに震え始めた。
>あ、、このままでは死んでしまうわ。誰か、助けて。友人にTEL。・・・
>その間、何も考えられなく、でも何かを考えないと・・・
>ただ、ただ、頭の中でピアノを鳴らしていた。
>・・・心配気な友人に、一日何も食べてない事を告げると、では、レストラン
>へと。 そこから、彼と彼女は、まったく別人へ。 恐かったです。
>何故、怒っているか分かるか? ・・・そんなの分かる訳がない。何もしていない。
>あなたは、一月末、寒空の下、凍え死ぬのです。 ・・・どうやら、考えている事
>までは、分からないようだ。おびえたふり。従順を装った。
>メニューが来た。私だけ。でも、お腹がすいているのに、喉を通らない。
>前にいる二人が、恐すぎる。落ち着き払った彼女は、私に、ひどい顔、げっそり
>して、くまだらけ。 ・・・そんなはず、ある訳がない。ここぞとばかりに、
>文句を言っているのだろう。
>緊張、恐怖の限界がきたのか、顔がだんだん上を向いていき、口が開いていった。
>意識が遠くなりかける。声だけは、聞こえる。
>呼吸が止まっている。でも、目がピクピクしている、と。
>一旦、死んだ人が20分後に息を吹き返したニュースを思い出した。
>少々、死んだふりをして、この二人を追い払おう。眼球の力も抜けますように・・
>眼球も止まったようだ。でも、彼女は、しつこかった。
>氷でも、口につめとく? ・・・そんな事されたら、本当に死んでしまう。
>起こそうとする。 ・・・どうやら、事件の関わりには、なりたくないようだ。
>馬鹿に思えてきた。
>もう一度、無理矢理に起こされようとした瞬間。私はきれた。
>彼に、強打のビンタを与え、 お前ら、一回死んでんだろ! と怒鳴った。
>彼も、はっきりと、そうだよ! と答え、彼女にもビンタを。 さっさと帰れ。
>二人を追い払い、とりあえず、警察がくるまで、残りのご飯を食べたのでした・・

 これは統合失調症(旧分裂病)の症状かもしれません!しかも極めて重症です。
明日朝一番にもよりの保健所に電話して、精神科を紹介してもらって受診したほうが良いと思います。自分でやるのが難しかったら、遠慮せずに周りの人に助けを求めましょう。
 今晩はとにかく静かな部屋でゆっくりと体を休めてください。コーヒーは発作を誘発する恐れがあるので、飲まないようにしましょう!


Re: 名前について 11413へのコメント
No.11421  Thu, 7 Mar 2002 20:02:50 +0900  あさかぜ [この発言にコメントする]

Mariaさん wrote:
> とはいえ、「アスペルガー症候群」の子供が、全部が全部「宇宙人」ではないわけです。

 まったく違う話から入りますが、「宇宙人」と言ったら「お母さんもあたしも宇宙人じゃん。だって地球は宇宙にあるんでしょ?」と言うのが、うちのアスペっ子。「地球外生命体の話をしたいときは、ちゃんと正しく言ってよね」くらいのことは言いそうです……(苦笑)。

> そういう「わけのわからなさ」に理解のない親や教師というのもいるわけだし、日本のほとんどの家庭には「親子間の論理的な対話」という習慣がありません。そこには権威とか感情とかに基づく会話だけがあって、「内なる言語」が「統制された言語」として「外なる言語」に成長してゆくことを阻んでいるかもしれません。

 大いに可能性がありそうな気がします。
 「理屈っぽい」「屁理屈ばかり言っている」「口ばかり達者で手が(身体が)ついていっていない」などと言われた経験のある人は、わたしを含めてたくさんいそうだし、今でも多くの子ども達が言われているうだろうなぁと思います。

> 「まだ飼い馴らされていない野生の思考が、“ことば”として溢れてきている」みたいな感じがするんです。

> この『アスペルガーの館の掲示板』では、「アスペ」あるいは「AS」という言葉に、わりと積極的な意味を持たせて使ってるひとが多いような気がします。

 そういう感じがありますね。

> どうなんでしょう。あなたは「AS」「アスペ」「アスペっ子」という言葉に、どんなイメージを持っていますか?

 「AS」「アスペ」というと、ハンディはあっても限りない可能性を持った人々というイメージでしょうか……うまく言えないんですが。余計なことや雑音に煩わされなければ、「いい仕事」ができたり「いい味」が出せたりするというか、テキトーなところで妥協しない分だけ、集中力と完成度の高い「なにか」を作り出せるという感じでしょうか。(うーん、ことばが足りない……)

 「アスペっ子」だと、“強引にマイウェイ”かな(失礼?でも好意的に言っています。わたしは) つぶしたくないつぶされたくない、もったいないほど貴重な人的資源。未来へとつながるかもしれない遺伝子の試験的選択肢のひとつ。(←大脳皮質が“新しい脳”なら、さらに新しい脳が生まれる可能性だってあるわけでしょ?と考えたら、こう思った。長い時間は必要でしょうが)

 うひー、結論(?)が出ません。ごめんなさい。


犯罪心理学からの考察
No.11420  Thu, 7 Mar 2002 19:54:45 +0900  こりっこ [この発言にコメントする]

最近、犯罪心理学の本を読みまして、気になった動機の一つに
頭の中が、真っ白になって・・・。 気がつくと・・・。というのがありました。
めったにないのでしょうけれど、本人に、判断能力無しということで、
甘い判定が、下されている場合もあります。

私の妄想になるのですが、悪霊というのが、存在していて、それによって、意識が
取り払われるのだとしたら、それは、本能です。本人の意志です。または、
不幸な、閉ざした過去の八つ当たりでしょう。
考え方として、自分を非難するか、他人を非難するかによっていくものでしょう。

事実に疑いを持たない人間が、非難されると、簡単に人を憎みます。
自分は、悪くないからです。
要するに、考えたらいいのです。何が事実か、他人の気持ちも。
考えられない人は、自分の幸せだけを考えて生きて下さい。
不幸を我慢する人は、無駄な我慢であり、他人に迷惑をかけていくのです。

そういった、こういった、で、最近の身にふりかかる不幸が、恐ろしく、家族に
さえも、警戒心を払う生活を暫く続けたのですが、どうやら私は、人から恨みを
かうような人種ではないということと、常に、理性があるため、怒らせることも
ないということに、自信を持つと、精神的に自由になりました。

・・・警察が来て、外に出ると、彼と彼女は、まだ外にいて、馬鹿みたいな顔を
していました。関わりたくないので、連絡をとっていませんが、きっと、記憶は
ないのでしょう。 一人で、警察署へ行きました。
心理学に詳しい方を とお願いしたのですが、見当たらないようで、ここのHPを
見てもらおうと思ったのですが、PCもないようで、困った人扱いをされ、
真夜中のキチガイへとなっていくのでした・・・・・。


オカルティストのみたものは一体・・・
No.11419  Thu, 7 Mar 2002 19:28:01 +0900  こりっこ [この発言にコメントする]

遅くなりましたが、以前の投稿にレスを下さった皆様。ありがとうございました。
大分、冷静さが戻ってきましたので、もう少し詳しく。

先日の事。レストランに行く前の事。
「二、三日・・」という男性の声の幻聴さんが聞こえてきた。初幻聴。
私の寿命ですか?意識が遠くなりかけ、体は異常な寒さに震え始めた。
あ、、このままでは死んでしまうわ。誰か、助けて。友人にTEL。・・・

その間、何も考えられなく、でも何かを考えないと・・・
ただ、ただ、頭の中でピアノを鳴らしていた。

・・・心配気な友人に、一日何も食べてない事を告げると、では、レストラン
へと。 そこから、彼と彼女は、まったく別人へ。 恐かったです。

何故、怒っているか分かるか? ・・・そんなの分かる訳がない。何もしていない。
あなたは、一月末、寒空の下、凍え死ぬのです。 ・・・どうやら、考えている事
までは、分からないようだ。おびえたふり。従順を装った。

メニューが来た。私だけ。でも、お腹がすいているのに、喉を通らない。
前にいる二人が、恐すぎる。落ち着き払った彼女は、私に、ひどい顔、げっそり
して、くまだらけ。 ・・・そんなはず、ある訳がない。ここぞとばかりに、
文句を言っているのだろう。

緊張、恐怖の限界がきたのか、顔がだんだん上を向いていき、口が開いていった。
意識が遠くなりかける。声だけは、聞こえる。
呼吸が止まっている。でも、目がピクピクしている、と。

一旦、死んだ人が20分後に息を吹き返したニュースを思い出した。
少々、死んだふりをして、この二人を追い払おう。眼球の力も抜けますように・・

眼球も止まったようだ。でも、彼女は、しつこかった。
氷でも、口につめとく? ・・・そんな事されたら、本当に死んでしまう。
起こそうとする。 ・・・どうやら、事件の関わりには、なりたくないようだ。
馬鹿に思えてきた。

もう一度、無理矢理に起こされようとした瞬間。私はきれた。
彼に、強打のビンタを与え、 お前ら、一回死んでんだろ! と怒鳴った。
彼も、はっきりと、そうだよ! と答え、彼女にもビンタを。 さっさと帰れ。

二人を追い払い、とりあえず、警察がくるまで、残りのご飯を食べたのでした・・


Re: 名前について 11414へのコメント
No.11418  Thu, 7 Mar 2002 15:35:37 +0900  Maria [この発言にコメントする]

武田好史さん wrote:
>  『高機能』という言葉のニュアンスが私には良く理解できません。ともすれば、無用な誤解を招く恐れがあると思います。現に以前この掲示板にカキコしてきた人のなかにも、この用語のせいか「自分はお前と同じような馬鹿じゃない! お前のようなやつは死ね!」と、精神障害者の人を罵倒するようなレスを書いた者がおりました。さらには、この言葉の対極におかれた『低機能』の人やその家族が、いわれのない偏見さらされる恐れだってあります。
>  『高機能』だからといって、100%いわゆる『普通』に社会生活を円滑におくれている人は極めて少ないわけですし、そのため適切なサポートを求めている人が多いわけですから……

 えー、じつはこの話、あたしが現在執筆中の『「どっちでもいいこと」が決められない。』をどう書くか、に関連していたりするです。以下はその一部。

---
 一九四〇年代に、それまで「精神薄弱(智恵遅れ)」とみなされていた子供の中に、この精神分裂症によく似た、「智能は必ずしも劣ってはいないのに、自閉傾向が見られる」子供がいることに気づいた人々がいました。
 すなわち、「二歳か三歳の子供に、『自閉』を特徴とする精神分裂症によく似たもの」があるということが、わかってきたわけです。

 この「『自閉』を主たる特徴とする、幼児に見られる、精神分裂症によく似たもの」を、アメリカの精神科医カナーは「早期幼年性自閉症(Early infantile Autism)」、ヨーロッパの小児科医アスペルガーは「自閉性性格異常(Autistic Psychopath)」と呼びました。当時は、「精神分裂症の子ども版」といった認識だったようです。

 で、本来ならこの二つは同じものとしてひとまとめにされそうな気がするのですが、実際にはそうなりませんでした。確かにカナーが報告した病像とアスペルガーが報告した病像はその後「自閉症」というひとつの概念で結びつけられたものの、現在でも「カナー型自閉症」と「アスペルガー型自閉症」は別の概念だとされています。
 では、なぜ「カナー型」と「アスペルガー型」に分けられているか。
 ひとつは、症状に多少差があるらしい、ということがあったようです。

 つまり、

 ●カナー型には、明確な幼児期の言語発達の遅れがある。
 ●アスペルガー型には、言語発達の遅れがあっても、それほど深刻ではない。

という差があると考えられていたわけです。

 あるいは、原因に対する考え方の差、というのがあったようです。すなわち、

 ●カナーは「何らかの原因で精神の発達が阻害された結果、起きるものである」と考えた。
 ●アスペルガーは「性格の極端な偏り」と考えた。

という差があるわけです。
---

 つまり、

 自閉症(カナー型自閉症):精神分裂症に見られるような、極端な精神的孤立(自閉)が見られる精神薄弱(智恵遅れ)児童
 アスペルガー症候群(アスペルガー型自閉症):性格が極端に偏った子供

という見方がそもそもあって、「分類としては『自閉症』(カナー型自閉症)なのだけれど、精神薄弱(知恵遅れ)でない」のが、「“高機能”自閉症」という表現になっているのですね。

 そんなわけで、

 自閉症→精神薄弱(智恵遅れ)
 アスペルガー症候群→ヘンな子供(性格が極端に偏った子供)

ということで、精神薄弱(智恵遅れ)かどうかを判定するのにIQテスト(あるいはその結果であるIQ値)が用いられるので、「IQが低くない(70以上)」=「高機能」ということらしいです。だけどIQ高くてもトロい子供で、あからさまにどっかヘンな子供というのはいるぞ。あーうー。(←実例)

 だけど、そのヘンさ加減が、ただ「変」なのではなく、“味がある”ヘン、しかも「はっきりした特有の味がある」ヘンだというのが、アスペなんでないか、という気がするのですよ。

 うちのJoshyaさんの場合、いちおう健常児で、しかも高IQでした。で、そのJoshyaさんのイトコの子供が、子供の頃のJoshyaさんにそっくりで、しかもアスペであったと。で、それからずーっと経ってから、そのイトコさんがJoshyaさんがどうやらアスペだという話を聞いて、「頭の中で巨大な連環が音を立ててつながった」そうです。

 なんつーか、ホントに味があるんですよ。アスペのひとって。「いい味出してるなぁ」「おいしいなぁ」という感じがします(ちょっと心配だけど)。魚イラストレーターの「さかなちゃん」はアスペでしょう、やっぱり。明石家さんまがさかなちゃんをトークのサカナにしてたけど、さんまはさかなちゃんが単なる「世間知らず」だと勘違いしてました。「枠組(秩序意識)が違う」のが分かっていなかったりするわけです。いわば欧米人とアメリカ・インディアンの会話が噛み合わないのと同じ理由で噛み合っていない。

 カップ麺、という食べ物があります。あれは「即席ラーメン」の発展形ではあるのですが、非常用食料として世界中で活用されているのですね。すなわち、「保存食」でもあるし、宇宙食や登山用携行食料や野戦用食料のような性質も持ち合わせています。
 そうなると、あれを「即席ラーメン」とか「インスタントラーメン」の一種として位置づけるのはいかがなものか。何かそれにふさわしい呼び名があるのではないか。カップスープやカップライスを含めた、何か包括的な名称はないのだろうか。たとえば「準自己完結型保存食料」とか。

 ……アスペの人って、こういうことを真面目に考えちゃうんだよね。「そんなのどうでもいいじゃん」とか思わない。「筋を通す」「節を曲げない」ことに、実効性がなくても、価値を置く。まあ、これが「こだわり」なんだけど、「関係性の発達障害」と「(単なる「こだわり」ではない)“アスペの”こだわり」がセットになって、「アスペ」に結晶してるところがある。

 べつにアスペを讃美しようとも思わなければ、「自閉症には味がない」とか言ってるわけでもないんだけど、なんか「アスペ」っていうひとつの類型、というのがありそうに思うんです。

 だから、アスペの要件として、必ずしも「高機能」である必然性はないんじゃないのかな、と思うんですよ。あたしの場合、IQテストの意味を知っているから高いIQを出せる部分があって、そもそもIQというスケールにどんな意味があるのか、あるいはIQを計ろうとしているという意図を隠してIQテストが行なわれた場合、「高IQの人間に期待されている反応」の通りに反応するかどうか、自信がないどころかぜってー無理だと思ってるし。

 その意味で、高IQ、つまり高機能のアスペって味わいに欠けるところがある気がします。まあ、それはそれでちょっと違う味出してる人もいるみたいだけど(←オレか?(-_-;) by Mr.Moto)。

 (Maria)


Re: 協調運動の困難 11411へのコメント
No.11417  Thu, 7 Mar 2002 15:05:49 +0900  トクメイ [この発言にコメントする]

皆様、始めまして。自閉症成人の「トクメイ」です。
(“匿名”“とくめい”は既にこちらで使われているようなので片仮名書きします)
HNだに使えない失礼をお許しください。

武田好史さん wrote:

> 軽度発達障害児の教育には、その子の特性を吟味して教え方を工夫することができる専門家の協力が不可欠だと思います。
> こういうと奇妙に思う人がいるかもしれませんが、その専門家というのは、他ならぬ私たち『青年期の軽度発達障害者』なのかもしれません。
> 現に『自閉症だった私へ』の著者ドナ・ウィリアムズさんは、発達障害児の学習の手助けをする仕事をしています。
> 我が国でも、どこかの自閉症の専門家が我々のような者に研修を施して、お膳立てをして下さればの話ですが、優れた『学習指導師』が誕生する可能性があります。

すでに、優れた「学習指導師」は、誕生しています。
例えば、ここの管理人の奥様は、やはりアスペでいらっしゃるのですが、優れた「言語聴覚士」です。
あと、ペンギンさんも、療育のお仕事をなさっておられますよね。

なお、ドナさんは、その後、聞くところによれば、我々のような成人を相手にコンサルタントのお仕事をなされておられるようです。

ドナの“診断”を受けたという方もおられますが、
ドナの“診断”で使われる自閉症を意味する言葉は、社会的呼称である autis-um(自閉「者」)であって、医学用語である aut-ism(自閉「症」)ではありません。


Re: 名前について 11413へのコメント
No.11414  Thu, 7 Mar 2002 14:23:37 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

Maria wrote:
> えー、ちょっと古い話。
>
>>
> 「高機能自閉症」と「アスペルガー症候群」は、ときどき使い分けられていますが、「コミュニケーションの障害」と「言語の遅れ」が同一のものを指しているとすれば、言語の遅れのあるなし(あるいは、言語的コミュニケーション障害の程度の差)が「高機能自閉症」と「アスペルガー症候群」を分けるものであり、「アスペルガー症候群」は「高機能広汎性発達障害の一種である」ということになります。
 『高機能』という言葉のニアンスが私には良く理解できません。ともすれば、無用な誤解を招く恐れがあると思います。現に以前この掲示板にカキコしてきた人のなかにも、この用語のせいか「自分はお前と同じような馬鹿じゃない!お前のようなやつは死ね!」と、精神障害者の人を罵倒するようなレスを書いた者がおりました。さらには、この言葉の対極におかれた『低機能』の人やその家族が、いわれのない偏見さらされる恐れだってあります。
 『高機能』だからといって、100%いわゆる『普通』に社会生活を円滑におくれている人は極めて少ないわけですし、そのため適切なサポートを求めている人が多いわけですから…
 

> 「アスペっ子」と言ったときに、この「アスペ」は単純に「アスペルガー症候群」の略ではないように思います。明確な「病像」というか「症候群」というか、「アスペらしさ」という積極的な意味があるように思うんですよ。「まだ飼い馴らされていない野生の思考が、“ことば”として溢れてきている」みたいな感じがするんです。
> この『アスペルガーの館の掲示板』では、「アスペ」あるいは「AS」という言葉に、わりと積極的な意味を持たせて使ってるひとが多いような気がします。
> どうなんでしょう。あなたは「AS」「アスペ」「アスペっ子」という言葉に、どんなイメージを持っていますか?
 私は、ハンディに負けずにおおらかなに育っていって欲しいという意味をこめて、「アスペっ子」という表現を使っています。

がんばれ、アスペッこ!
YOU 'LL SHINE BRIGHTLY,SOMEDAY!(^ O ^)


名前について
No.11413  Thu, 7 Mar 2002 12:17:35 +0900  Maria [この発言にコメントする]

 えー、ちょっと古い話。

 雑誌『日経サイエンス』2000年5月号(SCIENTIFIC AMERICAN Feb. 2000)に掲載された、P.M.ロディエ(Patricia M. Rodier)『妊娠初期に決まる自閉症(The Early Origins of Autism)』というあんまり評判は芳しくないけれど有名な論文があります。

 で、その中の囲み記事によると、自閉症(Autisum)の診断規準というのは三つあって、

●社会的関係の障害
 他人とのつきあいに必要なアイコンタクトや表情、ジェスチャーを示すことができない。気楽に過ごせない。同年代の仲間との関係を築くことができない。

●コミュニケーションの障害
 言葉で表現できず、それを身ぶりで補うこともできない。十分な発語能力を持っているにもかかわらず、会話を開始したり、続けることが困難。言語に異常がある(例:答える代わりに相手の質問をそのまま繰返すなど)。

●興味と行動の制限と反復
 1つの事柄や行動に異常な執着を示す。変化を嫌う。意味もなく日常行動や儀式を繰返し行なう。手をばたばたさせるなどの反復動作。

ということになっているのだそうです。

 で、「広汎性発達障害(PDD−NOS)」は「自閉症の診断規準の一つでも満たさないもの」を表わし、「アスペルガー症候群」は「IQが正常で言語の遅れがない患者」を示すのだそうです。ですが、この囲み記事からは、「アスペルガー症候群」が「IQが正常で言語の遅れがない(自閉症の)患者」なのか、それとも「(広汎性発達障害の)患者」なのかは読み取れません。

 「高機能自閉症」と「アスペルガー症候群」は、ときどき使い分けられていますが、「コミュニケーションの障害」と「言語の遅れ」が同一のものを指しているとすれば、言語の遅れのあるなし(あるいは、言語的コミュニケーション障害の程度の差)が「高機能自閉症」と「アスペルガー症候群」を分けるものであり、「アスペルガー症候群」は「高機能広汎性発達障害の一種である」ということになります。

 さて……ここでちょっとイヤな話をむし返そうと思います。

 「コミュニケーションの障害」と「言語の遅れ」が、あたしたちが知っているAS、あるいはアスペでは、同一の意味を持たないんですよ。
 アスペっ子の場合、その会話の内容が、なんというか、多くの人が「宇宙人と話しているような」「ほとんど異次元」と表現するような、そうした、“多くの人にとって”「意味不明な」ものだったりするわけです。
 これ、いわゆる「破瓜型精神分裂症」、すなわち現実と意味の乖離が起きている人の会話(吉田戦車の『感染(うつ)るんです』の世界)とごっちゃにされてたりするのですが、そうではなかったりします。むしろ、極端に論理的なんだけど、大人のようにその論理が統制されていないので、意味がつかめない。だから、あたしのような日本語について研究している人間にとっては、なんだかとてもよくわかってしまうし、興味も引かれてしまう。その意味では、あたしはかなり典型的な、“統制された”アスペルガー症候群だと言えると思います。ここで問題にしているのは、あくまで“統制された”ね。“社会化した”ではなくて。

 とはいえ、「アスペルガー症候群」の子供が、全部が全部「宇宙人」ではないわけです。そういう「わけのわからなさ」に理解のない親や教師というのもいるわけだし、日本のほとんどの家庭には「親子間の論理的な対話」という習慣がありません。そこには権威とか感情とかに基づく会話だけがあって、「内なる言語」が「統制された言語」として「外なる言語」に成長してゆくことを阻んでいるかもしれません。

 「アスペっ子」と言ったときに、この「アスペ」は単純に「アスペルガー症候群」の略ではないように思います。明確な「病像」というか「症候群」というか、「アスペらしさ」という積極的な意味があるように思うんですよ。「まだ飼い馴らされていない野生の思考が、“ことば”として溢れてきている」みたいな感じがするんです。

 この『アスペルガーの館の掲示板』では、「アスペ」あるいは「AS」という言葉に、わりと積極的な意味を持たせて使ってるひとが多いような気がします。

 どうなんでしょう。あなたは「AS」「アスペ」「アスペっ子」という言葉に、どんなイメージを持っていますか?

 (Maria)


Re: 質問(知能・知恵って何だろう?) 11387へのコメント
No.11412  Thu, 7 Mar 2002 11:52:54 +0900  釈 [この発言にコメントする]

ふれ さんwrote:
>聖書では、悪知恵を次のように戒めています。
>   ☆ヤコブ3:15
>    「それは上から下る知恵ではなく、地的、動物的、悪霊的なものです。」

 私は長いこと「動物的」な母性愛に飢えてました。そしたら出産前の猫が,予行演習に私を抱いて寝てくれました。マザーリング療法です。上等でした。この世から逃げたい気がなくなりました。ヒトの性格を非難しても,誰も救われません。
 神という概念は,本能旺盛な人には薬になるのかもしれませんが,傷ある心には毒です。神経症を養成します。知的な善で健康は作れません。「地的」な底力なしには,生活を続けられません。
 仏は不足を責めません。不足あればこそ,苦を救おうという主体が阿弥陀仏です。


Re: 協調運動の困難 11399へのコメント
No.11411  Thu, 7 Mar 2002 11:49:36 +0900  武田好史 [この発言にコメントする]

>Mariaさんwrote
>> 「学習指導士」みたいな人って、いないのかな。(←「あんたがやんなさい」とか言われそうだな(-_-;))
>私はASについてはまだまだ勉強不足で,言うことが的はずれかもしれませんが,
>もっとASについての認識が広がって,「学習指導士」みたいな人の必要性がはっきりすれば,きっと増えていくのでは・・・と,思ったりしています。

軽度発達障害児の教育には、その子の特性を吟味して教え方を工夫することができる専門家の協力が不可欠だと思います。
 こういうと奇妙に思う人がいるかもしれませんが、その専門家というのは、他ならぬ私たち『青年期の軽度発達障害者』なのかもしれません。
 現に『自閉症だった私へ』の著者ドナ・ウィリアムズさんは、発達障害児の学習の手助けをする仕事をしています。
 我が国でも、どこかの自閉症の専門家が我々のような者に研修を施して、お膳立てをして下さればの話ですが、優れた『学習指導師』が誕生する可能性があります。


Re: 協調運動の困難 11406へのコメント
No.11410  Thu, 7 Mar 2002 10:41:32 +0900  あさかぜ [この発言にコメントする]

Mariaさん wrote:
> 「わからない」ことに魅かれ、「できない」ことに“きゅうっ”となる。「わかるはずだ」「できるはずだ」という信念を大事にしたい。

 失敗をおそれずに挑戦していく意志を育てたいと思っています。現在はむずかしい状態ですけど、励ましは続けています。

> ついつい手をだしてしまったり、「ほら、これはこうするのよ」みたいに答えを教えてしまうのは、子供に対してとても失礼なことだとあたしは思います。

 日常が忙しすぎるのも、ひとつの理由でしょう。病を得てのんびりしてみると、いかに今の社会が突っ走っているかに気づかされます。両親共に働いていないと食えない人も多い時代だから……せっかちになるんだよねぇ。(←人のことは言えないけど)
 娘は小2の夏までおねしょしとったぞ。夜パンツ(大人用の紙オムツ)を履かないと安心できず、眠れなかった。思えば三才半でトイレット・トレーニングを始めてから途中で挫折し、周りじゅうにやいのやいの言われても無視して待っていたら、ある日突然しなくなったんだよ。
 学びとは違う話になったけど、「待つ」ことって大切です。

> 親や教師は、「学ぶこと」「発見すること」の楽しさを、失っちゃいけないんです。べつに、机にむかって勉強しろ、とかいうんじゃありません。目を曇らせるな、日常をいきいきと見つめろ、ということなんです。

 心が曇りの日もありますけど、元気があるときは一緒にはしゃいじゃいたいですね。楽しいことはおとなも子どもも共に楽しめるものです。(わたしの場合は子どもを差し置いてはしゃいでしまうのが、ちと難点)

> 都会を離れたどこか田舎で、自分で作ったお米や野菜やお味噌やお茶の味をしっかりと確かめ、「そうか、こういうことなんだな」と納得する人生とかいうのも、あるはずなんです。それを「隠遁」「逃げ」と見るのは間違いなのね。ただ、それを「伝える」努力はしてくれなきゃ困る。そう思うから、あたしは書きます。

 とーちゃんと虫採りにいくとか、かーちゃんと花摘みにいくとかから始まって、いつの間にか一人であるいは友達と、川へ山へ海へ出かけていく子どもというのも少なくなりました。でも、いなくなったわけじゃないのね。「大工さん」や「農家」になりたいと言う子どももいます。
 まだ希望を失いたくないなぁ。おとなだって、やればできるよね、きっと。

> 子育てって、こういうことだと思うんですよ。べつに、毎日じゃなくていいんです。「そうだ、ちゃんとした朝ごはんをつくろう」という日が、月に一度でもあればいいとおもう。なんだったら年に一度、ちゃんとしたお雑煮を作ろうとか、それでもいい。
> 子供の中に、ぶれない芯を作ってやる。それが教育、それが躾、という気がします。

 いつかは何かになるんだものね。どれだけ「楽しい」を積み上げてやれるかが、大事なんですね……。

> 子供のいないあたしが言うのも、口はばったいけど。

 いえいえ、いずれは子育てするでしょ? そんときゃ仲間よ、楽しんじゃいましょ。たくさん、ありがとうございました(^o^)


Re: とても苦しい。 11405へのコメント
No.11409  Thu, 7 Mar 2002 00:52:31 +0900  Maria [この発言にコメントする]

こーさん wrote:
> ちょっと前まで自分なりに必死で調べて、人格障害かもしれないと思いつつ
> アスペの方もかなり思い当たる節があってここにたどり着きました。
> 宜しくお願いします。

 こちらこそ。m(_ _)m

 最近いろいろあってボーダーライン性格(境界症例とは違います。念のため)の人には冷淡というより攻撃的なあたしではありますが、このサイト、人を甘やかさない(所詮は他人事だし。基本的に他人に入れこまないのが自閉症方面の人間)反面、「自分でなんとかしたい」と思ってるひとに客観的な助言をするという点ではけっこう定評があるようです。

> 会社では部署の人間全てに変人で嫌なやつ、という見方をされていたらしく
> 私がやめるときはみんなで祝賀会をしたことを聞いて本当にショックでした。
> 自分では仕事は一生懸命やってるつもりだったし、人と仕事以外で話すのが
> 苦痛だったので、それを態度にもろに出したり仕事が終わったら
> 機械的にいつも家に帰るという毎日で、今から思えば普通の神経ではこういう
> ことをしないのだ。とやっと分かりました。

 えー、こーさんは男性のようですが、社会性や能力はあるのに自己認識に自信がないという、「自分は普通ではない」という違和感をお持ちであるようにお見受けいたします。

 なんでかっていうと、「部署の人間全て」「みんなで」「いつも」とかいった誇張がある反面、「されていたらしく」「聞いて」「普通の神経では」といった、ちゃんとそれに対するバランスを取ろうとする配慮をしてらっしゃるからです。

 たぶん世の中にはこーさんより傍迷惑な存在は厭んなるくらい存在するし、そういう連中のほうがこーさんよりよっぽどでかい面をしています。だから他人に迷惑をかけていいっていうものでもないのですが、とりあえず、それほど迷惑にならない範囲で人に甘えることを覚えるのもいいかもしれません。

> それでも仲がよかった人はいたのですが、その人たちも私をよく思ってない人と
> 最後は徒党を組んで孤立状態になりました。
> やはり何でも新しい環境がすごく苦手でおびえさえしていたこと、シミュレーションとおりに動いていると(人から何かをしてもらったらすぐに有難うと言うなど)
> 普段融通のきく態度をとってないくせに変に計算高いところがあると
> はっきり指摘されたこともあります。

 役に立ってないクズがどう立ち回ろうと冷笑されるだけです。女性で有能だったらまたそれなりの軋轢もあるので、あたしはこーさんが男性で有能な人だと判断しました。

 嫉妬には対処する方法がありません。有能な人を仕事上のパートナーとして選んだほうがいいと思います。

> 最後には誰も私を相手にしてくれず、後輩からもひどい態度をとられ自信喪失、
> 今ではそのことが尾をひいて早く死んでしまいたいと自虐的なことばかり考えるようになってしまいました。

 あたしにはあたしを認めてくれる大勢のひとがいます。こーさんにもおそらく一人くらいはいるはずです。誰か大事なひと一人に認めてもらえれば、わりと簡単に立ち直っちゃうと思います。

 あたしのよく知っているひとで、結婚したとたんにいきなり若返ってしまい、ご近所で「何があったんだ」みたいに噂になってしまったひとがいます。「どうやらひと回り以上も年下の女性と結婚したらしい」「やっぱり」。何が「やっぱり」なのかわかんないけど、「誰かに愛されている」というのは、絶大な自信になります。

 それ以外にも、「あの人は、何かやる人だ」みたいに才能を信じてくれているひとがいるというのは、やっぱり自信になります。仕事を通じて知り合ったひとが、励ましてくれるかもしれません。「ずっとご無沙汰してていまさら連絡をつけるのもなんだし、ひょっとしたら私のことなんか忘れてるかもしれない」みたいなことを考えずに、連絡を取ってみるのはどうでしょう。忘れられてたら忘れられてたでいいじゃないですか。まあ、恨まれてたら厭だけど、それはそれで反省材料にはなるし。(←あたしもあっちこっちご無沙汰してるなぁ……人に言うまえに自分でしろっていうのよね、まったく)

 そんなわけで……無理せずぼちぼちいってください。

 結果がよければいいですね。あたしも人が不幸になるより幸せになってくれたほうが嬉しいし、それに自分が寄与できたと思うと、嬉しいですし。

 (Maria)

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